雑草さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

(2023年製作の映画)

3.7

コント集みたいな映画だった。
シーンシーンがギャグで切り替わってく感じ。でも、グロ描写もしっかりあって見る人を選ぶ。
個人的に北野映画の好きなとこである悲しい男たちはいっぱいで出てくるから、その意味で
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

久しぶりに見やすくて楽しいMCU。
正直、ストーリーもアクションも普通。
カマラはずっと良かった。もっとミズ・マーベルがみたい。
エンドクレジット後はびっくりしたけど、話まとまるんすかねぇ。

正欲(2023年製作の映画)

3.8

本編では性的欲求について語っているが、すごく普遍的なテーマで誰にでも刺さると思う。多様性っていえば小難しくなるし、話しずらくなるけど、もっとシンプルな話だと思う。友達ができるできないとか、相互理解の話>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

ぜんぜんノレなかった。
いいとこもあった。VFXは良かったし、ゴジラの熱線の吐き方と震電のビジュアルのカッコ良さ。
でも、それを帳消しにするドラマパートの嫌さがあった。
恥ずかしくなるキャラクター造形
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

タイトルの通り、作中ずっと由宇子の中の天秤がグラグラ揺れてた。
正しいと思っていたものが揺らいで、正しいと思いたい方に動きたくなるのはすごく分かる。
絶妙なバランスで保っていた全てが崩れるラストも最悪
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.9

舐めてたけど、めちゃくちゃ面白かった。
前半は原作まんまだけどアイツが出てきてから予想できない方向に連れてかれて楽しかった。
カーアクションあり、呪術バトルありで満足。かなりイヤなラストも良かった。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ良かった。
前半で散々イヤな事、人を散々見せられるけど、後半で全部忘れた。
何かを見返したり、スカッとする訳じゃない、それ以外の大事な物を感じるラストもすごくいい。
あと、めちゃくちゃ笑え
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

スコセッシの新作。
3時間越えの長尺。画としても派手なものは無いが、ずっと観てられる。
主人公の弱さがどうしようもなかった。

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.7

白石晃士監督大好き。
白石晃士監督らしい嫌な暴力満載で良かった。オチの付け方もイヤで好き。

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

3.9

最終章に入ってからは、ずっと食傷気味でゲンナリなりしていたが、今回はすごく良かった。行間の無い会話も気にならないアクションで楽しかった。ただ、決着の付け方がワンパターン気味な気がする

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

長尺で静かで、画的には綺麗なだけどずっと苦しかった。捉え方が分かれうる分からない終わり方が、作品のテーマまんまで良い。どことなく撮り方が是枝監督ぽい。
個人的には今泉監督には原作つきじゃなくて脚本から
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

一作目の雰囲気はもうカケラもないが、気持ちいい位の振り切りぶりで超満足。
大阪、ベルリン、凱旋門、空き家、階段、全てのバトルが他の映画のクライマックス並み。ジョン以外のキャラもみんないい。ドニー・イェ
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.8

白石晃士監督大好き。
本当に終わってしまって悲しい。
今作だけで完結するストーリーでありつつ、全作を踏襲した展開・演出で満足。
ラストも好き。
恒例のトンデモ霊能者達も良かった。
でも、工藤D達に会え
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

全然感情移入は出来ない。
正直に最悪だと思ったけど、人間として物語としては魅力的だとは思う。
章仕立てにされるとワクワクする。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

今敏で一番好き。
お得意のマッチカットがビンビンでやばい。平成初期のジメジメ感が良い。ストーリー展開も惹きつけられて裏切られる完璧。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

かなりテンポがいい。
思った以上にバディ物でそこは好き。
悪魔の目的もしっかりあって良かった。
ただ、全エクソシスト物に言えるけど、パワーバランスが分からん。
でも、楽しかった続きがあるなら見たい。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

子供無邪気さが怖い、使い手の許容範囲を超えた文字通りの超能力がかなり嫌。
めちゃくちゃ静かなラストバトルは良かった。猫のシーンは許さない。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソンの中でもかなり好き。画面とキャラとセリフにかわいいで溢れてる。すごく暖かくて居心地が良かった。宇宙人が可愛い。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

展開もアート映画感も想像してたよりで色々キツかった。画的な面白さを堪能するって意味ではたっぷり大満足。
実はファウンド・フッテージ物

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.8

アイドル映画にしては、思ったよりしっかりJホラーしてて良かった。
マキタスポーツのキャラもいいし、オチも好き。ただ、カセットテープを送った方法が気になった。

SAND LAND(2023年製作の映画)

3.8

テンポよく進んで面白かった。
キャラがいいな、見ていて安心できた。
ここまで、女性キャラが出ないアニメも珍しいと思う。オッサン同士のバトルもいい。

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.6

ビースト達の活躍を楽しみに行ったから不満が残った。バンブルビーからのおもちゃらしいビジュアルはベイ版より好き。
クレジット後の映像は別作品で良くねって感じ

キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

4.2

24年ぶりの完結編。
24年空いたことによるキャストの都合をうまく設定に落としてるヘルマーいないのは寂しいけど。
2よりも増してコメディ色強め。ギャグの合間にストーリーがある感じ。
ラストもトリアー的
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キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

4.5

1よりもコメディ色強めで、個人的にはこれ位の方が好き。
解決に向かっているのか、何かが明らかになったのか、よく分からないけど黄色画面に惹きつけられた。
キャラがいいな、1より好き勝手転がしてて魅力的だ
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キングダム(1994年製作の映画)

3.9

流石に280分は長過ぎて疲れたけど、楽しかった。全体的に黄色味がかった画面が古いんだけど、ずっと不穏でホコリっぽくて良かった。何かが明らかになりそうで、ならない展開の連続で続きが気になる。

メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

コレが正しいんだと思うけど、キルスティン・ダンストには全く感情移入出来なかった。話はある種のセカイ系で、地球滅亡を個々人の精神状態で語るのは良かった。
ラストのメランコリア衝突も劇場で観て、そのゆっく
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

ストーリーは途中だから何とも言えないけど、あるキャラの扱いが雑すぎてかなり嫌だった。あと、敵の動機がよく分からん。予告で死ぬ程見たバイクのアクションは凄いんだけど、それありきの話運びで不満。後半のポセ>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

前作より断然好き。
ババアの過去編って聞いて悲しい過去が的なストーリーかと思ったら、最初からバリバリ異常で良かった。
ミアゴスの凄さがよく分かる映画。
エンディングがいい

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

期待以上に面白かった。
シンプルにアニメとして面白かった。
主人公と大叔父とか、宮崎駿の自伝的作品と考えると読める所も多い。
ジブリにしては珍しく鑑賞後に考えるのが楽しいタイプ。
本当にコレで最後の宮
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

再会の喜びよりも、寂しさ悲しさの方がずっと大きかった。
楽しくないわけじゃないし、良かったとこもある、悪役ミケルセンの怖さと滑稽さとか。マンゴールドも好きだから期待してだけど、コレじゃない感がすごい。
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

全方位にハッピーな映画。
ずっとゆるーく楽しい。
設定一本と魅力的なキャラクターと丁度いい尺で飽きずに観れた。
ループ原因の設定だけ物足りない、

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

正直、期待過ぎた感が大きい。
ビジュアル的な良さは前作同様にすごく良かった。バースごとに変わる絵柄が見ていて楽しい。メインキャラ達もすごく魅力的。とくにスパイダーパンクは最高。欲を言えば、有象無象のス
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

最高!
ヒーロー映画として、時間改変物として、マルチバース物として最高の映画。
人命救助もしっかりするし、タイムトラベルの絵面もいい。
ストーリーもマイケル・キートンバットマンに喰われることなく、完全
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.8

まさに今泉群像劇な映画。
色々な登場人物達のシュールで静かなんだけど、体温を感じる会話劇から、全員集合のラストが良い。最後も笑っていいのかなんなのか分からない感もいい。

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.6

あまりにも長い。
映画全体の尺もそうだし、ゴア描写が長い・しつこい。最高です。
正しくパワーアップした2だった。
アートザクラウン自体が超常の物だから、ラストの展開も受け入れられた。
3も行く。

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

3.9

すごく良かった。
タイトルがすべて。自己中心的な主人公のおかげで、兄弟たちはいいように変化して他者との繋がりを強める。ラストも、皮肉というか、当然というか。
自分本意なやつが、始めたサービスがカウンセ
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