月島さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

…………??

沈黙シリーズにホラー要素を入れてみました、的な無双バイオレンスアクション。

怖い映画を観たのに、ニコラス·ケイジのスタイリッシュなバトルまで楽しめちゃったぜ!
と、思ってくれる層がど
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.4

世界観も作風も前作とはまるで別物…と思っていたら、監督や脚本にティム·バートンの名前が無く…。

作中の雰囲気に狂気や毒もほんのりあるけど、今回は優しさとか家族愛の方が強かった。

それはそれで良いん
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.9

自分もワンダーランドに突き落とされたような感覚になりつつ、最後は元気が貰える映画。

大人になって好奇心を忘れ、
空気を読んで生きるようになる事は
仕方がないことだと思うんだけど、

嘲笑され、呆れら
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.5

「スマホを落としただけなのに」
…危機意識の足りなさ全開のタイトルだけでも、観る側の不安を煽ってきて良き。

途中までは「まぁ、そんなことが起こっても不思議じゃないよね。気をつけようね」程度の展開。
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

3.3

いくらコメディとは言えさ、
東北弁とか
楽器の上達までの過程とか
「ウォーターボーイズ」とほぼ一緒な構成とか
雑な部分がわんさかあるのは どうかと思うんだけど、

ラストのパフォーマンスは掛け値なしに
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ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

3.5

そうそう、男子高校生のノリってこんな感じだ。超青春映画。

いろんなトラブルに見舞われつつも、
自然と周囲が味方したり
超展開で助けられたり…笑

ラストのパフォーマンスは、こっちもその場にいるんじゃ
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.9

懐かしさも出しつつ、
人造人間編のリブートもしつつ。

過去の「超」シリーズよりスケールは小さいけれど、ドラゴンボールの続編として一番しっくり来る内容だった。

世代交代に失敗してしまった中で、
悟飯
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.0

え、普通に良い話…。

原作というか、ベースになった実話とは
いろいろと違うようだけど、これはこれで素敵。

タイトルは"ファイナルファンタジー"ながら、ゲーム要素は控えめのホームドラマ。不器用なお父
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

生存者vs生存者とか
噛まれたけど俺は大丈夫とか、
そういう人間同士のゴタゴタがない
優しいゾンビ映画。

研究所から被験体が逃げたり
軍が隠蔽しようと躍起になったりと
お約束もあるけど、主軸はダメ男
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告白(2010年製作の映画)

3.7

"親と子"をテーマに負のスパイラルを描いた問題作。

悉くロクな登場人物がいないのだけど、
多少まともな人がいたところで、
きっとこの物語はどうにも出来なかっただろうな。
主人公の"森口"がまずブレな
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カン・フューリー(2015年製作の映画)

3.3

グロに興味を持ち始めた男子中学生が、
衝動のまま書いた空想小説のような物語。

一見チープでダサいんだけど、
「エンドゲーム」はこれを参考にしたんじゃないか、と思えなくもないプロットには正直驚いた。
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.9

狼と七匹の子ヤギ…の皮を被った、おぞましいお話。

ホラーな雰囲気出てるけど、サイコスリラーの方がピッタリかと。

悪意と狂気の沙汰。
アレが狼なら、ヤギは"何"だったのか…?

徹底的に不気味で胸糞
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

アガサ·クリスティのポアロと刑事コロンボを足したような王道ミステリー。

派手さはないけど、キャストのおかげで華がある。ちゃんと、映画として面白い。
ジェームズ·ボンドやらキャプテン·アメリカやら…俳
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.3

何回観ても、やめ時が分からなくて
最後まで観てしまう。

「賢者の石」で感じた
大人も子どもも魅了する冒険譚、
最高のジュブナイル映画も
いつの間にか死が隣り合わせのダークファンタジーに様変わりしてし
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

サム·ライミ、すごいな…。

ホラーとヒーロー物の美味しいとこ取り。

いろんな形で"愛"を描きつつも、MCU史上 断トツで凄惨だし、しかもそれをやっちゃうのは誰か…という話。
同監督のホラーには及ば
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ルクソーJr.(1986年製作の映画)

3.9

Pixarのオープニングって、なんで電気スタンドなんだろう?

…と思いつつ調べもしなかったけど、
これのことだったのか。

電気スタンドの親子がボールで戯れるだけで、特にオチもない話。
でも、この擬
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

「君の名は」の次にやるからこそ、意味も価値もあった気がする。

奇跡が起きても全部が丸く収まる訳じゃない。その辺は運命から何もかも勝ち取った前作へのアンチテーゼ?

何かを選び、何かを捨てる
その決断
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

超絶ヒットして社会現象になったのが
つい先日のようで…
月日の流れは本当に速い。

物語そのものは斬新ではないし、
何ならまあまあツッコミどころがあるけど、勢いで最後まで駆け抜けた感じ。
その上で、し
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

初心に帰った魔法動物ファンタジーと
イケオジ魔法バトルの見事なフュージョン。

重くて暗い未来しか感じられなかった前作ラストだったので、少し観るのを躊躇っていたけど、良い意味で裏切られた。

マッツの
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.2

昔流行った、ケータイ小説にありそうなお話。

えー…そこで終わるの?
と思ったけど、短編だからこそ
その先について想像の余地を楽しめるのかな、と。

これをほぼ1人で作った、って…とんでもないな。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3

遠距離恋愛の経験者にはぶっ刺さるんじゃないかな…。

「One more time, One more chance」は名曲中の名曲だけど、自分はこの作品を知ったがために、今でも聴くと苦笑いをしてしま
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晴れ ときどき くもり(2009年製作の映画)

3.5

雲が赤ちゃんを作り、コウノトリが親のもとへ運ぶ。

有名なおとぎ話を、Pixarらしくウィットに富んだ演出で魅せてくれた。

作中のコウノトリが良い奴すぎる。

そんで、雷雲は彼?に甘えすぎ…難易度下
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

3.8

そうそう、こういうので良くない?
「タイガー&バーナビー」の本当の始まり。THE·王道な続編。

ヒーローが「仕事」だからこそ、
歳を取り衰えていくからこそ、
虎徹の苦悩が絵空事じゃなくてリアルに感じ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

影響を受けやすいだけなのかもしれないが、こういう映画を観ると、家族や家を大切にしなくちゃな…と思う。

海面上昇によって「リアル積み木の家」を余儀なくされた、優しいタッチとは裏腹のハードな世界。

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劇場版 TIGER & BUNNY The Beginning(2012年製作の映画)

3.0

本編最序盤の総集編+新規カット+映画オリジナルエピソード。

自分も歳をとった今、また虎徹の冷遇時代を観るのはちょっとしんどい。

続編への伏線はない。
虎徹とバーナビーが信頼関係を築くまでのプロセス
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キャビン(2011年製作の映画)

3.5

ホラー映画のお約束を詰め込み、皮肉でじっくり煮込んだ良き作品。

中盤で物語の秘密が明かされたとき、
冷める人もいるかもしれない。
でも、すんごい柔軟な発想だし、
ちゃんとホラー映画が大好きな人たちが
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おともだち(2014年製作の映画)

1.5

Filmarks内で『あたおかあさん』と比較されがちな本作。

テンプレ通りのミュージシャンかぶれに、ごく普通の女の子2人が振り回される。

生々しいし、タイトルが「おともだち」なのも嫌味で良い。
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マーベル・ワンショット:ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事(2011年製作の映画)

3.5

何のひねりもないタイトルとは裏腹に、
コールソンが小粋なアクションを見せつける。

ガソリンを入れてる間の出来事、ってのもニクい。

映画でも彼の活躍が見たかった。

マーベル・ワンショット:相談役(2011年製作の映画)

3.5

なんと懐かしい2人!

ハルクを助けるために、ロス長官が嫌がることを考えるお話。
やっぱりトニーは頼もしい…。

そういえば、ヤツがシャン·チーに出てたこともいずれ明かされるのかな。

南の島のラブソング(2015年製作の映画)

3.3

短編映画ではなく、MVとか「みんなのうた」を観たような心境。

歌はとても良いけど、淡々と話が進むから、正直"ハッピーエンドで良かったね"って印象しか残らなかった。

あらすじも何も知らない状態で、映
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

いや、楽しかった。

ゲームと現実世界がリンクする系映画の、新しい形。

ガイの素性は脚本家が違えばホラーやサスペンスにも成り得る設定だけど、本作ではそんなことはなく…。
パロディ満載ながらそれに頼り
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.1

誰かが「胸がスカッとする映画」だと言っていたけど、全然違うと思う。

トントン拍子のように描かれるフォレストの成功。でもその影には、いつも誰かの痛みや悲しみがあった。

しかも、彼が本当に求めるものだ
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ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

3.9

Pixarのショートムービーでは鉄板の、
子どもの成長もの。

自分の子を見ているようで愛らしい。

ひな鳥の目線で見る自然の壮大さが、
美麗なCGで素敵に表現されている。
どんどんクオリティが実写ば
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風の電話(2020年製作の映画)

4.0

心の痛みを否定も肯定もせず、
ただ静かに寄り添ってくれる映画。

登場人物たちのフィクションとは思えないリアルさに、胸が苦しくなった。

明確な起承転結はないし、感じ取らなくてはいけない部分も多い。
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.9

ゾンビパニック物ながら、
機転が効くような、一芸に秀でたキャラがいるわけでもない。

騒動の原因も最後までわからない。

一貫して一般人の目線で描かれているので、映画的な展開の中にもリアリティがあって
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良いビジネス(2017年製作の映画)

3.4

エイリアンとの武器取引のお話。

相手を見下すことって
非常にリスキーだし、

扱うモノが武器である以上、
相手が人外だろうと
結末は「そりゃそうなるわ」と妙に納得しちゃう。

こういう星新一の小説み
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