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和田憲明さん演出の舞台を映画にしたような作品。終わるまで不思議な緊張感。感情をどこに合わせればいいか分からず奇妙な感覚。それにしても圧倒的な演技力。
史実を観ることよりも建物や音楽や衣装、当時の文化など芸術的な観点で楽しめた。
台湾青春映画にありがちなきらきらした直視が難しいところをバランスよく削いでいるので素直に見られた。
細かい演出がクスッとさせられたり、ドキッとしたり。なんでもない話のようでフィクションの強みを生かし飽きさせない2時間でした。