ごとうさんの映画レビュー・感想・評価

ごとう

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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.5

映画の登場人物がスクリーンから飛び出して主人公に恋をする。そこに登場人物を演じた役者も現れて・・。

表向きにはロマンチック・ファンタジー。
しかしそううまくいかず、メッセージがある所が好みだ
(愛情
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

エドワード・ノートン初主演にして怪演作。
目が変わるところが印象的です。

最後のどんでん返しは見る者の善をえぐりとっていきます。
初見の時はラストのリチャード・ギアと同じ顔をしてしまいました。

ブラザー・サン シスター・ムーン(1972年製作の映画)

5.0

13世紀イタリアのアッシジの裕福な商人の息子フランチェスコは戦争で負傷してから人が変わり、鳥、花を愛し、富や財産を拒絶する。
この映画はフランチェスコがキリストの教えに目覚め、ローマ教皇に謁見するまで
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天国の日々(1978年製作の映画)

4.3

農場で働く若い男とその恋人、彼女に恋した農場主との愛憎劇を男の妹の視点から描いた作品。

広大な麦畑の風景、空、
とにかく圧巻の映像美にやられます。
映画というのは映像で語られるストーリー、芸術だとい
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.7

第一次世界大戦で重傷を負い、目も見えず、耳も聞こえず、両手足をも失った兵士。
意識と感覚はある彼は父親との釣り、恋人とのことなど回想にふける。

白いシーツとマスクに覆われたジョーの「存在」を映した無
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

4.2

スポーツエージェントの現状に疑問を持った主人公が味わう挫折と成功を通してアメリカのスポーツ界が抱える矛盾を浮き彫りに。
理想と現実のギャップが胸を打ちます。

イケメンなのに何か足りない感のあるジェリ
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パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)

4.8

時代錯誤の理想を胸に抱いて進撃を続ける孤高の英雄パットン将軍を描いた一代記。

過去の戦場、古代の英雄の生まれ変わり、
メインテーマ冒頭のラッパの音を聞くと高揚感を感じます。

ジョージ・C・スコット
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愛がこわれるとき(1990年製作の映画)

3.2

先日午後のロードショーで放送していたので久しぶりに見ました。

偏執的な夫から逃れ、新天地で自由を取り戻そうとする女性の命がけの戦いを描くジュリア・ロバーツ主演のサイコ・スリラー。

若いジュリア・ロ
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.3

まず始めに一糸乱れぬ教練に度肝をぬかれます。
このシーンがあるからこそ、軍の規律や軍人の発言に説得力があり緊張感を持って見られました。

軍内部の正義もさることながら、著名な父親の重圧を背負って生きて
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あの子を探して(1999年製作の映画)

4.3

中国の田舎小学校の子どもたちと13歳の臨時教師になった少女の話。
この映画は役と役者の名前が完全一致でプロの俳優を1人も使っていません。

ホエクーがいなくなってから、どうしたらホエクーを連れ戻せるか
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.2

トム・クルーズのガンアクションもさることながら、ナイトクラブの銃撃戦の後のタクシーの中でのマックスとヴィンセントの緊張感ある言葉のやりとりが素晴らしい。

ヴィンセントはマックスの夢を粉々に打ち砕いた
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

「自己実現」か「愛(人との共感)」の選択をストレートにテーマにした、たらればファンタジー映画。 
モチーフは名作「素晴らしき哉、人生」。 映画ファンなら見たらわかりますね。 

 冒頭の場面を見直すと
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ハスラー2(1986年製作の映画)

3.9

ポール・ニューマンがアカデミー賞主演男優賞を獲得した映画。 

ファンからしたらこの映画じゃなく「ハスラー」「暴力脱獄」(「明日に向って撃て!」「スティング」)「評決」辺りで獲得して欲しかったという異
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ハスラー(1961年製作の映画)

4.5

映画のラスト、ファッツとの勝負を終えて、エディがゴードンに感情をぶつけるシーンがずっと忘れられない。 
そのシーンに出ている俳優たちにめちゃくちゃ痺れた。

ここ数年、何かに行き詰まった時、負け犬にな
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エグゼクティブ・デシジョン(1996年製作の映画)

3.8

「沈黙してても大丈夫か?」 
「大丈夫だ、問題ない。」 

テレビ東京風に自分がCM作るならこんなキャッチコピーがついたに違いない。 

「スティーヴン・セガールがいつも通り大した困難もなく、敵をバッ
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潮風のいたずら(1987年製作の映画)

4.2

実生活でも最愛のパートナーとして暮らしているゴールディ・ホーンとカート・ラッセルが共演したロマンチックコメディ。
笑って、笑って、最後はホロリとするゴールディ・ホーンの魅力満載でわざとらしいストーリー
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

淡々と静かに進行していくロードムービー版「クレイマー、クレイマー」というのが途中までの感想でしたが、終盤トラヴィスが「のぞき部屋」でマジックミラー越しに妻と再会し、告白するシーンで一転。

かつてトラ
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.8

アメリカンドリームを描いている貧乏だった青年が金持ちの娘に恋をし、「陽のあたる場所」を求めてあがき、悲劇的な結末をむかえる。 
打ち上げ花火が一瞬で終わってしまったような、何とも言えない儚さが印象的な
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あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

3.8

冬に見たい映画。
この映画の最大の魅力はヒロインを取り巻く人々があったかい事だと思います。

毎日が孤独だったルーシーの心が家族の優しさに触れて癒されていく過程がすごく上手に描かれている。 家族勢ぞろ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.4

夢の中の夢というのは誰でも一度は思いつくと思うけど、夢に関する独自のルール・設定が面白いし、共感できる説得力があった。
劇中ちゃんと説明されているから好感が持てます。(再見必須で複雑ですが)

この映
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

5.0

器用に振舞おうとしても不器用なサラリーマンと魅力的だが男運の悪いエレベータガールのヒューマン・ラブ・コメディ。 

ビリー・ワイルダー監督の映画って気の利いたセリフと会話のテンポが良いから観易くて好き
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.2

孤独な青年が軍隊という集団生活の中で、心許せる親友・恋人と出会い、愛を知り、暗い過去と決別し成長していく青春映画。
 初めて観た時、この映画があまり好きじゃなかった。 
感想も主題歌は良いけどお話的に
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.2

過去に飛ぶ主人公が自分の最愛の人を救うため良かれと思い、何度も何度も過去を変えようとするが、一人を救うと誰かの未来が不幸になってしまう。あちらが立てば、こっちが立たないの繰り返し・・・。
「人生はうま
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ある日どこかで(1980年製作の映画)

5.0

僕の偏愛映画。
安易な方法でタイムトラベルをする点はさておき、 時間と空間を越えて愛を貫くというテーマがジョン・バリーの音楽との相乗効果で胸に響く幻想的な映画。
特にラストシーンは本当に切なく哀しく美
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.7

この映画を一言でいうなら 「シュワ流〝007〟的超ド派手スパイアクションコメディ映画」。(長いか) 

自分の妻の浮気現場を押さえるためだけに組織のスタッフを総動員するのか!? 
嫉妬で特殊チームまで
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テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

4.5

当時ファンタジー映画かなっと思って油断してたら、不覚にもボロ泣きさせられた映画です。

ジョシュ・ハッチャーソンの少年の微妙な心の動きを表現した演技は涙を誘うし、
アナソフィア・ロブが可愛すぎ、魅力的
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

5.0

この映画は僕が洋画にハマッた記念碑的作品で、 青春真っ只中だった十代の頃、どんな時にもユーモアを失わず軽やかに生きていく2人に憧れてた。 僕にとっては泣きたいくらいに輝かしい青春映画だ。 

ポール・
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.2

あらすじだけを読んだら非現実な絵空事と思ってしまうのですが、観始めたらすぐストーリーにのめり込みました。
登場人物の心情、生活環境などを真面目に丁寧に描いていて現実感を出しているからかな。 

この映
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