すすかぼちゃさんの映画レビュー・感想・評価

すすかぼちゃ

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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.5

現代では寂しくなったコンプラ違反祭り。色素沈着させたダウニーjrは笑いました。豪華キャストと中身スカスカのパロディコンボの組み合わせが個人的には大好き。業界への嫌味と愛が凄いです。マコノヒーすぎるラス>>続きを読む

クリスタル殺人事件(1980年製作の映画)

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刑事の甥を応援したくなります。ピースが足りないと言うよりは、抜け落ちてたという感じ。距離感を錯覚しやすい現代こそ、ビタッとくる題材にも思えます。ほんま要らんことせんようにしよ。ラストのココアは凄い好み>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

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犬は無事、でお馴染みの映画。なんだか異常さよりも稚拙さが目立ちました。いやまあ勿論バグなんだけど。俯瞰と接写の繰り返し、主人公の張り付くようなアングルは気持ち悪さ倍増でした。叫ぶ・喚く・反撃は不在だけ>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

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アガサ作品なのに探偵不在といっても過言ではないです。雰囲気と呆気なさは好みでしたが、前半ちょっと弛みます。“ねじれ”で済めば良いけど、完全にネジ外れちゃってると、ね。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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幻覚と現実とシナリオが入り混じって、それはもう悪夢でした。母親コンプレックス凄いよね。歪んだ母胎回帰。まさしくMW社の“映画”を観ていた訳で、私たちは傍観者。ラストの観客たちそのものでした。ただ個人的>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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誇張した皮肉に嫌味を塗り込んだ87分。弱腰のくせに感情的すぎる夫と、女を煮詰めたような妻。社会の嫌なところを転写させたような面白さがありました。黒人に探させるなんて迷い犬を中国人に探させるようなものよ>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

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小説より奇なりと言えど出来過ぎかなと思ったら、脚色は強めに入っているそう。ただそれを差し置いても多方面に尊敬でしかないです。学生時代に数学4点で、エンジニアと言えど機械に使われている私には理解の外の人>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

デルトロ色満載の豪華キャスト作品。重ねる罪やオチについては序盤で勘付いてしまうものの、世界観に取り込まれます。見世物小屋に到着した時点で暗示まみれのミイラ取り確定演出入ってました。冒頭の強調されたほど>>続きを読む

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

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両親が初デートで観た映画らしい。シンデレラストーリーかつディズニーの下で、売春婦やドラッグを扱うのって結構攻めてるなあと思いました。女性の強さだとか男の金でどうとか賛否あるらしいけど、背伸びせず純粋に>>続きを読む

フレッシュ(2022年製作の映画)

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面白いけど悪趣味な、爽やかバッキーご堪能映画。ごく一部の狂った層には、若い女性はF’L‘ESHにしか見えんのだろうし、同じ境遇の女性でさえ敵になる場合もあるのだろう。実際そうだよね。デリカシー0男に始>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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タマトアの吹替がROLLY、お婆ちゃんが夏木マリだったのは私得でした。正直、ヘイヘイがいなかったら観てられなかったです。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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3人それぞれの視点や捉え方。挨拶のキスをするマルグリットの表情なんて絶妙でした。現代でさえ難しいのに、女性の「勇気」だけでは片付けられないです。ただ個人的にカルージュの脳筋っぷりは憎めなかったなあ。作>>続きを読む

ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

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映像美。いくつになっても物事の見え方に気付くまで、知らないものって怖いよね。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

カルト晩餐会。食べずに味わってほしいとのことだったので、しっかり。いつも映画について能書き垂れててごめんなさい、とお伝えしたくなる映画でした。自分で足掻くこともしない口先人間にならないよう気を付けたい>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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小学1年生の時に父と、エディマーフィー版を映画館で観ました。思い入れがあったんですが、今作は別作品として観ても正直キツい。テンポも中弛みも酷いし、全体通して既視感のあるカットが続きました。中途半端なゴ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

単なる問題提起と皮肉ではなく、その意識の少し先。エッジの効いた作品でした。ただ、そぐわなさから滲む違和感の連続で勘付くので、どんでん返しとはいかないです。水面下に潜む差別だと言う人もいるけど、そもそも>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

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映画というより映像芸術。ヤンシュバンマクイエル作品の中では比較的わかりやすくて、親切な方だと思います。ただ中弛みするのと、拘束されてる状態で感性を擦り付けられるような感覚になるため人は選ぶと思います。>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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酔ってるマッツの色気に酔う映画。お酒は人生の友、ただ付き合い方を間違えると悪友にもなるってことを教科書通りに教えてくれます。ミドルクライシスだけでなく、ちょっと躓いた時に小さな勇気と勢いをくれる酒。で>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

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物語自体は蛇行のない一本筋なんだけど、希薄なくせに鬱陶しい人間模様がまとわりついてきます。劇中の「放射能がうつる」なんて言葉、平然と吐ける人間が現実にも居ることが情けない。自分より弱い立場に手をあげて>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

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染まりやすい人は一定数いるよね。学校の先生って仕事は本当大変だよなあとつくづく思います。この家族に御誂え向きのグリム童話っぽいハッピーエンドなんじゃないかな。あんな広い家で家事とか、ジャービスいても嫌>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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ただ緊張感とストレスが続く100分。大舞台の密室劇。原作や神の教えにはあまり明るくないので、詳しくは解釈できませんが、黙示録の四騎士が犠牲心をなすりつけにくる映画でした。個人的には“都合がよすぎる偶然>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

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ビョーク怪演。遺伝性の若年性緑内障を患っているので、前半は他人事ではなかったです。セピア調の美しさ、手持ちカメラの視線感、ミュージカルの明るさ、どれも反して現実のシビアさを訴えてきます。セルマに身勝手>>続きを読む

ファウスト(1994年製作の映画)

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3歳の時に父親に「アリス」を観せられたことでトラウマになったヤン・シュヴァンクマイエル。大人になってから観る監督の独創性と不快感は癖になります。彼の手で映像化されたことで難解さが増すゲーテ「ファウスト>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

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ハロウィン鑑賞。今作も粋で洒落た美しさ。映像を観てるはずなのに文章を読んでるような感覚に陥るのはクセになります。彼の幼少を彷彿させるようなオマセ少年が凄く良い。説明が過剰だったりツッコミどころはあるけ>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

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アニメ同様テンポがいい。1期→今作→2期なので観ました。計画性のなさと、切り替えの早さには笑いましたが、名言が聞けたので満足です。正直もう2期いいかなあ。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

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バリ島に行きたくなる楽しい映画。良いこと後回しにしないようにしなきゃね。2大主演はもちろん、ポールめちゃかわいい。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

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ダンス!音楽!夢!な映画。個人的には社長が10代相手にしつこく口説くとこ、ちょっとしんどかったなあ。昼でも十分目に留まるやろ。夢に向かってアクションを起こす周囲と、スタートラインさえ越えられないアレッ>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

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母娘愛が切ないとか聞いてたけど、どこがやねん。身勝手すぎる大人たちと、不安定すぎるママ。愛ってより執着。最後まで家族ごっこ、親子ごっこでした。ただ、粗さはさておき作品は楽しめました。廊下からのアングル>>続きを読む

127時間(2010年製作の映画)

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彼のことをTV番組か何かで知っていたからこそ、10年以上避けていた映画。骨の一本も折ったことない私は、選択肢に出ても考え付かなかったことにすると思います。“生”にしがみつける自信もないし、ましてや最後>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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一瞬を大切にだとか、生きてるって当たり前じゃないとか、その辺りは正直ありきたり。ただ、夢が手に入った途端、気付けば歩いたり食べたりと同じ“ただの生活”の一部になっていること、ドロシアが語った魚と水の話>>続きを読む

魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

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前作は小学生の時に劇場で観ました。当時はアニメと実写の切替に心鷲掴みにされたなあ。今作はジゼルの変わらなさに衝撃を受けました。めっちゃ明るいワンダビジョン。ディズニー全開のストーリーに、セルフオマージ>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

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正直ダレちゃって中盤以降しんどかったです。展開もそうだけど、好感をもてるキャラクターがいなかったこと、社会的に弱い立場の人物しか出てこなかったことが原因かなあ。人生とも呼べる大事なものの別れから、再起>>続きを読む

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

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クールでキュート。恋愛要素がなくサッパリしていて好みの作品でした。親子愛にグッとくるケルトディズニー。もうちょっと評価されてもいいのになあ。ただ“おそろしの森”って感じではないです。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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かなり話題になってたけど人種がどうとか以前に、ハリーベイリーのクールな印象が、アリエル特有の無垢な純真さや無邪気な幼さより優っていて、先入観ゼロを意識をしてても違和感が残ってしまいました。笑顔が可愛い>>続きを読む

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