なんちゃって社長さんの映画レビュー・感想・評価

なんちゃって社長

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絞死刑(1968年製作の映画)

3.9

☆創造社時代の大島組総出演の低予算映画、実は初めて見ました。
☆大島組の役者陣プラス素人文化人のアンサンブル劇=コメディ。後年にもこの特徴は続くんですね。
☆役者:渡辺文雄、佐藤慶、戸浦六宏、小松方正
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

☆最初のシーン。午前4時のバーで、東洋人の男女と白人の男の三人がこちらを向いて飲んでいる。その関係を、画面に映らない人物達が予想している。
☆からの、坂の街(階段の街)ソウルへ。景観破壊のごちゃごちゃ
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風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

4.0

☆小泉今日子より浅野忠信を視姦してる映画では?(初見のときも、そう思った気がする)
☆小泉さんの声が可愛いいけど、やや一本調子。バッカみたい、バカじゃないのー。
☆柄本明が主人のロッジ?宿泊客含めて、
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

☆オープニングの上陸シーン。飲み込まれそうな高い波を背景にマイケルナイマンのあの有名なスコアが高鳴って、タイトルバックにホリーハンターから始まるキャスト名、ジェーンカンピオン、マイケルナイマンと続く。>>続きを読む

ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

4.4

☆画面手前から奥への移動が一番映えますね!荷物(ベビーカーならぬベビーリュック?)を抱えて間違えて列車に乗りかけて、追いかけてきたお母さんと荷物を交換。列車に乗ったつもりが乗用車。列車は、線路に沿って>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.1

☆詩ではない映画。人を探すエンターテイメントの映画の作りでした。然も、盛り立て方上手いですよね、エリセさん。最後の映画上映のシーンに、関わってきた人達が集結するのがいいですね。
☆エルスールの映画館が
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香も高きケンタッキー(1925年製作の映画)

4.0

☆生々しい黒光りの馬。きれいな画面!
☆こんなストーリーだったんですね。あの厩舎のおじさんが主人公(人間のほうの)になるなんて、わかんなかったですね。
☆Jファレルマクドナルドの眉芸!?
☆Mr.バー
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.2

☆冒頭のシーン(馬、アヒル、山羊etc→小窓から室内へ→眠っていた主人公に水がかけられる場面へ)
☆門を出て一本道を馬に乗って画面奥から手前へ
☆ショーンハリスのアーサー王
☆セットの森、沼
☆グリー
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

☆顔面アップのバリエーション!
☆スターリングヘイドンのイカれぶり!
☆ジョージCスコットのコメディ演技素晴らしき!
☆ピーターセラーズ三役圧巻!
☆特に、やっぱり、博士が!あの右手!!
☆これがブラ
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煙突の見える場所(1953年製作の映画)

4.3

☆上原謙のナレーションと芥川也寸志の重厚だけど軽みもある?スコアで始まるオープニング。
☆主要キャストの登場シーンが効率よく続きます。三好栄子→田中絹代→上原謙→中村是好→北ラジオ店の店主(誰だろ?)
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.5

☆ジャンジャックアノー この時から塔を燃やしてたのね
☆鉤鼻の人多数
☆ショーンコネリーの声とセリフ回し、心地良し‼️
☆塔の前の斜面、その撮り方❣️うっすらとした積雪、霧、貧相な草

劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

3.7

☆ポーカーフェイス中村哲
☆堰
☆次男の死、本人の死
☆水路に水が満ちてくる
☆石橋蓮司ナレーション
今は亡き京都みなみ館にて、ロングランで上映してたので、根負けで観てしまった?

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.7

☆霧、朝靄、砂嵐、黒い砂
☆矢
☆板間
☆馬上のバストショット
☆森、動く森
☆機敏な三好栄子
☆高堂国典の謡曲
☆浪花千恵子わからず

(1928年製作の映画)

4.1

☆やっと観れました。
☆思い出すと、風(砂嵐)の音聞こえます
☆字幕少なめで、状況は主にリリアンギッシュの目の芸で把握する感じ
☆リリアンギッシュ表情豊か過ぎる❣️
☆死体埋めたのに、風で表出してくる
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.3

☆吉川満子「おやかましゅー」
☆長屋住民でのセッション(坂本武宅)笠智衆の歌素晴らしい👍皆でお茶碗なのか湯呑なのかを箸で拍子をとって、節回しのクライマックス?で、全員で箸を上げるのカッコ良し
☆ラスト
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猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

4.4

☆街の風景ショット 角度 切替り 心地よい
☆巨大団地空撮 工事前 工事後
☆猫の目線の超ローアングル
☆窓 窓から外を見る猫 窓にぶつかる鳥
☆複数猫の交錯シーン 素晴らしい❣️❣️
☆団地映画の記
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.8

☆二人でクルマに乗って旅に出るまでのスピーディな展開。何を省略したんだろ?
☆あの年頃の女性二人を主人公にした映画を、あのスケールで作品化すること、アメリカの懐の深さ。MGM製作!!
☆ハンスジマーの
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.4

☆都市(街)を描く ソウルの衛星都市仁川(インチョン)が舞台 ソウルまで40km
☆ペドゥナの実家のサウナと地下鉄の入口
☆ジョンが祖父母と暮らす貧しい家とその界隈(坂道)、家に至る道(線路)
☆港(
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

☆ランディニューマンのスコア!
☆エレノアが素晴らしい!ジュリー・カプラー
☆レナードのお母さん!
☆ルーシーが歌うシーン 劇伴のピアノ
☆廊下、扉、窓、鉄格子
☆短い目覚め 与えてまた奪う それが人
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Here(2023年製作の映画)

3.9

☆三連休真ん中日曜日のル・シネマ。ほぼ満員!での鑑賞。
☆都市の緑がテーマ?PERFECTDAYSの東京やエドワードヤンの台北。
☆ブリュッセルなのかも不明だが、街の雑踏は映さない。でも都市だろうこと
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鶏はふたたび鳴く(1954年製作の映画)

3.5

☆世の中さん(ヨンナカさん)=佐野周二、サーさん=中村是好、バクさん=坂本武、ガクシャ=?、ゴクラクジ?=佐竹明夫。
☆蝶子は二役やってませんでしたか?前田のご隠居とヨウコさん別宅の仲居さん。
☆郵便
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

☆今回は東京の西ですよね。今回の舞台は。でも固有名詞のヒント少ない。新幹線が通ってる・富士山が大きく見える・馬込(駅は架空?東馬込ってなってたような、乗り過ごした列車は、東急で五反田行きだけど)。
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

☆短いカット(ショット?)の積み重ね、ミュージックビデオ的になりかねないが、そうなってないのが好感
☆ブローカーの顔は見えない。声は聞こえる。少し姿形も見える。この映画をスリリングにしている大きい要素
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ベリッシマ(1951年製作の映画)

4.1

☆恥ずかしながら、初ヴィスコンティ
☆画面が立体的、奥で何かしてたり。
☆ストップモーション的なシーンありませんでした?
☆モブシーン、全部いい❣️
☆看護医師 インシュリン注射💉
(ローマ中の市民を
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

4.0

☆無駄口を叩かない。でも映画の伝統的技法を使って、過度な感情移入を避け、乾いたユーモアを滑り込ませてくる。
☆冒頭の運転手(+助手席の男)、トラクターの男、途中でパンクしてしまうトラックの運転手のおば
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

☆ドラッグアラカルトショー!?
☆ハーベイカイテルの肉体、筋肉、一物。
☆子沢山の家庭
☆ドジャースvsメッツの挟み方、上手すぎませんか?アンカットダイヤモンドは、ここへのオマージュ?
☆ラストシーン
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奇跡(1954年製作の映画)

4.2

☆室内劇ということに惑わされて、もっと登場人物が絞られている印象が残ってたが、登場人物それぞれ決して紋切型ではなく、しっかり造型されていることが、わかりました!
☆ボーエン家のお父さん(宮崎駿風)、長
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.7

☆潜入捜査官物。ばれそうになる緊張感では、フェイクが上かなぁ。
☆トニーレオンのスター感‼️
☆映画館での情報受渡し(崖上のスパイ)。
☆屋上での密会
☆最後のトニーを撃ったのは誰?背後から撃たれたと
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

☆無口な殺し屋=ジャッカルの日 独白はこの映画だけかな?だから無口だけど饒舌に感じる。
☆首ポキポキ、屈伸、水廻り綺麗にするところ、整理整頓(倉庫、衣類の旅行鞄への詰め方)
☆パリの失敗からドミニカま
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.6

☆ナレーションしていたヌマが、自身で自分の死をナレーションしながら、物語3分の2ぐらいで死んでしまう。そこから後の救出・家族との対面に至る場面、誰の声のナレーションだったのか?思い出せない。
☆群像劇
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

☆2日連続で、国立映画アーカイブにて「蘇ったフィルムたちチネマン・リトロバート映画祭」にて、ネオリアリズモの名作2本修復版を堪能!
☆モブシーンが凄すぎて!!
☆父・息子とも素人とは!特に父親役の人(
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稲妻(1952年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

☆新文芸坐、高峰秀子生誕100年特集にて。
☆やっぱり圧倒的に主役である高峰秀子の魅力!スタイルの良さと姿勢の良さ。香川京子、原節子、高峰三枝子もスタイル良いけど、伸びやかさが突出してるかも。
☆自分
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夜の人々(1948年製作の映画)

4.3

☆原題They Live by Nightもかっこいいけど、邦題も良き
☆キャシーオドネル現代的な見た目。
☆結婚式のシーン切なすぎます!兄妹か姉弟の立会人、5ドルの指輪、後半の支配人?単独登場シーン
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

☆顔のアップ多すぎない?後の配信意識してのことか?
☆福田村事件ほど踏み込んでないのでは?朝鮮人だったら殺しいて良いのか!by瑛太に対して、小児性愛者は、当然逮捕。小児性愛者の正欲?については、踏み込
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ざわざわ下北沢(2000年製作の映画)

3.6

☆微妙なアップ・ピントは、カサヴェテス風か。
☆どのお店も(と言うか室内全般)薄暗い。
☆セット無しのオールロケ?ライティングの統一感凄い。時々ドキュメンタリーからフィクションに移るような感覚あったけ
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街の野獣(1950年製作の映画)

4.0

☆初ジュールズダッシン。ダークなロンドン、ラストナイトインソーホーのリアル世界?
☆冒頭の空撮から惹き込まれる。
☆登場人物それぞれの造形が深い。それがB級っぽさを薄めてる。良くも悪くも。
☆ロケ撮影
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