るるさんの映画レビュー・感想・評価

るる

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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.2

TOHO六本木ヒルズでの舞台挨拶つき完成披露上映にて。主演の草彅剛さんはじめ、豪華で実力派揃いのキャスト、白石和彌監督念願の初の時代劇、と高まる期待以上の作品で、素晴らしく見応えあった。前半の人格者で>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

3.5

舞台挨拶つき完成披露上映にて。期待通り、甘利田先生の給食愛と情熱が面白かったし、グッと来るシーンもたくさんありました。市原隼人さんの身体能力、本当にすごい!石黒賢さん演じる町長と甘利田先生との給食シー>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

原作はチラ読み程度。裏声全開の紅、マンガで想像するよりも、映画での綾野剛さんは、普通にうまかったなぁ〜。だからそこまでキモチワルイ〜、とは感じなかった。実際のところ、中学生にヤクザが絡むってどうなのか>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

原作マンガを飛び飛びに読んでて、広島編は未読。ドラマは大好きで何度も見ていたので映画も期待値上げていましたが、その期待に応える面白さでした。汐路役の原菜乃華さん、とても複雑な役でしたが表現力豊かで良か>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.4

事故当時を知る人ならば、あのニュースや報道を見るたびに震える気持ちになった事は忘れられないと思う。報道の大切さとともに、マスコミが事故の被害者や関係者にいかにデリカシーのないことをしたかも、日本中が考>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

公開時、映画館に行くチャンスを逃し、やっとWOWOWにて見れました。派手な作品ではありませんが、とても良かった。水墨画のダイナミックさと繊細さをやはり映画館で味わいたかったなぁ。横浜流星さんの演技を見>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.5

原作マンガは途中まで読んでいて、期待して見に行きました。ミスター・ムーンライト、最高の牛丼、お盆が飛ぶシーン、ミイラ男、などなどイメージどおりで嬉しくなりました。コミカルな前半に比べて、榊󠄀さんと直達>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.4

宮沢賢治の作品をじっくり読んだことないし、どちらかと言うと苦手な雰囲気。菅田将暉&役所広司という組み合わせに惹かれて見ました。宮沢賢治よりも、役所広司さん演じる、家族をとても深く愛する父が熱く、ユーモ>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

3.3

20年近く前、竹野内豊さん松坂慶子さんでドラマ化されたのを見て、原作を読んだ。戦後の仄暗い空気が立ち込め、入り組んだ人間関係、因縁のようなものが描かれ、とても読み応えがあった。この映画は初めて見ました>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

原作マンガ、チラ読み程度でしたが、公開されてから行きたい行きたいと思いつつ、やっと見に行くことができました。あっという間の2時間。大の前向きにグイグイ押されて心地よく見ることができました。岡山天音くん>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

好みの問題かな?ちょっと期待しすぎた感じあり。原作漫画は多少、読んでいて、絵柄も可愛くてストーリーもさらっとおしゃれな感じで好きだったのですが映画は意外としんみり重たいような気がした。全体を通して間延>>続きを読む

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.1

笑いが起きそうな雰囲気があるんだけど、起こらない、というなんだかいまいち、乗り切れない雰囲気でした。最後の最後ではバージンさんのカッコいい姿も見たかったなぁ。あと、前野さんの大きな声がちょっと苦手でし>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.1

期待していたんですが、やや乗り切れない雰囲気でした。やはり、入間みちおと部長とか、いつものメンバーで見たかった。みちこにも出てほしかったなー。前半、弁護士となった坂間さんと斎藤工演じる月本弁護士の件が>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.7

原作未読。弁護士役の妻夫木聡さんは「愚行録」での役を思い出すような、心の奥底に沈む闇を感じさせていて、その爽やかなビジュアルとの対比が考えさせられました。謎のX、窪田正孝さんはさすがでした。一見、繊細>>続きを読む

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.4

いわゆる空気を読む、場の雰囲気や人の気持ちを察するということが苦手、というか、全く考えが及ばない公務員まきもとさん。身内がいなくて孤独死、または葬儀や遺骨の引取を身内から放棄された方のおみおくり係。ま>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

才能に恵まれ、家族や街の人々、恋人に愛され希望に満ちた一人の少女が行方不明になるところから始まる事件。ガリレオシリーズはドラマも映画も全て見ていますが、今回は教授になった湯川先生と、親友の草薙刑事との>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.6

上映後、監督と、松山ケンイチさんムロツヨシさんの舞台挨拶が行われた回を鑑賞。映画は、川の近くにある長屋風のハイツムコリッタを舞台に、過去も今も、生きづらい人たちの普段の生活を切り取った感じ。生い立ちや>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.4

阿部寛さんがドラムを演奏、後輩役に磯村勇斗さん、と見どころありですが、何より、「ミッドナイトスワン」の内田英治監督作品、ということで見に行きました。全く違うタイプの作品で、同じ監督か?と感じた。阿部さ>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

完成披露上映にて。発表時点から、公開をとても楽しみにしていた作品。1986年、長崎の自然豊かな街を舞台に、夏休みの一日に繰り広げられる少年二人の夢のような冒険。子供には子供の世界の色んな事情や人間関係>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.2

原作、ドラマは全く知らずに鑑賞。探偵が資産家からの依頼で、何やら古い因習の香りがする島のお屋敷に向かう、という設定がまるで金田一耕助みたいだなあ、と感じた。案の定、なんだかいわくありげな家族と使用人、>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

原作はチラ読み程度。スコアの半分以上は主演の芦田愛菜さんと宮本信子さんの演技で!芦田愛菜さんって本当にうまいんだな、と感じました。あと、足が速い!お二人の演技が本当に素晴らしくて、胸が温かくなりました>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.4

映画のストーリー的にスッキリと終わらないことは予想出来ていたが、色々悩ましい点がありました。来たる未来、無いとは言い切れない内容。自身の先の事を考えても暗澹たる思いになるでしょう。しかし、特に物語の終>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.2

タイトルからして、コメディタッチな大人のスポ根もの?と思って見てみたが、意外な展開の映画でした。主演の長谷川博己さん演じる、ある事件によって水が怖い大学の哲学の先生。その魂の救済と再生、生きる道を見出>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

3.1

WOWOWにて。タイトルとカエル男のキャラクターは知っていたが、思っていたよりずっと凄惨で、胃が痛くなるような気分になった。小栗旬さん演じる主人公が追い詰められた状況の酷さはあるが、犯罪に近いような行>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

アニメには全く興味がないし、アニメの製作の仕事の内容や組織図も全く知らない。でもすっごく面白かったです!公務員から転身した新人アニメ作家を吉岡里帆さん、見透かしたようないけ好かないプロデューサーを柄本>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

3.5

時代劇と現代が交差する、そしてどちらも同じキャストが演じているところが面白かった。ヒットドラマでもありましたが、中井貴一さんの公務員感がやはりすごい。○○市とネームが入るような作業服がとても似合う!マ>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

2.9

劇場で見逃していて、配信を待っていた作品。ちょっと期待しすぎでした。佐和子先生という主人公がかまってちゃんのようで好きになれないし、共感するところもなかった。全編、モヤモヤして掴みどころもなく、ぼんや>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4

原作未読。痛くて目を薄目にして見るシーンもあり。しかし怖い、というよりは探り合いながら進むストーリー。終盤、この人、なにかあるな、、と思いながら見ていた人物のカバンからこぼれ落ちる手紙の束。ここはゾッ>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.6

聡美さんと松重さんのシーンは互いに色んなことを経験してきたからこそ、見ていてちょっと照れくさくなるような、微笑ましいような、そんなファンタジーな関係性が伺えました。バーのマスターの泉谷しげるさんとか、>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.3

門脇麦、長谷川博己、菅田将暉と豪華なキャスト。はじめは、全く係わりのない人間を尾行なんてこれ、どんな展開?、と思って見ていたけどだんだん他人の行動を覗く怖さと好奇心が迫る。しかもその対象者はかなり魅力>>続きを読む

ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.1

原作未読。ちょっと大人めの少女マンガというイメージ。4人の女性がそれぞれ何かを求めているけど、なかなか思うようには行かないし、うまくいかない。こういう悩みは、永遠のテーマかも。
笑ったのは「やっぱり店
>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

サイコパス、凄惨な事件を扱う邦画の中では登場人物それぞれも良く、とても見応えある作品だと思う。Fukaseさんを抜擢して大成功、とても素晴らしい演技でした。つまり、その生い立ちや背景を知ったとしても全>>続きを読む

めがみさま(2017年製作の映画)

2.8

松井玲奈さんが演じた理華、おそらく学生時代からいいように使われたり、下に見られて理不尽な思いをしてきたのだろうなぁ、と感じさせる生気のなさを漂わせる佇まいだった。この方は大型アイドルグループ辞めて、女>>続きを読む

総理の夫(2021年製作の映画)

3.1

映画館に見に行こうかなぁ、と思いつつ見逃した作品。中谷美紀さんの色んな衣装がどれも素敵で。スーツやドレス、着物、メンズっぽいブレザーなどもとても素敵でした。夫役の田中圭さんはなんだかバタバタしていたし>>続きを読む

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.6

日常の中の一日、主役の女の子にとってはとっても大切な一日をのんびり描いています。好きな雰囲気の映画でした。石井杏奈ちゃん、可愛い。お父さんの柳家喬太郎さんの広島弁もいい。昔、自分が初めて東京で部屋を借>>続きを読む