pomzoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.4

初ホン•サンス作品
観終わった後の何とも言えない懐かしさと哀愁漂うあの感じ
長回しが特徴的でストレートな表現が分かりやすいが、全体的にとてもアンニュイな印象

しかしあのラストは切な過ぎる

キャンディマン(2021年製作の映画)

3.6

ジョーダン•ピールの手に掛かるとオシャレだなぁ
ちょいちょい出てくるArtも演出もカッコ良い
社会的なメッセージ性の高い作品をホラーに仕上げているのは流石

1992年版も気になる

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

当時からペネロペとキャメロンの共演で気になっていた作品
若かりしペネロペは相変わらず美しいし、キャメロンの笑顔はいつ見ても最高
リメイク版と言うこともありストーリーもオチもしっかりしていた

欲を言え
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.8

イランの名匠アスガー•ファルハディ監督
『別離』など有名作品が多数あるが、今作が初見

事業で失敗し、借金が返済できず刑務所に服役中の主人公ラヒム
特に頭がキレるわけでも無く、頼りないが悪になりきれな
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.6

序盤のパーティーシーンが長くて勿体無い気もするが、その後の展開は生々しくて臨場感が半端ない
自由の女神の破壊シーンの迫力が凄じい

細かいツッコミは無しに、POVとして良く出来ていたし結構楽しめた
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

まさかのワンカット!?
知らずに観てしまい驚いた
これは凄い

ストーリー自体、主役のアンディ始めほぼ全員が精神の限界に達する程のストレスを感じている状態なので、ワンショットにする事で臨場感と緊迫感が
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.9

NYの人気レストランでの慌ただしい一夜を描いた群像劇

登場人物全てが魅力的で、洒落た演出とスピーディーなストーリー展開で飽きさせない
低予算なのが逆にスタイリッシュなインディーズ感を醸し出してて良か
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.7

終始ハラハラドキドキの手に汗握る展開
これが実話ベースなのも凄いが、役作りも完璧だった
主要人物がほぼ本人の仕上がり

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

どこかやるせない鬱々とした日々を送る30歳を迎えるユリアが葛藤しながらも成長していく物語

センス良い映像美とテンポの良さ、音楽も構成も凄くカッコいい
登場人物もリアリティがあり誰かしらには共感できる
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.2

名作中の名作をようやく鑑賞
イーストウッドとモーガン•フリーマンてだけでハズレ無しの上に絶対泣くやつと分かる

結構重いストーリーという事は承知していたが、思った以上に切ない
女性ボクサーを育てる事が
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.9

斜め上をいく斬新な設定
前半はグロくて痛いシーンの連続からの中盤以降は幾分落ち着いてくる
ただ見慣れただけかも知れないが

あらゆる性別をも超越したブッ飛んだ内容はかなり前衛的だと思う
しかし、愛をテ
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

2.6

間が独特
聴覚が研ぎ澄まされる作品
長回しが多い為、物凄い睡魔が襲う

しかし、台詞が少ないだけに重要な会話が多く、うっかり寝落ちも出来ず違った意味で緊張感が抜けない
一言では表せない摩訶不思議な作品
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.7

遠隔殺人を生業とする企業に属するタシャ
他人の人格を乗っ取り、任務遂行後に自殺する事により自我に戻るという、確かに足は付かないが恐ろしく精神が崩壊しそうなシステム
タシャの人物像がほぼ語られないのがま
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.0

さすが鬼才監督
相変わらず不気味で独特な空気感が漂う

欲に塗れた生き様を凄く丁寧に描いているので、ダニエル•デイ=ルイスの演技力が引き立つ
美しい映像と音楽も素晴らしい

そしてラストシーンが物凄く
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.9

久々のタランティーノ作品
第二次世界大戦をここまでパロディ化してくれるのはさすが
お決まりのバイオレンスシーンやテンポ良い会話の数々などは健在
5章にチャプター分けされているのも観やすい

クリストフ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.9

セリーヌ•シアマの新作
いつもより静かで優しく、まさかのファンタジー

少女や女性の魅力を最大限に引き出してくれているのは言うまでもなく、唯一の男性である父親の存在もなんと無くひかれる
73分という短
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.8

ロブ•ライナー監督作品
だいぶ前の作品ではあるが、キャストが豪華

若かりしトムとデミはキラキラしているのは勿論、ジャック•ニコルソンのクズな悪役も見所
今作も迫力と貫禄が半端ない
そして名言も放つ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.4

これまた凄い映画を観た
派手さは無く全体的に物静かなのだが、ノンフィクションなせいかメッセージ性は強い

危うい人格の主人公「ニトラム」ことマーティン
しっくりこない両親との関係
闇深さ漂うヘレンとの
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

ジャック•オーディアール監督作品
脚本にセリーヌ•シアマ
なるほど…納得

裸のシーンが多く、決してキレイ事な恋愛話では無くリアルで生々しく描かれている
なので、全編モノクロでちょうど良い位
登場人物
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預言者(2009年製作の映画)

4.7

派手さは無いがラストまで胸が騒つく様な緊張感が続く
心休まるシーンはほぼ無く、心臓弱い人には余りオススメ出来ない
合う合わないが分かれる作品でもあると思う

しかし、マフィアの裏を描いた様なリアルな展
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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.7

とてもフランス映画らしい作品
途中サスペンス要素も含みつつ、優しく哀しく静寂に幕を閉じる
良い意味でフランス映画の王道を感じた

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.3

途中までさすがジョーダン•ピールなんて思いながら観ていたけど、後半からのあの感じ、、、
AKIRAのシーンはカッコ良かっただけに何だか勿体無い

色々伏線回収出来てないモヤモヤも残る
結局あのチンパン
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

少女と女性達の特別なひと夏の物語
男は完全脇役で、メインキャラの女性たちは皆悩みを抱えている
孤独だった彼女達が打ち解け合いながら強かに成長していく様が清々しい

重くなりがちなテーマをユーモアを交じ
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

犯人の顔写真もそっくりに作られていたせいか、終始市橋容疑者の事件を思い出す
よく知らない人物を疑ってしまう気持ちと直ぐに人を信じてしまう両極な感情の葛藤が生々しい

ラストは良くも悪くも予想を裏切られ
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.1

最近ハマっている是枝監督作品
WOWOWにて鑑賞

「血」か「過ごした時間」か、答えの出せないテーマに最後まで釘付けになってしまった
最後のミッション=タイトルの伏線回収となるラストは号泣
カメラワー
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

是枝監督×ソン•ガンホ
期待を裏切らない

今作もソン•ガンホが良い味出していた
その他の俳優陣も豪華で見応え充分
ラストも是枝監督らしく、『万引き家族』的な幕の下ろし方だった
登場人物がほぼ善人な上
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

シリーズ3作目にして初見
ストーリー的には問題無くすんなり観ることが出来る
ハリーポッターシリーズが好きな方にはオススメ

悪役のマッツが観られて良かった

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.7

「ダラス•バイヤーズクラブ」の亡きジャン=マルク•ヴァレ監督作品
数々の名曲と共に父と息子、兄弟達との葛藤を丁寧に描く

子供時代のザックが本当に可愛いのだが、個人的に主人公のザックよりも破天荒な次男
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.4

人気シリーズの第二弾
ベテラン勢が出てるとホッとしてしまう

個人的には1の方が好きだった

ドーベルマン(1997年製作の映画)

3.4

ストーリーは特に無いのだが
アメコミキャラが暴れまくる様なバイオレンスな展開
とにかくヴァンサン•カッセルとモニカ•ベルッチがカッコ良く、アクションシーンもテンポ良くスタイリッシュでクール

タランテ
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.1

強烈な反戦映画
残酷な戦争映画は数多く存在しているが、この作品のメッセージ性は段違い
ダルトン•トランボ監督の傑作

戦争シーンはほぼ無いにも関わらず、ただ恐ろしく、もの凄い絶望感を感じた
もう一度観
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.7

リアルさもあり恐ろしくもある
人間が造ったAIを搭載したロボットが人間の知恵を超越し、更に無感情にあの様な残酷な行動を起こしてしまう恐怖

ケイレブは確かに優秀で善良な人物なのだがピュア過ぎた
ネイサ
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未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.2

素晴らしい作品だった
前半の胸が締め付けられる様な苦痛な展開からあの後半への持って行き方はズルい

子供にとって辛い現実を受け入れる事は難しいが、それを諭す大人はもっと至難
答えの無いものがテーマであ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

インド映画はとにかく歌って踊る
陽キャでパリピでお下劣で、涙ありの青春ストーリーの中に少しだけ社会派なメッセージも含めている

ランチョーは謂わゆる天才なのだが、人の心や痛みも分かる人格者な所も魅力
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憎しみ(1995年製作の映画)

4.0

若き日のヴァンサン•カッセルが新鮮
この映画が観たいと思い、もう何十年も経ってしまっていた

パリ郊外に住む若者3人の一日を淡々とドキュメンタリータッチで描く
ピリピリとした緊張感の中にある退廃的で鬱
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