久々にいい映画を観た。
サブスクで減った、こういう音楽との出会い方を思い出させてくれた。
人との接し方がわからなくて遠回りにいろんな方法をとる彼女の性格は少しわかるし、それが空想家らしいミステリアスな仕掛けを繰り返したりするのが良かった。そしてなにより、その手段の端々にガラス越しに相手を見>>続きを読む
世に放つにはものすごく勇気のいる作品だった。
「忘れないように」と諭すことはそれを背負って生きていくことと、すでに「忘れている」人がいる現実を突きつけている。ただ、安易に風化させてはいけないと唱えるの>>続きを読む
「シン」によって果たす原作のリスペクトや復刻、テーマにおいて「本物」を取り戻そうとする意志をひしひしと感じる。堀北真希がウルトラマンを初めて見た時の「綺麗」という第一声や最後の問いかけの台詞がやはり一>>続きを読む
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やっと屍者の帝国を観ました。原作は途中までしか読んでません。
すでに魂を失ってしまった者からの言葉を引き継ぐ円城さんの執筆行為そのものという妄想は抜きにして、魂のある人間たらしめるものは何かという問い>>続きを読む
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何故2006verは「ボクノート」という楽曲を起用したのに、初代「のび太の恐竜」にあったラストの日記帳のシーンを省いてしまったのか。とてももったいないと感じました。
のび太の父親が子供の頃の思い出を話>>続きを読む
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2006verを観た上での感想なのですが、のび太くんが出会い経験したピー助との思い出の数日間。そののび太くんとピー助との関係に純粋に注力された物語が、白いボールと卵と月と日記帳とで象徴されるシーンは本>>続きを読む
今までずっと観れなかったけど、良い映画だった。
どんな社会情勢の中にあっても、人の良心と音楽によって引き起こされる純心な自覚が、荒んだ世の中に光として存在していてほしいし、壁崩壊という閉塞感が開けてい>>続きを読む
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面白い。最高に面白い。
同シリーズのスパイダーマンの過去を報いるような展開もあり、胸打たれた。
しかし、真に孤立したこれからのピーターはどうなってしまうのか……。
ピーターがこれからヒーローとして歩む道は、まさにホームから遠ざかっていることを示す統一されたタイトルがいい。
次々と展開されるホログラムによって曖昧になる現実感と、友達想いなピーターが「信じやすい」>>続きを読む
命の謳歌と人生を舞台になぞらえて描いたものとして勢いと反復の脱却が圧倒的……。映像と歌でぐいぐい引っ張っていく後半は息つく暇もない。観客を食材や燃料として食い、観客もまた舞台少女を食う。人生の物語の消>>続きを読む
私は人を民族として愛しているわけではない
という台詞があったと思いますが、とても象徴的だと思います。アーレントさんから人が離れていったのも、周りの人は人を大きな枠組みで見てしまいがち。目の前の人を分類>>続きを読む
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一期感想
https://filmarks.com/animes/1077/919/reviews/1959396
二期感想
https://filmarks.com/animes/1077/920>>続きを読む
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この映画の最大の肝、メインのテーマとして一番良かったところは、「誰にでも夢を見る権利がある」という台詞です。
グアムライブでポピパのライブの最中か終わった後か、香澄ちゃんが指差して見えた星空。それは香>>続きを読む
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ネタバレなのでご注意ください。
シリーズ三部作を、アンダーソンが作ったゲームとしてメタ的にまとめるのは面白かったと思うけど、あそこまでメタメタにメタをやる意図はどこにあった>>続きを読む
けいおんが終わり、まどマギが終わり、萎んでいく時代の中で生きること、「限られた時間の中で輝こうとする」のはスクールアイドルを形容するだけでなく、命あるものの一生と捉えているように思えますし、今という時>>続きを読む
素晴らしかったです。
ここまで清々しいものをSFとミュージカル風の歌とストーリーで届けてくれて本当に面白かったです。
土屋太鳳さんの歌声も素晴らしい。高音が綺麗で伸びやかで。全体的に本当に気持ち良かっ>>続きを読む
素晴らしいです。
個人的にものすごく好きなアニメです。
アニメ各回ではピックアップされたキャラの仕事ぶりを最後に見ることができますが、やはりその経緯を場面で見せられて知っているからか、その仕上がりに感>>続きを読む
3Dアニメーションもライブ音響の臨場感も、前作を遥かに超えるクオリティであったことはまず素晴らしいです。質もさることながら、最高だったのはそのセトリでした。数々のバンドの楽曲をあらためて聴くことで新た>>続きを読む
追記
「美女と野獣」は外見の差別を心が超えていく話だと思うんですが、それをSNSでやることで、繕った外側に隠れた心の問題に迫り、普遍的な話さらに現代に通じやすい形に落とし込んだのかなと思いました。>>続きを読む
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原作未読です。
プラスティネーションの魅せ方がかなーーーり良かったです……。生と死の永遠への問いかけがしっかり訴える力があったので見応えもあったし、パーソナルな部分に落とし込まれるのがやっぱいいんです>>続きを読む
シャワーを浴びているキャロルに、「青いニットをとって」と頼まれて、見つけて、顔に当てた場面で思わず悲鳴が出てしまった…………。
小説を読んだ後に鑑賞。
映画は、より世界の残酷さが際立っていたように思えてしんどかった。。。最後の台詞は小説とは違う意味を持っていて。何もかもを達観し、虚無的な考えに至っていた。
辛い場面が目立ってい>>続きを読む
生活に足る分だけのすべてを自然からいただいて過ごす生き方は憧れではあるけど、それがなかなかできない消費する生き方が染み付いているなぁと、農業の生活を見る度に思い知る。
鴨肉をいただく場面は少し涙ぐんで>>続きを読む