はる兄さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

はる兄

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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.5



低予算で作ってる割には非常に凝った演出がされている。ワンカット、カメラ一台で撮られているのもおもしろい。

話の構成が面白い。2分後の未来が見えるテレビ。ドロステ現象を利用して起こる事件。
少し話
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9


閉ざされた島での閉塞感が画面越しからひしひしと感じた
妄想と現実の境目の撮り方が非常に秀逸でした
何より鬱展開がほんと辛かった

8人の女たち(2002年製作の映画)

4.8



館に住む唯一の男性(マルセル)がナイフで背中を刺され誰が殺したのか疑心暗鬼になる8人女達のお話


非常に哀れな話だった
疑い合い歪み合い慰め合い
殺害した理由や動機をそれぞれが知る過去の遍歴から
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9



双子の印象が強すぎる…!
ハロランさんかわいそう

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.5



好きだなぁこういう青春映画

子ども達だけでなんとかしようとしようとするスタンドバイミーの様な王道展開嫌いじゃないです

しかし結局スーパーエイトとはなんだったのか?
映画を観ただけでは理解が出来
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危険なプロット(2012年製作の映画)

5.0



フランソワオゾン3作目

生徒にプロットを書かせる授業。とある生徒のプロットがあまりにリアルな表現だった為生徒に熱を入れて指導。

冒頭から掴まれた。

物語が進むに連れこれは現実なのかそれとも小
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.4



コッポラ作品4作目

10代。周りと同じではない閉塞感。それに反して容姿の整った5人の金髪姉妹。
綺麗。という言葉だけでは到底埋められない心苦しくなる作品だった。
実際にこういう家庭は多いのかもし
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます



これつまりは小説の中の出来事でラストのシーンが現実での出来事だったのかな

フランソワオゾンの所々闇を感じる撮り方ひきずりこまれます

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.8


ソフィアコッポラ3作目
エルファニング目当てで鑑賞

冒頭から数十分。つまらないなぁと思っていたが
父と娘のかけがえの無い何でもない時間が徐々に心地よくなってくる。
父が奥さんと会えない時間を女を呼
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ブリングリング(2013年製作の映画)

2.8


実話なのがすごいけど
パリスヒルトンの豪邸に忍びこんでモノを漁るだけのお話なので大きな展開も無くおもしろさに欠けました。
ソフィアコッポラらしい撮り方を楽しむには良い

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.7


東京の街並みや人の冷たさがリアルに映し出されているなという印象。それに対してビルとシャーロットの徐々に近付いていく距離感が心を癒やしてくれました。

ゆっくりと縮まっていく距離とエレベーターでの少し
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


始まり方からしてサマーウォーズ!
実際に世界線が繋がっているかは別として

川辺のシーンやコミカルなキャラクターの動き、そしてキャラクターの心情を表情や間の取り方で魅せるのはさすが細田守監督

ただ
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

4.1


スピッツの主題歌が最高に合う

最後は少し意外な結末

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.2


コーヒーと煙草を囲んで緩やかに流れる時間の切り撮り方がさすがジム・ジャームッシュたる所
どうでも良い会話内容がとてもリアル
会話と会話の間の独特な間
机の上から視点
全てが心地よく流れる時間でした
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.1


アガサクリスティーのミステリー作品は有名なのを聞いて鑑賞

微妙です…
ミステリー性は確かにあるが途中までイマイチ登場人物がパッとしない。印象深い個性的なキャラ設定はあるのに全然絡んでこない…
原作
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0


人種差別の強く残る時代にアメリカ南部へのライブツアーを決行する天才ピアニストのドクと粗暴で無学だが情に厚いトニーとの友情が荒んだ心をあたためてくれる。
最初はいがみ合ってた2人がフライドチキンを車内
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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

4.5

ウディアレン作品4作目

ローマで起きる4組の男女のそれぞれのから騒ぎ

ウディアレンの描く男女は必ず上手くいかないし各々が自分の欲望に正直
だが見ていて爽快なのはそこに紛れるコメディーさとリアリティ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0


好きだわこの雰囲気。ジャームッシュ映画の良さが徐々に分かってきた。
同じホテルに泊まる事になる3組の僅かに交わる時間。会わなくても音で。すれ違う。
3組それぞれの視点が好きだ。
ピストルの発砲音がず
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.1


キアヌとウィノナライダーの2人の掛け合いが良い。言い争っているけど側から見ても痴話喧嘩にしか見えない 笑
久しぶりにこんな意地張るカップルの映画を観た

全編通して2人の掛け合いだけで86分。
短い
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恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.5


ウディアレン3作目

皮肉さが顕著に表れている作品だった
それぞれにパートナーがいても不倫や離婚
ウディアレン作品を見ていると明るさやドタバタした展開が好きだったが今作は少し重い空気が多かった印象
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.4


深夜のタクシーで起こる5つの物語
ジム・ジャームッシュの映画を観ると煙草吸いたくなる

ローマは完全にコメディーに振り切っていて楽しく見させてもらいました
ヘルシンキの話は泣ける

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8



あのダニエルラドクリフが死体役というその設定だけでめちゃくちゃおもしろいのにその死体が動く、喋る、様々な万能工具になるという人間のカタチをした何か。そして自殺をしようとした主人公(ハンク)。死のう
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5



おもしろかった。しかし両親が不憫で仕方ない……

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5


ウディアレン2作目

深夜のパリで起きるタイムスリップ
脚本家のギルが婚約者とのスレ違いが冒頭から合った様に男女のズレが見ていて少し悲しくなる。
しかしそれ以上にパリの街並みとタイムスリップした先で
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0


癌を宣告され治療も受けず
やりたい事をやる様に決めたリチャード
ただ家族には中々伝える事は出来ないまま
妻の不倫が発覚、娘はレズと知りつつも
全て受け止め自分もやりたい様にやる

ジョニーデップの教
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

2.0


原作ファン向けではないのは確かです
殺陣は見応えあります

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7


怒りが怒りを呼び復讐が復讐を呼ぶ
やられたらやり返す
だがある程度これ以上悪い事にはならないと思う復讐もいきすぎてしまうと良心が働くのか自分のやった過ちを急に省みる様になりその失態に気づいた所からよ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.8


初ウディアレン

とにかく好みの雰囲気の映画だった……
まず冒頭からのジャズ。トムとジェリーを思い出す、幕が上がるよ〜感が懐かしくもありとても好き。
ティモシーとエルファニングの恋人同士がニューヨー
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.3


これがジャームッシュの映画…なんて中身の無い…? 笑
UFOの件なんなの? 笑
豪華な俳優を使っていながら中身の無い映画を作ってて描かれる中のメタ的発言が面白いくらいで特に…それ以上は… 笑

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.6


ドラン監督らしい作品
ドランの自己投影がジョン側、ルパート君側とそれぞれ投影されているのが印象強かった

やっぱりドラン自身が出演しないで監督に徹している作品が好きだなぁ

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9


ここまで綺麗にまとまるとは…………

カット割が天才すぎる庵野天才

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.5


Qとは???QuestionのQだとするなら誰への問いかけなのだろうか
シンジの精神世界へ深く切り込んだ内容になっててシンジの母の存在や碇ゲンドウの目的が少しずつ分かってきた。
カヲルは説明が無さす
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