umihayatoさんの映画レビュー・感想・評価

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プレイタイム(1967年製作の映画)

5.0

近代化された都市

同じ形のオフィスビルが立ち並び
人々は同じ服装をし
各国の景色が似通って
その街の風情を見れるところといえば
オフィスビルのガラスに反射した歴史的建造物や
角でお婆ちゃんが1人ひっ
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彼岸花(1958年製作の映画)

5.0

日本の首領の佐分利信がチラついて
イラッとしたそぶりを見せるたびに、誰か死なないかと不安になり
そこに渡辺文雄が出てきたもんだから笑ってしまいましたが

こちらの佐分利信は
娘の結婚には反対するくせに
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御用金(1969年製作の映画)

5.0

お話、撮影、演出ともに、めちゃくちゃにかっこいい映画でした

復讐、ケジメ、そして罪滅ぼしに生きる男

愛する女に別の土地で暮らそうと言われようとも
殺す相手が友や親戚だろうと
たとえ自分の命を失おう
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

5.0

軍事政権の台頭により、イスラム法の徹底が進み
"イスラム教は音楽を禁じている"という理由で弾圧され
衰退した伝統音楽や映画産業
失われ、忘れ去られていく文化

伝統を残し、国の内外に知ってもらうため
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

5.0

表参道爆走シーンがアガる

思えば若者の間で、組織を組むことが流行った時代というのはなんと幸福だろう
組織というものは、あらゆる人間を内包しなければならない1つの社会であり地域である。
これを見ればわ
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博士と狂人(2018年製作の映画)

5.0

「知性」とそれを閉じ込めようとする「檻」との戦いである現代に寄せて。
今見れてよかった
このキャスティングとお話できてミニシアター扱いなのには納得がいかない

国民のほとんどが日本語の読み書きが出来、
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博徒斬り込み隊(1971年製作の映画)

5.0

一瞬で退場した渡瀬恒彦
マジでなんだったんだ笑

今作も圧倒的なカリスマ性と行き過ぎた義理人情で面倒に巻き込まれて行く鶴田浩二
一人で射的をやってる謎シーンもバッチリキマってますし、ヤクザコンサルとし
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美わしき歳月(1955年製作の映画)

5.0

めちゃめちゃいい話だった
人生で好きな映画ベストの中にまた一本加わった気がする

久我美子の縁談を前におばあちゃんが言う
「でも、こればかりは親同士で勝手に決めるわけにもいきませんね。"新憲法の時代"
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異端の鳥(2019年製作の映画)

5.0

画作りが好みすぎて。。

戦争や差別があろうがなかろうが
政府がいようがいまいが、社会制度がしっかりしてようが
平和だろうが
人間なんてハーヴェイ・カイテル除いて全員漏れなくクソですし、良い社会がずっ
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お早よう(1959年製作の映画)

5.0

杉村春子と三好栄子の親子タッグが強キャラ過ぎて最高
「押し売りが怖くて産婆なんかやってられるかってんだよ。」
という今日日滅多に聞くことが出来ないような名言も。
そして子供に痛いとこ突かれる笠智衆(笑
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

5.0

人は根本的には自由である
生きることも死ぬことも自由だ
その生にも死にも一般的だとか正解だとかいったものはなく、それぞれ一人一人の人生は全てユニークなものだろう。
どんな生を選び、どんな死を迎え、その
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銃殺(1964年製作の映画)

5.0

根性論、精神論、面子
そんものばかりが大事にされ
公正さや論理的なものや人間的な心の問題が無視され
仲間が気に入らないと思った仲間を殺していく
そしてそれを「戦闘中に死んだ」などと遺族に伝えていく
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

5.0

武士道に傾倒し、伝書鳩をつかう殺し屋のウィテカーってだけで期待しかなくて最高

弱者への暖かな眼差しと差し伸べる手
義理人情
鳩や犬、言葉が通じないものとの友情関係。
特にフランス語しか喋れないアイス
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

その人の"TENET"
「主義」は過去の経験から作られ
現状や未来を認識することで
その人の行動や選択の
「信条」="TENET"は作られる
過去のTENETの改変は自分だけでなく、全ての存在の否定に
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

5.0

スターリンの大粛清後
反ユダヤが激化したソ連での生活

なんにでもいつか死は訪れる。
生き物だろうと権威だろうと国家だろうと。
主人公の台詞を借りれば
死などはないが"死の予感"はある。

そんな死の
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わが友イワン・ラプシン(1984年製作の映画)

5.0

主人公の幼少期
警察官の息子であった彼の目から見た
共産主義下での生活の様子と歴史の移り変わりが淡々と描かれる
同僚との質素で貧しい生活
厳しい規律
資本の横流し
密告
話の隅々から感じ取れる忍び寄る
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戦争のない20日間(1976年製作の映画)

5.0

戦争の惨さは
国土の被害や人や肉親や恋人の死はもちろんだが
もう一つの側面として
戦地に行った者と国に残された者の
時間感覚の乖離があると思いました
戦地に行った者は国にいる妻や恋人との心の繋がりを信
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七番目の道づれ(1968年製作の映画)

5.0

ロシア革命で打ち上がった共産主義
ブルジョア層であった主人公は
家も私的財産も没収され尽くした新体制の中
唯一残った、自分の時間を刻む時計だけを抱えて、友人達を渡り歩く
新たな生活様式を見ていく中で
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道中の点検(1971年製作の映画)

5.0

ふと気がついたらアレクセイ・ゲルマンのDVDBOXを買ってしまっていたので、アレクセイ・ゲルマン週間一発目。

思えば、ドキュメンタリーを見たくて買ったBlu-rayを含めると
「神々のたそがれ」は3
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

5.0

とりあえず1回目

先日、数年間仕事を共にした先輩とゴリゴリに議論をして、感情的になってしまった自分にうんざりして落ち込んでしまっていた最中

いつまでも続く吹雪の様な厄介な話だが
いくら自分という存
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金環蝕(1975年製作の映画)

5.0

初っ端、総裁選の話から始まるので
今見るのがタイムリーなんじゃないかと

安倍政権下で出た数々の疑惑
森友加計、桜、検察庁と政界の繋がり、河井問題
関係官僚の死
コロナで露呈した公共事業を介した癒着構
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荒野の誓い(2017年製作の映画)

5.0

アメリカという国は
どれだけの憎しみで成り立ち
どれだけの赦しがここまで国を維持してきたのだろう

白人だろうが黒人だろうが
日本人だろうが中国人だろうが
インディアンだろうがなんだろうが

善い人間
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女殺し油地獄(1957年製作の映画)

5.0

最後の最後までこの映画が何を言いたいのか分からなかったけど
ラスト30秒で回収
こんな映画もあるのか

どうしようもない人間
犯罪を犯した人間
そいつが裁かれるのを見て
「あぁ、俺も私も生き方気をつけ
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

5.0

人間ひとりひとりには必ず個性があります
この作品ではそれが霊感です
音楽や絵などが分かりやすいですが、作り出す何かが無かったとしても、その人にはその人の個性がある
その個性で有名になったりお金がもらえ
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

5.0

前作では
「誰かの都合のいいように善悪が決められ、後世に伝わる話でさえ、事実とは異なった話が伝えられる」
ということが語られました

前作との繋がりで今作語られるのは
「事実を改竄するのはどんな人間か
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ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺(2018年製作の映画)

5.0

「民衆の代表を議会に送り込んで議論してもらう」今では当たり前の間接民主制には、庶民の選挙権を勝ち取る闘いがあった。
そもそも貴族や領主がすべてを決めていて、国民という概念すらなかったからです。

平和
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人生に乾杯!(2007年製作の映画)

5.0

家賃が払えないほどの年金システムの破綻
元共産党員の80歳の主人公は
かつての党用車と拳銃を携え連続強盗を始める
犯行を知っても責めも落胆もせず協力する妻は、主人公が党員時代に禁を破って助けた伯爵令嬢
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ナポリの饗宴(1954年製作の映画)

5.0

音楽が人々の生活と共にあり
国の歴史と共にあり
それらを象る文化の根底としてそこにあるというのは
とても素晴らしく羨ましいのです

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

5.0

あの悪名高き「死霊の盆踊り」と共に面出しされていて、つい借りてしまった。
そもそもカルトクソ映画と呼ばれている分際で
モノクロが総天然色に彩色作業を施されて発売されてること自体がアツい。

オープニン
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マダムと泥棒(1955年製作の映画)

5.0

ファーストカットからヤバかった。
マダムの家の立地とデザインが最高で期待が高まる。
あーなんか寓話的なお話の世界に入っていけそうだーと。
アレックギネス、ダークサイドに落ちたヴィジュアル系バンドかって
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絹の靴下(1957年製作の映画)

5.0

元祖ツンデレキャラのひとり
ニノチカちゃんかわゆ!
してタイトニットとキスがエロい

ニノチカとミュージカルの相性の良さ
衣装、歌、ダンスで感情の揺れ動きや変化もシリアスにならず楽しく
少し変化が唐突
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日本一の色男(1963年製作の映画)

5.0

いやいや、やっぱおもしれー
おもしれーんだが
ラスト、切なすぎるぜ。。。

東京裁判(1983年製作の映画)

5.0

「1945年ポツダム宣言後、ロンドン会議で決まった「戦争犯罪」の範囲を、宣言以前の国際法で「戦争犯罪」とされてない行為まで遡って起訴して、事後法で裁くものは近代法の大原則に背くことであり、公正を謳った>>続きを読む

名もなき生涯(2019年製作の映画)

5.0

「無意味だ。裏切り者。」と村の人々に爪弾きにされながらも、たった一人でナチスの兵役に抵抗し続けた男の実話が
今の時代に映画になっている意味を、どうかみんなに考えて欲しい。

扇動された大衆は
何故、考
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

5.0

素晴らしい!!!!
6つの時代、6つのストーリーの全てが美しく、すべての言葉、エンディングにも心を打たれる。
こんな映画に今まで気づいてなかったとは。。。

人類の過去現在未来
全ての歴史は繋がってい
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