umihayatoさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

5.0

件のMV「コロンブス」のリファレンスに確実に猿の惑星があると感じ
「製作者は確実に猿の惑星を見たんだろう」と思ってシリーズを見始めだが、ここまでの結論を言うと恐らく見ていない。

何故ならもし今作を見
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花つみ日記(1939年製作の映画)

5.0

弱冠15歳、主演・高峰秀子の堂々たる演技とスター性がかなり冴え渡っており、高峰ファンとしては非常に眼福。
関西弁でぷいぷい怒る様は、ミヤコ蝶々のようで可愛かった。

大阪の各所でロケが行われ、のちの大
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

5.0

まさかの傑作な3

2の終わり方からかなり強引に続編を作ったものだなぁと思ったが
逆転の発想によって、人類の傲慢さや排外主義的な習性が浮き彫りになり、シリーズのテーマがゴリゴリに深まった感じがした。
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ダーク・スター(1974年製作の映画)

5.0

カーペーターデビュー作
遊び心あふれた手作り感溢れる撮影も楽しいし、前半の「なにもかもがだるい」雰囲気めちゃくちゃ分かりみ。

自我を持っちゃって融通の効かないAI爆弾も笑えるし、ラストはなんだかちょ
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あんのこと(2023年製作の映画)

5.0

コロナ禍で完全に社会から切り離され、頼る人も頼る行政もなく命を絶った人達がいた。
それはコロナ以前、以降の現象だと思っていた。「コロナがなければ」と思っていた。

しかし今作で描かれるコロナ以前を思い
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マッチング(2024年製作の映画)

5.0

「上から人が落ちて来て、骨が折れてグニャグニャになった死体を見たら親友だった時」の土屋太鳳の驚き方が滅茶苦茶よかったので⭐︎5

あの完全に取り乱した超変顔ビックリ仰天演技はかなり評価されていいと思う
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

1.0

ずっとハウらせとけばいいんじゃないの?
と思ってしまい全くノレず。
耳栓してずっとハウらせたスピーカー持って歩いてればいいじゃん。
熊避けみたいに。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.0

初っ端、子供から完全に目離してて
「いや、この状況で目離すかね」とか
「子供だけで色々やらせすぎでしょ」とか
色々気になってしまい

個人的にこういう条件ものって
主人公がある程度生き残るのわかっちゃ
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(2006年製作の映画)

5.0

今回もしっかり世界が終わって最高。
開発に次ぐ開発。
みんな見てみないふりして埋め立てていく。

これぞ黒沢清作品だぁ〜!と思える暗くて冷たくてザラザラした質感と、シュールになるギリギリの間を取ったお
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バーティカル・リミット(2000年製作の映画)

5.0

俺の青春の映画
何回見ても最高に面白い傑作!!!
ピッケル二刀流絶壁ジャンプは映画史に残る名シーン!!!

朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

1.0

「警察官って、それぞれの正義を貫けばいいと思う。」とか言ってみたり
自分の保身の為にスキャンダルを「ばらさないで〜」とか記者の友達に言ったり
確実な証拠もなく、おみくじに桜って書いてあったとか陰謀論的
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

-

最近よく何もしてないのに特大のしゃっくりが出ちゃうおじさんだし
うちの猫達は外出はおろか腹が減ったら、むしろ目が合ったらニャーと鳴くので
3時間ももたない自信がある

ラストは猫が大きな声で鳴いて、彼
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蛇の道(2024年製作の映画)

1.0

黒沢清の映画は数本見てて
やりたい感じもわかるっちゃ分かるけど
演出もロケもセリフもリアリティーラインもクソすぎて、久しぶりにゴミを見た。
何あのアジト?ショボい銃撃戦。
外にも中にも人が大量にいるジ
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ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

2019年7月18日にあった京都アニメーション放火殺人事件。

亡くなった36人の人達。
その人達には家族がいて、友達がいただろう。その中には本作の藤野と京本の様な関係だった人達もいるかもしれない。
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清作の妻(1965年製作の映画)

5.0

日露戦争直前。
生計を支える為、町の老人の妾になり阿婆擦れと呼ばれ村八分にされたお兼と、戦地から戻ってきた村の模範青年(模範帝国軍人)清作の悲劇の恋物語。

クソみたいな「嫉妬」と「世間体」を原動力に
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どたんば(1957年製作の映画)

-

炭鉱のセットも撮影もとんでもなく凄まじい。

とある炭鉱で崩落事故が起こり、中に取り残された5人の救助が、様々な人の"事情"によってうまくいかない話。

野間易通氏、安田浩一氏による「No Hate
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按摩と女(1938年製作の映画)

-

雨のシーン、素晴らしかった
この映画を撮ってるレンズが欲しい

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

-

「世にも奇妙な〜」的なお話と、アイルランドの民間伝承を絡めててめちゃ大好物のはずだし、普通に面白くはあるんだけど

そのお話と主人公個人の過去や、心情の変化や成長とがイマイチ絡み合ってなく、というかか
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

5.0

お話的には1の発展系と言った感じ
今回は類人猿側と人間側の、極右勢力とカルト宗教の台頭とそれによってもたらされる破滅。
"まともな右翼"
"本当の右翼"なんてのはいません。
全員もれなく侵略思想で、反
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

5.0

シンジくんはあれだけ世界を何度も何度も滅亡させてるのだが、おんたんは世界の滅亡をちょっとずつ、ちょっとずつだけでも先延ばしに出来るのだ。
次のターンでは、共生が実現出来る可能性すら残して。

「自分や
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猿の惑星(1968年製作の映画)

5.0

件のMVが「最近猿の惑星でもみたのかよ」という猿メイクだった為
「はてあの作品に植民地主義を肯定する様な、又はそう思う人がいても仕方ないシーンなんてあったかしら?」
という事で数年ぶりに再鑑賞。

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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

5.0

御伽噺感が増す3群好きぃ。
マックスが「元警官だ」と言った時に
「思えば遠くに来たもんだ・・・」と思ってしまうくらいにはヘンテコなシリーズ。

緑の地が出てきたり、1人だけウォーボーイじみた奴がいたり
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

5.0

以降のシリーズの方向性を決定づけた2作目。当時の気分はわからないが、正直個人的にエイリアン然りランボー然り、この80年代の2の「増やしてご機嫌エンタメ」を軸に作る作品群にはあまりハマれず、例に漏れず今>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

5.0

随分前に見てから久しぶりに再見。

前回はデスロード初見後すぐだったので
「この映画の元がこんな地味な???」となってしまい、なかなか真面目に見れてなかった。
「ちょっと怒りっぽい警官がキレ散らかす話
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

9年ぶりに再見。
当時、全く響いてなかった自分に猛省を促したい。

恐らく、個人的なうまうまをぐるぐるさせたような小難しい映画ばっかり見て自分自身を理論武装する道具として映画を見ていたに違いない。
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

前作「フューリーロード」に特に惹かれる事もなく、今シリーズに特に思い入れもないので
「アニャ〜!」という気持ちだけで見に行った僕ですが

実は最近、一般的な年齢から遅れること30くらいでぶーぶというも
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

5.0

最高!!!! 
現在ぶっちぎり今年一位!!!!

主演女性陣の魅力は光りまくりだし
テーマも最高
よくある「勘違い運び屋ドタバタコメディ」なのだけど、主人公達を真逆のセックス観を持ったレズビアンのタッ
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

5.0

学校の怪談みたいなノリでちょっとかわいいホラー。
子供の頃の夜や嵐に感じた恐怖やワクワクあるあるを表現しててとても親近感が湧く。

話の流れがインシディアスと同じでビックリ

心霊退治パートから一気に
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関心領域(2023年製作の映画)

5.0

見てる間中、ホロコーストについて僕はずっと「戦争が起こした最大の悲劇・過ち」と認識して「戦争は良くない」と言っていた事を考えていた。
ホロコーストにまつわる数々の映画を見てもなおである。

今作でスク
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午前2時の勇気(1945年製作の映画)

5.0

記憶喪失の男とタクシー運転手の女が、殺人事件の真相と自分の正体を探るバディ物。

サスペンス的にもそこそこ面白く、畳み掛けるユーモアとジョークの応酬で、テンポよく進んで終わる1時間。
事件の真相にはや
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

5.0

「300」の監督の作品だし、菓子でもパクつきながら、バッキバキの映像の大人数バカアクションでも見るかー!!
と、至極軽い気持ちで見出したのですが
これがなかなかどうして良い作品でございました。

ロボ
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

5.0

久しぶりに「胸糞映画ランキング」上位作品。

常に「なんか嫌なこと起きそうだな〜怖いな〜怖いな〜」と胸騒ぎがする雰囲気もとても良かった。異常に煽る音楽(笑

よくある、「良い人だと思った家族の家に泊ま
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

軍事で甘い汁を吸った財閥をはじめとする「戦地に行かなかった者たち」が
かつて自分達が社会を支配できた(家父長制を始めとした)価値観を、他人の命を蔑ろに(今作では731部隊をも示唆していますね)して永続
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コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

5.0

「我らこそ民を導く指導者でござい」とばかりに立ち話する、教祖の政府要人に
あぁ自民党と統一教会ってこんな感じで話してんだろなってのと

子供達を並べて歌わせて
突出してうまいわけでもなきのに
「才能が
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

-

最終決戦まで「これ、何見せられてるのよ(笑」と言った具合で、ほぼほぼ蛇足やん(何かをしたい為の言い訳&繋ぎ演出ばっかじゃん)と思ったわけだけど

イケオジなコングと猫よろしくコロッセオで丸くなって寝ち
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

5.0

ずっと笑えるコメディ珍しい!

ずっとバカなんだけど、ラスト主人公の愛の告白に全員が感動。
ユダヤ系の人とアラブ系の人が抱き合ってて、そうなっていない現在にとても悲しくなった。