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とにかく美しい登場人物と台詞。現実離れした美しさが儚さを助長する。
浜辺美波は愛される天才。序盤は「なんやこいつ」と感じるオテンバ娘のことを気づいたらどんどん好きになっている。
そして北村匠海だから泣>>続きを読む
見た後に小一時間うんうん考えさせられた。どっちだ。どっちなんだ。
考えさせられる過程で人間性を試されてる感じがして痛い。
相変わらず広瀬すずは凛々しい。
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まずラストが受け入れられるかどうか。自分はダメでした。
全体的には色々な物語が詰め込まれていて、その伏線回収が見事。しかしこの手の話にここまでの「上手さ」は必要か?
他にも「お手本感」が強すぎると感じ>>続きを読む
あのとき、誰もが、耐えることで、怒ることで、泣くことで、そして笑うことで、戦っていた。
淡々と、温かい時間も含めて、何も誇張することなく描かれていくのが逆に凄惨さを際立たせる。
終始じわりと浸透してく>>続きを読む
観終わった後に容易には言葉が出てこなかった。
人間誰しも綺麗事だけではいられない。それでも自分は綺麗でありたい、大事な人に綺麗でいてほしいと願う。果たしてそれは「綺麗」な願いなのだろうか。
ゆがんだ>>続きを読む
二時間ドサドサ刺さり続ける。
人間の白と黒とグレーを本当に鮮やかに描く監督だ。
そして等身大の12歳と6歳を演じる子役2人が本当に素晴らしい。
もうこの2人だけで十分に涙腺が崩壊する。
原作は未読>>続きを読む
誰もに生きていたくなくなるような時、消えてしまいたくなるような後悔がある。
皆いつまでもそれぞれの弱さは変わらないのだけど、進んでいく。それが強さだとも思う。
画、声ともに人物の描き方が本当に素晴らし>>続きを読む
2つの別々の映画を見せられたような気分。
裏を返せば、それほどまでに前半の完成度が高く、素晴らしい。まさに痛快。笑いをこらえるのが大変なシーンも。
後半、そうならないでほしいと思った方向にどんどん行っ>>続きを読む
「どうにもならない」こと、そして「差異」が怒りを生む。
「怒」に焦点に当てながらも、「喜哀楽」もしっかり描かれていてそこに救われる。
俳優陣の演技の素晴らしさのおかげで素晴らしくグロテスクな仕上がり>>続きを読む
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大人たちがいなくなったことで、満足なご飯も手に入らず、電気も消え、惑う子どもたち。
終盤強調される「家族」は「子ども」を通じた「未来」の象徴だろうか。
「未来」のために、「子ども」のために、大人はいる>>続きを読む
まるでアンジャッシュのコントのような話。
ただし、西田敏行や香川照之らの演技力と佐藤浩一の"演技"演技力のギャップが、リアルあるコメディ映画に昇華させている。
ラストの集大成感あるシーンもさすが。
思った以上にアクションファンタジー。
『おおかみこども』は色々と受けつけないところがあったので、このぐらい単純明快な方が気持ちがいい。
視覚的に見る映画。
絵に描いたような姉妹だが、全員とも絵に描いたようにハマっていて素晴らしい(褒め言葉)。
広瀬すずはこの作品が抜群に良いと思う。
原作未読で鑑賞。消化不良感が否めず。
その後原作を読み、よくあそこまでまとめたなと感心。
子役二人の演技だけでも見る価値あり。
「熱血マンガ家映画」としては素晴らしい。プロジェクションマッピングを使った演出も、本作の熱っぽさとマッチしていた。
原作のラブ要素が大好きな者としてはそこが薄いのが少々物足りなかった。
優しく、残酷。人物みんなが嘘つきだらけ。
そして刑事の一言一言に、見ているこちらが「そんなことない!」と思わず「本音」を言いそうになってしまう。
冒頭の鶴瓶の柔らかさに名作を確信。余貴美子は圧巻。八千>>続きを読む
最高。邦画にここまでできるとは。
まさに「パニック」に巻き込まれ続け、あっという間の2時間。
かっこよすぎる大泉洋は言わずもがな、長澤まさみも本当に打率の高い女優だ。
続編に期待。
大きな設定の割に、じわりじわりと物語は進んでいく。
両親を大事にしようと思える話。
切ない。
伏線が見事でまた見返したくなる。
終わった後も『風に吹かれて』だけが頭の中に切なく鳴り続ける。そんなポカンと残る作品。
映像は本当に美しい。
表情や行動はほとんどなく、映像と言葉で進む映像小説といった感じ。
残念ながら移入はできず、置いてけぼりをくらってしまった。
なんでこんなにリアルに描けるのか。
演者全員の出す空気がグサグサ刺さる。
ラストで誰が主人公だったのかわかる。淡々と進む序中盤から仕込まれているその演出に感嘆。
瞬間を必死に生きている登場人物たちと一>>続きを読む
常に心をつねられているような、そんな苦しさと切なさが溢れる作品。
子役の演技が素晴らしい。
良多は本当に変わるのだろうか。とにもかくにも幸せになってほしい。
まさかここまでとは。新海誠が自分の得意技を活かして、最強の作品を作ってきた。
単なる絵ではなく、しっかり動き、観客をしっかり動かす内容。それも射程は子どもから大人まで、がしっとグリップしている。
中盤>>続きを読む
最後までもやもやが解消されない感じがどうにも得意ではない。
とにかく濱田岳がすごすぎ。
世之介の良さがいまいちピンと来ず、、
それよりもこちらが主人公なのではと思わせるほど、祥子を嫌味なく演じ切る吉高が素晴らしい。
あと綾野はこのときが一番良いんじゃないだろうか。アンニュイな感じ。
冒頭から全速の緊張感。
ラストまで息をする間もない。
松たか子の好演はもちろん、当時の橋本愛にしか出せない無垢な狂気が◎。
染谷演じる今ドキの若者も、伊藤演じる林の男もまるでホンモノ。
矢口監督が描く青春劇はさすがなのだが、師匠でもヒロインでもない仲間がいないのが少し寂しかった。
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テーマが刺さる。
穏やかにかつ真っ直ぐにテーマと向き合う潔さが心地よく、そして重い。
しかし、、
人の事情も聞かずにコーヒーを頭からかけるシーンだけはドン引き。。一気に一止が遠のき、全てが興醒めして>>続きを読む
終始泣きそうな気持ちになりながら鑑賞。
「俺たちは最強の家族だ。」この言葉の強さと優しさがあまりに切ない。
よく練られてるのに、登場人物たちがやっていることはものすごく緩い。
夏だからこそ許されるこのダラケきった空気に浸れる、クソ暑い夏の日に見たい作品。
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話はベタ、しかし確かに泣ける。
最後の最後で親父が生きていて「え??」となるが、直接感謝を言えたことがこの話の救いどころなのだろうか…。
柴咲コウが可愛い。
原作は未読だが、なるべく広く要素をつなげようとした結果、逆に拾えていない点が多くなってしまったのだろうなという印象。作中の不明点は多い。
しかし、キャストからも映像からも高いエネルギーが伝わってくる仕>>続きを読む
ゴジラを題材にして現代日本国家を描く。
軽妙で重厚。あっという間の120分。
つべこべ言わずに見るべしと推せる映画。