日高さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

日高

日高

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藁の楯(2013年製作の映画)

3.0

誰も信頼できない国家レベルでの疑心暗鬼ゲーム、って雰囲気でやってるパートは最高に面白かった。矛盾や葛藤を、なんともワクワクする形で組み込んでいるなぁと思いました。

けど、遺族の気持ちとか蜷川ゲームに
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.5

見ている僕が、ジャッキー・チェンがカンフーの師匠をやるというものすごい安心感に抱かれながら、がんばって修行するジェイデン・スミスに勇気付けられていました。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.5

こういうグズグズしたねじれこじれの話大好き。この兄弟間の軋轢は、みてるとゾクゾクして、とても引き込まれる。

仕事も考え方も容姿も正反対の、兄弟の間で繰り広げられる、「俺はこいつをどこまで知っているの
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.5

精神的に正常か異常かというのは、オセロのコマの裏と表のように、つねに状況によって入れ替わる可能性のあるものだと思った。

頭がおかしくても正常な人はいるし、明晰であるがゆえに異常側に行ってしまう人もい
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ありあまるごちそう(2005年製作の映画)

4.5

邦題、とてもいいと思う。世界には十分な量の食糧があるのだけど、その分配がうまくいっていないらしい。

熱帯雨林をごっそり刈り取って地質を変えてまで大豆を育てたり、見た目はいいが味の悪いナスを高い金をか
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お早よう(1959年製作の映画)

5.0

まだ家庭用テレビが出たばっかりのころ。隣の家の戸口からこちらの家の中が見えるような、密集した昭和の新興住宅の間で、ベタベタベタベタとしたご近所づきあいが繰り広げられる。

全く、本当に。面倒で、無駄が
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100,000年後の安全(2009年製作の映画)

2.0

放射性廃棄物を10万年後まで隔離しておくにはどうしたらいいだろう?深い深い穴を掘って、そこに廃棄物を埋めて、「ここ掘るべからず」というメッセージを残して。10万年後まで誰も触らずにいてくれるだろうか。>>続きを読む

明日への遺言(2007年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦後に行われた戦犯裁判のお話。

極めて実直な人柄の岡田資(おかだたすく)中将が被告として登場し、彼はGHQによるBC級戦犯裁判の法廷において、堂々と証言をしていく。言い逃れができそうな場
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

4.5

意識があるのに身体が動かない。喋れない。ものを考えられるのに、誰にも伝えられない。ロックトインシンドローム(閉じ込め症候群)になった男性のお話。彼がかろうじて動かせるのは左目とその瞼だけだった。

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