HNさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.6

親友エリックの純粋で直向きな姿とそれを見守るデクスターママの優しさに涙が止まりません。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.2

目を背けたくなるシーンが多く、がむしゃらで暑苦しい演技は原作に忠実な分、現実味があまりないけれど、キャストたちの迫真の演技には目をみはる。

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.2

足の引っ張り合いはあれど、悪者がいないという設定がいい。伝記映画としては物足りない。

Red(2020年製作の映画)

2.0

R15にしては暴力的でも官能的でもない。内助の功への批判がもはや時代錯誤。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.8

終盤、シャーリーズセロンが敵を倒しまくる長回しのアクションシーンは圧巻。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

1.8

華やかな映像とホラーの組み合わせは新鮮。ただひたすらに不快。

生きる(1952年製作の映画)

2.8

サラリーマンにとって痛いところをつくセリフが多い。中でも「この30年間役所で一体何をしたのか、いくら考えも思い出せない。覚えているのは、つまりただ忙しくて、しかも退屈だったてことだけだ」というのは特に>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.3

独裁者とその側近たちを名著から引用したセリフと華麗な剣さばきで次々と成敗していくシーンはとにかくカッコいい。また、「ダークヒーローが独裁者を倒す」というストーリーの中で、独裁者に熱狂していた国民たちが>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

2.8

こんなクズ野郎の山崎賢人も女神のような松岡茉優も全くリアリティがないけれど、将来への不安を抱える若者たちがもがき苦しむ様子を嫌というほどリアルに描いているところが良い。そして何より松岡茉優が可愛い。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

この映画の素晴らしいところは本来、重たい格差社会というテーマを序盤こそコメディで取っ付きやすく表現しつつも、最後はきちんと苦しい現実を訴えかけているところ。伏線や隠喩が比較的分かり易く散りばめられてい>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

1.8

全く言葉が通じないネイティブアメリカンの信用を勝ち取るために悪戦苦闘する主人公が次第に認められていく過程はとても心温まる。
ただ、ネイティブアメリカンを善人として描いたことが評価されている本作を西部劇
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.2

無意識に人種差別をするユダヤ人の老女と気にする素振りを見せない黒人の老男のやり取りが軽快で面白い。25年という長い時間の中で主人公の移ろいゆく人種差別意識をシームレスに描くことで、ありきたりなストーリ>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

1.6

サハラ砂漠の壮観な大地で繰り広げられるひどく退屈な不倫話。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

ホロコーストの残虐さと主人公シンドラーの優しさがこれでもかと織り込まれた大作。敬遠しがちな3時間超の映画の中でも、この映画は見て損なし。ラストシーンのシンドラーのセリフに目頭が熱くなる。

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.5

胸糞悪い人種差別の映画。不愉快なのは、人種差別の言動そのものではなく、それに対して怒鳴り散らかす被差別側。そこを描いている点が素晴らしい。説教を垂れるでもなく、差別を正当化するでもなく、無くならない差>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

2.0

ロミオとジュリエットになぞらえた王道ラブコメディ。詩的なセリフが多いものの、とても分かりやすく見やすい。
ただ作品賞に輝いた理由がグウィネス・パルトローの可愛さ以外なら理解し難い。

許されざる者(1992年製作の映画)

1.5

西部劇によくある美化された凄腕ガンマンではなく、昔恐れられた悪党でありながらも弾を外す老いぼれを主人公としていることがリアルな世界観を作り出しているが、終始陰鬱でなにが面白いのか全く分からない。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.2

殺人罪の量刑を争う裁判を劇場に見立て、煽動されるマスコミや大衆への皮肉をミュージカルによって演出することで滑稽さがより伝わってくる。また悪人を主人公にしながら、サクセスストーリーにしている点が素晴らし>>続きを読む

ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.3

勧善懲悪モノながら、主人公の“勇敢な心”が仲間たちへ波及し、敵を追い詰める演出は見事。雄大な自然の中で戦う大軍勢をCG無しで撮影した映像は圧巻だが、3時間は盛り込み過ぎ。

アーティスト(2011年製作の映画)

2.5

ほぼサイレント映画であるためストーリーは単調であるが、それ故に発声シーンに重みがあって惹きつけられる。現代の映画に無駄なセリフがいかに多いかがよく分かる。
ただ、今の時代にサイレント&モノクロ映画を作
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

ストーリーを盛り上げる伏線のためだけでなく、登場人物のキャラクターを暗に示すため細かな仕草や発言を劇中に多く散りばめているところが凄い。一見、スリラー映画のようでミステリー要素も多分に含まれているとこ>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

2.0

サヴァン症候群の兄役ダスティンホフマンは観ていて焦れったく、それに嫌悪感を示す弟役トムクルーズも自然でともに快演。
サヴァン症候群の特異な能力を説明するシーンが多過ぎる。主題であるはずの「次第に生まれ
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

1.5

ラストで鬼軍曹の優しさが垣間見れるシーンは微笑ましくて印象的。それ以外に特筆すべき点はない。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

序盤はクズな登場人物たちの描写ばかりで退屈だが、終盤のストーリー展開は秀逸。終盤の野暮な説明シーンがなければ、言うことなし。

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

2.2

アフガニスタン紛争をテーマにしながらも、コミカルさがあって見やすい。副題で戦争は話術だ!と謳っている割には、大将の弁が立っているわけではないところが残念。観るのはエピローグだけでいい。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

日本兵の鬼畜っぷりが戦闘の怖さを引き立てている。グロテスクな描写が多い分、武器の所持を拒否した衛生兵が戦火を駆け回って救助に奔走するシーンは心打たれる。

神様の思し召し(2015年製作の映画)

3.1

序盤のコメディ感がややくどいが、テンポは良く、時間も短いのでとても見やすい。衣装や風景の色使いが巧みで、登場人物の個性や心情の表現が上手い。医学と宗教の対立要素をもう少し織り込められていたらさらに良い>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

刹那的に生きる若者をアドリブとエキストラの多用でリアルに描いているところすごく面白い。ちょいちょい入る気取ったモノローグが玉に瑕。