ウォンバットさんの映画レビュー・感想・評価

ウォンバット

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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

クレオが泳げないのに海に飛び込んで子供たちを助ける姿はすごく印象に残っている。あんなに海に入ることを拒んでいたのに子供たちが波にさらわれかけているのに気づくと真っ先に椅子から立ち上がって海に入っていた>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

4.0

もし知り合いに人を殺したことがある人がいたら。今はどんなにいい人だとしても、もしかしたらまた人を殺すかもしれない。そう思ってもう関わりたくないと感じてしまうかもしれない。でももしそれが親友や家族だった>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.7

家族がひかりの気持ちを全く考えずに周りに妊娠したことがバレないようにすることだけを考えてひかりに寄り添ってあげようとしなかったからひかりは家を出てどんどん変な方向へと進んでしまったんだろうなと感じた。>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.9

最後の結末は予想していたのとは違ったけど、二人とも相手を思いやる心を持っていたからこその結末なんだなと感じてよかったなと思った。安藤純は三浦紗枝に対して恋愛感情を持つことはできなかったけど、きっと彼に>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

ドリスはすごく適当ですごく楽観的でたまにえ!?と驚くようなことをするときもある。だけど、人のことを差別しないし、人を思いやる気持ちも持っている。誰のことも差別しないからお金持ちには変に気を遣ったり、障>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

師匠のばかやろーという言葉はずっとたけのことを大切に思って応援しているのが伝わってきてすごく印象に残っている。

柳楽優弥の演技をしながらビートたけしさんの顔の癖も再現できるところがすごいなと思った。
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.3

驚くくらいボクシングができなかった一子が必死に練習してテストに合格して試合に出るところまで行って人は努力すればこんなに変われるものなんだなということが分かった。最後試合でボロボロにされて悔しがっていた>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

真実を伝えようとどれだけ必死にもがいても社会の上下関係には勝てないのかもしれないと感じた映画だった。立場や権力を悪用して、事実を自分たちの都合の良いように変えてまで何を守ろうとしているんだろうと疑問に>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.1

この話が実話だということにまず驚いた。

サルーのお兄さんはきっと「サルーを守れなかったのは俺のせいだ」と自分を責めながら、後悔しながら亡くなったんだろうなと思うとすごく胸が痛くなった。

そして、サ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

未来や過去に行くことで時間の流れが逆になったり、呼吸ができなくなったりと色々な制約があって頭が混乱する場面が何度もあった。でも場面の転換が速かったから見ていて飽きることはなかったし、前半で張られていた>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.5

昔、私たちが生きていなかった時代にはまだまだ男女の格差があって女性は男性に歯向かうことができず、従いながら生きていたことを知って今では当たり前のことだが、昔から見ると女性が差別されることなく、勉強した>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

耳が聞こえないことは私が思っているよりもずっと辛いことなのかもしれないなと感じた。娘の歌声を聴けないのだから。だから娘の歌声が世間に通用するのかと不安になり、親が反対する気持ちも分かる。でも娘が歌って>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

4.0

この映画を観ると毎回みんなの愛に心が暖まる。みんながお互いに助け合って支え合っているから前の回よりもみんな成長したなと感じた。

個人的には鈴木オートをバカにされたり、怪獣?に鈴木オートを壊されたりし
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.5

たった一人の医者として人のことを考えて自分にできることを全力でしてくれる。そんな人がいたからみんな笑って過ごせてきたんだろうと思った。伊野さんは病気を治すことはできない。だけど人の心には寄り添える。そ>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

3.4

戦争によってなんの関係もない民間人が犠牲になる。家を焼かれて、食べ物を奪われて身体も心も傷つけられる。こんなことがあっていいわけがない。でも実際にそれがこの映画の中では起こっている。いや映画の世界だけ>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.0

生放送はハプニングが起きてもやり直しができないからちゃんと考えてから発言したり行動しなければならないということがよく分かる映画だった。

牛島さんは「あの人がパイロットって言うから」とか「あの人が言い
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.9

この映画は実話とは思えないほど、ひさしさんがいい人すぎて何回も泣きそうになった。一日往復4時間もかけていつ目を覚すかもわからない婚約者に会いにいくところ。目を覚ました時、一緒に笑い合うために毎日動画を>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

舞台を観ているような感覚で楽しめた。でもみんな少しイラッときただけでよく人を殺せるなと思った。私だったらきっと拳銃やナイフを握った時点で恐怖で手が震えるだろうと思うと憎しみは怖いものだなと感じた。>>続きを読む

理由(1995年製作の映画)

4.3

見事に騙された。何も考えずに素直に見ていたら途中から誰が味方で誰が敵なのか分からず、頭が混乱して何度も巻き戻した。

最初はタニーブラウンを見てなんでこんな人が警察官になったんだろうとイライラしていた
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E.T.(1982年製作の映画)

4.1

友達と人差し指を合わせて「E.T.」と言って遊んでいたけどそれがどこから来たのかはずっと知らなかった。だけど今回、私がしていたのはこんなに深くて感動的なポーズだったということを知ってびっくりした。>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

この映画はほとんどが同じ場所、同じ人で構成されている静かな映画だけど自然と物語の中に引き込まれてあっという間に時間が過ぎていったように感じた。

最初はお客さんが一人もいなかった食堂に一人の青年が来て
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.9

映画はテレビで観るのとスクリーンで観るのでは全然違うと改めて実感した。スクリーンのほうが迫力があってずっとドキドキしながら観れて面白かった。

今回のコナンは蘭があまり出てこなかったから少し寂しかった
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.2

次々に親が変わっていくという設定を見たとき、愛情を受けて育たなかった子どもの話なのかと思っていたが、全くの逆だった。こんなにみんなに愛されて、大切に育てられてきた優子は幸せ者だなと感じるくらい、それぞ>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.4

キョヌがいい人すぎて見ていたらヒロインの女の子が羨ましく思えてきた。私だったら地下鉄で彼女を見かけた時点で関わらないように見ないか違う車両に移動するだろうなと思った。でも彼は彼女を助けるだけでなく、彼>>続きを読む

映画 ひみつのアッコちゃん(2012年製作の映画)

3.4

大人になると忘れてしまうことがいっぱいあるんだろうなと思った。大人になるとプレッシャーを感じてストレスが溜まってしまったり、簡単なことでも物事を難しく考えすぎたり、全部の責任を一人で背負おうとしてしま>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.4

平気で人を殺せるようなブッチだけど、父親が子供を殴っているのを見て怒っていたところを見ると子供のことは大事に思っているんだなと感じた。そしてフィリップのことを大切に思っていて自分が死にかけていてもフィ>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.2

この映画を寝る前に見てしまったからすごく怖かった。何故かみんな単独行動ばかりするから毎回、「みんな一緒に行ってーー!!!」と願ってたくらい、単独行動が多くてドキドキしぱっなしだった。

また、会ったこ
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アーティスト(2011年製作の映画)

3.8

無声映画を初めてみたから新鮮な感じがした。それから音がない分、バックに流れている曲が大切になってきたり、役者の演技も大きくしなければいけなかったりと色々工夫が必要なんだろうなと感じた。それから無声でも>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.5

洋画を観たこともなかったあの頃の私でも知っていた映画でずっと観たかったから今回観れてよかった。最初は3時間!?長っ!?と思ったが、見始めたらあっという間に3時間経っていたくらいずっと飽きることなく観れ>>続きを読む

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.1

どこからが人間でどこからがロボットになるのだろうと人間の定義(?)について考えさせられた映画だった。

私は自分が人間だと思うのならそれでいいと思う。別にそれによって困る人も傷つく人もいないのだから。
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

LGBTQ。それだけで人よりもできなくなることが増える。就職だって結婚だって普通に生活することさえもできなくなることがある。昔にはそんな時代があった。でも本当に「昔」だけだろうか。日本では今でも同性同>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.5

杉咲花の演技はやっぱり上手だなとつくづく思う。今回の役の真衣は感情の起伏が大きくてその演技も良くできるなーと感心した。怒るときは本気で怒って、泣くときは本気で泣く。そのメリハリが付いていたから役がとて>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

グレタの書いた曲でいろいろな人の人生が動いていく。たった4分や5分という時間で。曲にはそんな短い時間でも人の人生を変えられる力がある。そしてそれは時に人の命を救うこともある。この映画はそう気づかせてく>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.4

私は茶川さんの「お前とは縁もゆかりもないただの他人なんだからな。赤の他人なんだからな。」というセリフが印象に残っている。このセリフはどんどん時間が立つに連れて意味合いが変わっていっていく。最初はただの>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

まず、この映画を見て主役の演技力に驚いた。ドイツ兵から必死で逃げているときは堂々とみんなの前でピアノを弾いているときの姿とは全く別人に見えるくらい、表情や動きが工夫されていて演技のうまさが伝わってきた>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

安藤さくらの「産んだらみんな母親になんの。」という言葉がすごく印象に残っている。確かに戸籍上では産んだらみんな母親になる。だけどそれは本当の母親なのか。心から子供のことを愛していて子供のことを命を懸け>>続きを読む