エンディング直前の国連での片言の英語でのスピーチは感動モノ。この数分間だけでも見る価値のある逸品です。前半部分はインドの因習の中で孤立無援化する主人公の滑稽なまでの悲惨さが際立ってしまうのと、その中で>>続きを読む
ミュージカルでもなく、実在のミュージシャンの伝記映画でもない本格的音楽映画。見事なアクター振りのレディ・ガガ、監督のみならずシンガーもこなしてしまったブラッドリー・クーパー。一つ間違えば、隠し芸大会か>>続きを読む
インターネットの光と陰の二面性を解りやすく、且つ、的確に描き切っており、子供向けアニメの領域を遥かに超えた秀逸な作品。きっと、今の子供達はこの作品をちゃんと理解して相槌を打ちながら観るんだろうなぁと思>>続きを読む
この映画には、喪失、再生、絶望、救済、人生の全てが描かれています。クラプトンという名前に物怖じせずに、音楽ファンのみならず、全ての人に観て頂きたい感動作。
音楽ファンにとっては、The Beatles>>続きを読む
マーベル映画のニューヒーローということで、一応チェック。元々はスパイダーマンのキャラクターのスピンオフ作品。マーベルヒーローらしく、明暗、強弱を併せ持つヒーローですが、最近の映画の定番になりつつあるス>>続きを読む
如何にもニューヨーカーのお伽話。タイトル曲のS&Gの「The only living boy in New York (ニューヨークの少年)」は、解散間近かの時期に俳優活動でメキシコのロケに向かったア>>続きを読む
公開初日、満席でした。誰もがその名前と風貌は知っていても、その生涯は殆んど知られていないクイーンのリードボーカリスト、フレディ・マーキュリーの伝記映画。クイーンのメンバーが監修しているだけに、冒頭の2>>続きを読む
ストーリー自体も良質なスリラーサスペンスなのですが、何よりも全編PC画面か監視カメラの映像で構成されているという異色の作品。映画館の大スクリーンに解像度の低いPC画面が映し出され、粗い画像がかえってリ>>続きを読む
何とも形容し難い映画。血湧き肉踊るスペクタクル大作。息もつかせぬインド大活劇。超絶ハイパーエンターテインメント。いずれもかなり違う感が拭えない、観た人しか判らない作品です。以前2作目を観てからの1作目>>続きを読む
タイトルからしてヒューマンドラマを思い浮かべますが、その予想を見事に裏切る極めて重たい作品。死刑囚との対話を通じて、悔い改めさせ、心の救済を目指す教誨師役を大杉漣が演じています。大杉漣の初プロデュース>>続きを読む
日本酒が飲みたくなるというレビューに惹かれて上映2日目に鑑賞。「骨格のしっかりした日本酒は、色々な温度で遊べる」という言葉には納得しましたが、それ以外は残念な作品。そもそも、川栄李奈の「神の舌を持つリ>>続きを読む
茶道を通じて日本の精神美を描いた樹木希林の遺作に相応しい佳作。二十四節季をチャプタータイトルに使い、掛け軸の言葉が映画タイトル以外にも重要なプロットとなっているなどこだわりに溢れています。雨のシーンが>>続きを読む
2017年タイでの興行収入No.1映画。カンニングを題材にした学園ドラマながら、下手に友情とか恋とかを絡ませずに、スリリングな展開に徹しているのが秀逸。主役はモデル出身の新人女優。感情移入を拒むような>>続きを読む
原作は小学生向けの青い鳥文庫のベストセラー、コミック版はなかよし連載、アニメ版はTV東京の15分枠。フツーであれば絶対に観ない作品ですが、どの映画サイトでも余りに評価が高いので、もしかしたらと思って、>>続きを読む
悪役プロレスラーが主人公の家族ドラマ。元々現役レスラーの棚橋弘至を正統派チャンピオン役のモデルにした絵本が映画化されたもの。但し、棚橋弘至自身はチャンピオン役ではなく、ヒール役。リング場面は全て新日の>>続きを読む
両親の実話を息子が映画化した感動作。今年の映画の中では「しあわせの絵の具」に次ぐ私的No.2。両方とも偶然にもタイトルに「しあわせ」の文字が入っていますが、ともに「幸せ」を口に出来る人は、戦って、幸せ>>続きを読む
光州事件を描いた「タクシー運転手」に続いて、軍事政権下の大学生拷問虐殺事件を描いた「1987、ある闘いの真実」。韓国の黒歴史と言うべき過去の事件を徹底的に暴き立てる執念には民族性もさることながら、畏怖>>続きを読む
ギンレイホールで上映中。オーランドの安モーテルに暮らすシングルマザーの母娘の物語。夢の国の隣に暮らしながらも、夢とはかけ離れた米国の貧困層を描いた佳作。オーランドの街並みでの幼い子供達の遊び方が何とも>>続きを読む
主演は欅坂46のセンター平手友梨奈、原作は人気コミックとくれば、典型的なアイドル映画。最初から敬遠している映画ファンも少なくないと思います。案の定、映画館はガラガラ。ところが、意外な拾い物でした。原作>>続きを読む
どの映画レビューサイトでも評判がいいので、観てみましたが、可もなく不可もなく。Marvel映画全般が益々シリアス化に向かう中で、ガーディアン・オブ・ギャラクシーとこのアントマンだけは(デッドプールは論>>続きを読む
映画の冒頭にPoohの”People say nothing is impossible. But I do nothing everyday.” (みんな、何もしないでいるなんて不可能だって言うけ>>続きを読む
最強の青春音楽映画とのキャッチフレーズに偽りなし。広瀬すず・篠原涼子をはじめ最強のキャスト、小室哲哉プロデュース90年代珠玉の J-Popセレクション。テーマが怖いもの知らずの90年代ルーズソックス女>>続きを読む
画龍点睛を欠くってこのこと?
難民問題、内戦という現代的テーマを扱った法廷劇。しかも、主演男優の二人の存在感が抜群。カメラワークも悪くない。正にどストライクの作品で、終了5分前までは最高傑作のランクの>>続きを読む
ミュージカル映画というよりは、全編ABBAのミュージックビデオ。青春のアルバムの何ページかは、ABBAの音楽に彩られているアラカン世代にとっては、理屈抜きでハイになれる作品。女子トーク満載で、永遠の女>>続きを読む
「ボルグ/マッケンロー」初日鑑賞。スポーツ映画にしてはやや盛り上げ方に難ありで、一般映画ファンにとっては、物足りなく思うかもしれませんが、ボルグ世代にとっては、ストーリーなどどうでもいい、映画を超えた>>続きを読む
原作は2010年日本SF大賞受賞作。何となくペンギンに惹かれてふらっと観に来たところ、女性客ばかりのフルハウス。生意気な年下の男の子と謎めいたお姉さんという組合せが女心をくすぐるのでしょう。ペンギンを>>続きを読む
文句なく「面白かった!」と言える作品。やはり、この手の映画はキャラクター。ジャック・ジャックをはじめ、バイオレット、ダッシュの子供達のキャラが最高。変にヒーロー仕立てにせず、等身大の愛すべき悪ガキなの>>続きを読む
メジャー映画館満席は久し振り。しかも、映画終了時の拍手。超話題の作品だけに、期待度満点でしたが、ちょっと肩透かし。結局は楽屋落ち?映画関係者の間ではあるあるネタ満載で、超絶面白いのでしょうが、付き合わ>>続きを読む
相変わらずプロットこねくり回し過ぎ、必然性のないアクション多すぎ、と粗はあるものの、何と言ってもトム・クルーズのスタント無しのアクションが凄い。御歳56歳。四捨五入するとアラカンの同世代。もはや、跳躍>>続きを読む