このレビューはネタバレを含みます
冒頭の原爆投下描写は威力の凄まじさが伝わってきた。伸子が諦めたことではじめて浩二と再会できるという流れもよかった。
しかし、取り残された伸子にとっての救済手段が、伸子の死という形で描かれているところ>>続きを読む
一人ひとりの認識や行動に納得感がある。
観ているこちら側としても、想像力や配慮の限界を突きつけられる。
マリオの音楽の良さが際立っていて、アクションシーンも楽しめた。が、自身がゲームのない子ども時代を過ごしてきたせいで、この映画の楽しみも多少削がれてしまっているような気がした。
ハッとさせられる感じとかリアルで繊細な人間描写が去年見たLOVE LIFEに似てた。でも、こっちの方がキャラクターもストーリーも突飛な感じはする。
他の人の感想を聞きたくなるタイプの映画。
すごく変な映画だった。しょうもないコメディに笑ったし、未だかつてないシュールで哲学的なシーンに不思議な感動を覚えたし、目に刺さるような刺激的な映像も意外と心地よかった。
でも全体として好きになりきれ>>続きを読む
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好きだったのは映像と主題歌だけ。
まず設定の面で、後戸からミミズが出てきて地震が発生するとか、それを防ぐために呪文を唱えて戸締りするとか、草太が足三本の椅子になるとかいうのが自分は面白いと思えなかっ>>続きを読む
刑事弁護の苦しさと熱さが凝縮された作品。変に脚色せずありのままを伝えようという骨太さを感じた。法廷シーンは、この手の映像作品では過去に見たことがないくらいクオリティが高い。
人物の描き方がよかった。登場人物それぞれに狂っているところがあり、それでもどこか理解できてしまうような、嫌いにはなれないような描き方がされていた。
妙子や二郎が「事件」の時の心情を語る終盤にはハッと>>続きを読む
細々としたエッセイ的要素やその時々のリアルなやりとりは好きだった。が、エンディングの爽やかさは何故か好きになれなかった。