叫びさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

黒い家(1999年製作の映画)

3.1

思ってたよりド派手だった。保険金詐欺のもっとドロドロした話かと思っていたら、大竹しのぶが意外にもパワータイプのサイコパスでちょっと笑えました。ラストの殺そうとしてる相手にキスしたり、おっぱい吸わせると>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.8

日本に観光に来る外国人には、この映画を飛行機の中で見せるべき。日本のだいたいの地方はこんな感じです。抜け出せない抜け出したい人と、行きたくても他に行くところがない人。都市部以外は割とそんな人たちがうつ>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりキューブリックは最高だ、と思わせてくれる。アメリカ軍人のイカれっぷり、博士の隠しきれないナチ愛、今なら制作できないような内容でとても好きな映画です。Dr.strange loveを博士の異常な>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.0

コロンバイン高校銃乱射事件を被害者、加害者の視点で描くドキュメンタリー風映画。犯行までの描写が長く、なかなか退屈。心理描写というよりは状況再現って感じの作りなのに事実とは異なるという。通販でショットガ>>続きを読む

わが青春のアルカディア(1982年製作の映画)

4.3

1000本目。なんかのレビューにも書いたけれど、乗り込みたい宇宙戦艦ランキング第一位はアルカディア号です。二位はエンタープライズな。と、思ってスタートレックのレビュー見直したら、宇宙一美しい宇宙戦艦は>>続きを読む

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

4.0

999本目は絶対これにしよう、と666本目ぐらいから決めてました。(666本目はオーメンだった。)
思えば、ちゃんと観たことなかったのでそれぞれの人物の設定にびっくりした。なるほどメーテルは青春の幻影
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

3.9

もうすぐ999本目なので、ちょっとフライングしてみました。TVアニメ版とはストーリーも駆け足気味でしたが、松本零士氏の代表作のキャラがたくさん登場し、胸があつくなります。僕ら世代にとってカッコいい海賊>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

サイコな犯人を追い詰めるサスペンスのようで、実は存在と自己認識と自己解放を問うような哲学的で煽動的な映画。ラストシーンが秀逸すぎる。自己の正義を執行して心の平穏を取り戻した役所広司にせまる、モブっぽい>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.1

にちゃんねる伝説のスレを元ネタに映画化されたホラー。元ネタはまとめサイトとかでぜひ読んでみてください。釣りだったとしてもなかなかの臨場感に震えた思い出。映画の方はおれたちのきさらぎ駅はコレジャナイ感は>>続きを読む

ジョーズ'87/復讐篇(1987年製作の映画)

2.1

これ本当に公式続編なの?大学生の卒業製作とかじゃなくて?いろいろおかしいストーリーだけでなく、サメが出る時だけ違う海の色とか3の設定と微妙に違う嫁と弟とか、なぜあの名作がここまでのアホムービーになって>>続きを読む

ジョーズ3(1983年製作の映画)

2.7

期待を裏切らないクオリティの低さ。続編は2で躓き、3で負の連鎖を形成するというが、あまりにも駄作になってしまったなあ。サメは敵だがイルカは友達っていう設定も最近のサメ映画では最早お約束。水上スキーのア>>続きを読む

JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

3.3

パート2はこんなものでしょ。前作と登場人物同じなんですね。サメはなんかハリボテ感がましたような。時代を考えればこんなものかなあ感があった二作目。

二百三高地(1980年製作の映画)

3.8

昭和の豪華キャスト勢揃い。愛国心増長と乃木バッシングの為の映画ですが大日本帝国にとって歴史的にも大事件だし一度は観てもいいと思う。夏目雅子の美しさは何年たっても変わらないなあ。

KUSO(2017年製作の映画)

1.2

きちゃない。ポリコレってだいじだなあ。どういう変態に刺さる映画なのかしらんが、この映画好きっていう人は割と真面目に医師の診察を受けた方がいい。全編通して不快じゃない映像が全くない。現総理大臣の食事会中>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.8

90年代はいろいろ狂ってる時代だったなあ。メイクとジャケ写がショボいので油断してたら、なかなかのグロさ。ロックってやつは人を狂わすのう。どこまでがフィクションなのかわからんが実在の事件を基にしてるとい>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.5

序盤はなんだか眠たい雰囲気。なぜかのポー登場に戸惑いをおぼえる。内容も古典的なミステリーで衣装やら演技は優等生的な出来。中盤でやっと覚醒。ラストの展開は見ごたえありました。

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.7

まーたキムタク映画かよーと思って観たら、意外にいい映画だった。キムタクには無限の住人でやらかした恨みがあるので時代劇、しかも信長は期待できるハズないと思ってましたが、さすがにキムタクも50歳。しっかり>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

アニャの美しさとだんだん狂っていく家族の表情の変化が見所。ラストのオカルトオチはいらなかったような気がしますが。美しい自然と、少ない登場人物でよくここまで見ごたえのある映画ができる。ロバートエガース。>>続きを読む

日本製造 メイド・イン・ジャパン(2018年製作の映画)

3.2

日本ってなんでこういう国になってしまったんだろう系意識高い映画。報道とYouTuberのリアルなクズっぷりかいいね👍️世の中は嘘でできてるから安心して嘘ついていていいんだよ?

弾丸ラナリスク(2020年製作の映画)

2.0

拳銃を拾った二人の陰キャ学生の狂気。想像する以上の展開にはならない。ショートムービーなのに疾走感もない。

修羅ランド(2017年製作の映画)

3.5

阪元裕吾監督作品の超絶血みどろホラー。テンポよく進んでいくので飽きることなく一気に観れるのでベイビーわるきゅーれ観たひとにオススメしたい。この監督、ただ者じゃない。

17クラブ(2022年製作の映画)

2.4

漫画風背景に実写の俳優が演技をし、声優が声をあてる。一見斬新な仕組みの短編映画。出演者も声優の演技もストーリーも悪くないのに、なぜかつまらない。あえてわける意味はあったのか疑問。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.3

梅図カズオっぽい設定のホラー。なんかぎこちない演技も全て伏線だったのかと思えてしまう、なかなか面白いストーリー。時々ビックリドッキリ演出もありながら、その奇妙なタイトルの意味がラストで解った時の気持ち>>続きを読む

私は貝になりたい(2008年製作の映画)

3.3

中居クンにとっては生涯で一番の名演として後世に残るであろう映画。最近なにかと世間を騒がせてる彼。この映画とは逆に大きな権力に強い意志で逆らっていれば、今どうなっていたのか。でも15年前の映画がアマプラ>>続きを読む

したさきのさき(2015年製作の映画)

2.3

ありふれた笛ペロ事案かと思ったらまさかの机ペロ事件。フェチは様々というお話。あんまりヘキに刺さらなかったけど友人役の女優さんはなかなか良かったと思います。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.6

仁義なき戦いシリーズ4作目。さすがに連続して観るのが辛くなってきました。広島も呉も今ではほのぼのしてるのになあ。昭和って時代は全国どこでもなかなかアツかったんだわ。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.6

前作二作に比べるとちょっとおとなしめ。いや、渡瀬恒彦はかわいそうだが。田中邦衛のキャラが、典型的なスネオポジションで、今後どう追い込まれていくのか楽しみでしょうがない。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.8

前作よりもアクションがいい。名だたる名優たちが出演していて、昭和日本映画史を学ぶにも絶好の良作。前作観ちゃったら観ずにはいられない。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

菅原文太が漢すぎる。ゴッドファーザーにも似たヤクザ内部の抗争を大人になってから観ると滑稽ですらあるが、漢の姿はどんな時代も変わらんのですね。「弾はまだ残ってるけんのお」言ってみたいセリフですねー

ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

3.8

1954年公開の映画であり、誰もが聞いたことある文学作品だろうが、はじめて映画をみたかも知れない。最近、無人島でサバイバル的なものがネットに多く出回っているからか、意外と初期装備が充実してて、びっくり>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

北欧舞台の映画なのに派手なアクションもどんでん返しもない、地味な映画。なのに、なぜか引き込まれてしまう。こんなにも豪華キャストなのに、誰ひとりいい意味で目立たない。いや、ニコール・キッドマンとアニヤ・>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

2.3

ジョブズの功績は、凄いんだろうけど、映画はたいしたことなかった。ジョブズが偏屈な人だった、ってエピソードは他にもたくさんあるのに、なぜあえてこんな単調なストーリーにしたのか。薄っぺらい家族愛のコスプレ>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.3

ゴーリーっぽい世界観。なんか、ずっと食べてる映像ばっかりだが、どれも美味しそうで困る。チェコの童話を元にしたストーリーらしいですが、この物語から得られる教訓は、母性ってやつは良くも悪くもタイヘンだって>>続きを読む

デッド寿司(2012年製作の映画)

3.0

アタックオブザキラートマトみたいなシュールさはあんまりないけど、アクションとグロさはなかなか良かった。こういう明らかに、ふざけてる映画って観ていて気持ちいい。どうしてか、曲はやっぱりいい。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

これコメディだよね?いきなり親友から絶縁を言い渡されて、「今度話かけてきたら指切るからなオレの指を。」って言われたら絶対縁切ろうと思う。でもあきらめられない、主人公の陰キャおじさん、よくみたらコリン・>>続きを読む

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

2.6

ザクセンハウゼン収容所の観光ツアーをモノクロ定点カメラで。ガイドも時々しか喋らず、カメラもなが回しが多くて心地よい眠りに誘われる。観光客多いな?2016年はまだコロナの影響もなく、夏だからか薄着の人が>>続きを読む