itocoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

シャーロック・ホームズの妹エノーラが、母親を探すために探偵の才能を発揮しロンドンで奮闘するお話。フェミニズム要素もあり「自分の未来は自分で決める」と確固たる意思を持つエノーラ(と母)の勇ましい姿に惚れ>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.0

公開当時 予告が怖くて見に行けなかった『来る』を漸く鑑賞しました。日本の闇(男尊女卑の風潮)が生み出した災いを憑依系ホラーで表現していてとても面白かったです。登場人物1人1人に細かい設定があるようなの>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

20分ほどの短い映画だからと軽い気持ちで鑑賞したら衝撃のラストに戦慄しました。2人の少年目線から見た人種差別、そしてヘビの話。負の連鎖は止まらない。短編だからこそできるストレートなメッセージが胸に突き>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

私の理想が詰め込まれた作品でした。特にジョーの考え方と生き様が好きで「自由な中年女になりたい」という言葉に強く頷いてしまった。悩み葛藤しながらも自分の信念を貫いたジョーがかっこよかったです。また、ジョ>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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雨の演出が素敵な映画を見たくなったので、夜だけど珈琲とデニッシュをおやつに鑑賞しました。いつ見てもオードリーヘップバーンは気品があって美しいし、ポールの紳士的な態度にはきゅんきゅんしてしまう。友人から>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

昨年見逃してしまった作品の1つがTSUTAYA TVで見放題になっていたので鑑賞しました。異なる環境下で育った主人公達が、2ヶ月の旅を通して打ち解けていく姿が素晴らしかったです。ただ、友情ストーリーと>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.5

1967年のデトロイト暴動を描いた映画。白人警察官の容赦ない暴行射殺拷問シーンはドキュメンタリーを見ているかのような臨場感と緊張感があり、息が詰まって苦しかったです。また、事件後の白人優位な現実も胸が>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

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私がクラシックギターにはまったきっかけの「愛のロマンス」は、この映画から生まれた曲だと最近知りました。無垢な子ども達の行動は微笑ましいけれど、時に残酷で、だけどそれよりも戦争をする大人が憎い…そして哀>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女性も世の中もつまらないと思っていた主人公が娼夫という仕事を通して成長するものがたり。娼夫とは、主人公曰く『(人の)欲望はその人の傷付いているところや弱いところにひっそり息づいている。それを、実際の世>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

金曜ロードショーで初鑑賞。ハラハラドキドキのドタバタ展開ですが、伏線回収も綺麗で面白い~!パラレルワールド展開も気になる!!来週のpart2が楽しみだ~!

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

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1865年に奴隷制度が廃止されても尚、姿形を変えて人種差別が行われてきた経緯について分かりやすく説明しているドキュメンタリー映画です。Black livse matterについても触れられており、複雑>>続きを読む

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.5

幼い頃からコケージャンとの共存を、そしてアフリカンアメリカンとしての誇りを教えられてきた高校生のスターが、ある事件をきっかけに人種差別と向き合っていくお話です。

無自覚に差別を行っているマジョリティ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

ようやく鑑賞できました…!嬉
10歳の少年目線からWWⅡのナチス政権をコミカルに(だけどシリアスに)描いている映画。子ども目線で観るからこそ、リケルの『すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

心が落ち着かない日々が続いていたので鑑賞しました。日日是好日とは「晴れやかな日も嵐のような日も大切な何かを失った日も、ありのままを受け入れて一瞬一瞬を大切に生きることで毎日が素晴らしいものになる」とい>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイタニック号沈没事故を元にした数日間の儚い恋物語を描いた作品。パニック映画さながらの緊迫感ある映像に、当時の様子や韓国の沈没事故を連想し、胸が苦しくなりました。ラストで、ローズが生きることを選んでく>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

3.0

暴力は暴力しか生まない。行き場のない感情で胸が絞めつけられ、タイトル通り息もできなくなる作品。この映画の出来事は一個人の問題ではなく、貧困社会や男社会など社会構造を変えていかないと負の連鎖は止まらない>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

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ヒトラーの独裁政治をユーモア交えて批判している映画(1940年公開)。チャップリンがヒトラーとユダヤ人理容師の二役を演じており、兼任してるからこそ出来る終盤の演説はとても素晴らしいものでした。チャップ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

愛、騙し合い、官能、サイコスリラー等々が凝縮されていて、不気味で妖艶な世界観が素敵な作品。さすが韓国映画。男性社会に屈しない彼女たちの強さには勇気をもらえるし、スッキと秀子の関係性も最高でした。はぁ、>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.8

激動の90年代を駆け抜けた3人の女性と、思春期真っ只中の男の子にまつわるヒューマンストーリー。皆自分の意見をしっかり持って議論をし、お互いを認めあって尊重している姿がとても良かったです。音楽と映像美も>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

育児放棄された知的障がいを持つ子どもと、男性同姓愛者2人の温かくて切ない物語。LGBTQ+の理解が乏しく、社会的立場も法的な権利も認められない差別的な世界が生んだ悲劇に腸が煮えくり返るような思いになり>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

「モノに支配されている」と思うほどモノで溢れかえっている部屋にうんざりした主人公が、必要最低限の物量を把握する実験を通して人生を見つめ直す好きな。わたしは“自分にとって心地良い物量”を見極めるのに10>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

切なくて儚くて、心が温かくなる純愛ストーリー。映画の中の人と両想いになる…という映画好きには堪らない設定ですが、冒頭のナレーション(※)と『映画って儚いものだな。人を幸せにするために生まれてきたのに…>>続きを読む