なおたろさんの映画レビュー・感想・評価

なおたろ

なおたろ

キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

3.5

自然災害みたいなホーケンの武、それを人として向き合う王騎もまた… 王騎の怪鳥って二つ名好き 
紫夏、尾到、キョウみんなそうなんだけど、王騎の死に際は特に浪漫の濃度が濃すぎる その浪漫を背負って演じてる
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

刑務所での天使だったクムジャさんの親切は自己犠牲 時間も肉体もすべて差し出すしか仲間を作る手立てがなかった だけど廃校での彼女は違う 被害児童の親を集めて復讐を相談するクムジャさんは本当に親切だ
拳銃
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映画 おいハンサム!!(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

映画としてというよりドラマの続編としてすごーくよかった 見ていてお腹が空く作品はいい作品じゃないかと心から思える
日々の営みとしての家事や生活を軽視せず尊重し、「10秒じゃ足りない」とくどいほど伝えて
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

タシ自身の中身も魅力もあまりにも苛烈で、彼女も制御しきれないような力にパトリックとアートが振り回される話だと思ってたのに…
パトリックが二人しか知らない合図でアートを目覚めさせたとき、いちばん強欲なの
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ノートルダムの鐘 II(2001年製作の映画)

3.2

結局ロマンスかい!となりつつ、カジモドが欲しかった形の、エスメラルダファミリーでは与えられない形の愛を受け取れてよかった〜とも思う

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これを見て「美女は結局ブサイクではなくイケメンを選ぶ」みたいな捉え方をするひとを見かけて気になった映画 創作物のルッキズムは大前提としてもその感想が出ることに驚いている
カジモド自身も顔のことばっかり
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ホームドラマ(1998年製作の映画)

3.7

二重螺旋の恋人でも出て来たけど、医師と患者(家族)が一人がけのソファを向かい合わせて座る構図好き オゾン監督の知る精神科?カウンセリング?はこんな感じなのか、海外の精神科はこんな感じなのか気になる(ハ>>続きを読む

ある用務員(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

好きな俳優に阪本裕吾作品出てほしすぎる
腹違いの妹を追い詰める兄よりも、最後は深見が唯のお兄さんに見えた
幼馴染は実は生きててほしいと思いつつ、金田一読んでから重要人物がちゃんと死ぬ作品でグッとくる心
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.2

あんまり集中できなかったからかもしれないけど、レオニーがどういう感性の子なのかあまり分からなかったかも
「さあな」ばかりのスティーヴが、あれこれ将来やバイトのことに口を出されてイライラしてるレオニーに
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べー。(2016年製作の映画)

3.0

確かに作風がファミリーウォーズにつながっている…

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.0

本来は姉の縁談だったところ、しかも見知らぬ土地に14歳の末娘を嫁がせて子供産め〜!調停役を務めろ〜!てすごい時代
おとぎ話みたいな画面でくるくる見せつせられる子作りに非協力的な夫、先代と愛人の歪な様子
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

景気が良い!!!!関西組が来るとテンポが良くなるし、紅葉ちゃん&伊織さんのコンビ好き
怪盗キッドをとにかくかっこよく映すぞ!という気概を感じる、ナチョに化けたキッドが変装を解くシーン超超良かった
黒羽
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.7

「水入らず〜!!!!!!」
最初もじくんと打ち解ける長回しのシーン、高校生のテンポ感思い出してふふっとなる そこでもう登場人物に愛着がわく
美波スイミングスクールで「な!」て言っててかわいかった 夏が
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.8

人が嫌いということは自分が嫌いということ、人の気持ちが想像できないということは自分の気持ちを考えられないということ
序盤の栄さんで「変な映画だ」と分かり、氷室くんの一連で子供の柔軟さが沁みて、町田くん
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

机投げて窓をぶち破ってくれたチャールズが幻覚だったのが苦しい
一生付き合う病気として統合失調症の凄まじさ、人生への影響力がよく分かる映画

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.2

アクションが本当に本当に本当に気持ちいい
無印で裏方の人たち好きだったから、そのへんがたくさん登場して嬉しい

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.7

テッドの犯行の場面ではなく裁判を中心に映像が展開したのがシリアルキラーを題材にした作品としてかなり良かった 実際の裁判に忠実なつくりでこれか…とぐったりするけど、「知性の使い方を間違えてる」と伝えた判>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.6

小ぶりだけど理屈がシンプルで混乱しすぎずおもしろがれた

星の子(2020年製作の映画)

3.5

家族だけで過ごしているときは多分大丈夫なんだよね 宗教の外の他者の目が入ってくると一気に難しくなる
ちひろの憧れる南先生は顔以外どこが良いのかようわからんという感じ(同級生からもそう思われてる)だけど
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市子(2023年製作の映画)

4.0

杉咲花ってこういうメッセージ?ストーリー?を演じる役者なんだなあって改めて感じる 市子…

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.2

延人殺してすったもんだして割とすぐアキラ産まれてない?まじ?と結構序盤で引っかかってしまった

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

振り回される柄本佑は最高
地方のラブホ(?)と黒木華の似合わなさが最高
復讐を果たしながら佐和子は漫画家としての俊夫を手に入れており、あっぱれだねー

ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

文則の詰め方ゾワゾワするけどめちゃくちゃ稼いでそうなのもわかる笑 こういう人の言う「納得するまで話し合おう」は「俺を納得させろ」でしかないのが、つらい
綿子と木村くんも、文則と今の不倫相手も、文則とか
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.7

伊東四郎の白塗り良すぎ
この人数の群像劇をしっかり仕上げてくるのたまらない

うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー(1986年製作の映画)

3.0

うる星日常回の型を外してビューティフル・ドリーマーを目指したんだろうけども…という感じ 

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

なるほど、ベラにとって将軍を死なせるのは「よくないこと」だから命を助けるし、将軍そのものは「悪」だからヤギの脳を移植するんだ 母であるヴィクトリアとしての復讐でもある
束縛から逃れ自分を創り上げていく
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うる星やつら3 リメンバー・マイラブ(1985年製作の映画)

3.5

不気味でファンシーな友引メルヘンランドいいね 追いかけっこのシーンはアニメって楽しいと思える
カバになってから自分の存在価値が揺らぎラムに弱音を吐くあたるをもっと深掘りしても良いのにと思いつつ、喉元過
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どの場面が現実でどの場面がボーの幻覚なのか分からなくなるつくりで、こちらは結構混乱しながら観る羽目になるんだけどその混乱こそがボーがいつも感じている「恐れ」の結果なんだよな
49歳のホアキン・フェニッ
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.5

とことんしつこいのって面白い
本家を見てから見たら良かったかも

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パニックホラーだったら苦手だなと心配したけど存外じっとりした話運びで良かった
細かく見ていけばこの場面は誰が悪い、と思うんだけど各々の行動の根幹にあるのはすごく普遍的な感情だから馴染む
一番悲惨な目に
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らんま1/2 決戦桃幻郷!花嫁を奪りもどせ!!(1992年製作の映画)

3.5

らんま、好きだからこそラストまでにかすみさんが何か明確に報われてほしかったと思っている
あかねたちが攫われたのに男に戻る水に一番興味が向いてるらんま相変わらず結構最悪で面白い

愛と誠(2012年製作の映画)

3.9

登場人物それぞれが痛々しく尖っていて愛おしい 裏番のキャラにもうちょい迫力かカリスマ性があるともっと好き
ガム子の「また逢う日まで」を劇場で見たい、安藤サクラはなぜこんなに魅力的なのか

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.2

山田杏奈が演じる女子高生の質感さいこう
純が「ホモ」と自称するたびに自罰的な気持ちが伝わって苦しくなる
亮平と小野の立ち回り好きだなあ

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.3

映画だけ見たけどなんとかなったようなノリについていけなかったような
風間俊介の使い方はかくあるべき

ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

たとえと美雪以外の全員、愛自身すら愛をもてあましている感じ

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.4

こういう人実在するんだろうなあっていう空気感がリアル
「勉強が出来たかどうかは分かりませんけど、宿題はちゃんとやってました」の台詞が妙にキツかった 誰かに怒られないことが恋人に嘘をつくことより上に来て
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