mihoさんの映画レビュー・感想・評価

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.1

なんといってもやはり映像描写が美しい。

日常生活の中に少しだけ、でもものすごいSFを加えるのがうますぎる。
地震がミミズのせいではないことはもちろん知っているが、自然現象は100%科学的の予測できる
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.7

バレンタインリバイバル上映で鑑賞。ロマンティックなワンナイトラブだと勝手に思っていたがいい意味で想像を裏切られた。

全体を通して2人の会話では、愛、男女、生、死など生命に関するトピックについて触れら
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.0

キッドの過去などあまり知らない人が新作の予備知識として観るのに良い映画だった。
昨年の灰原特集やその前の赤井ファミリーに比べると、ピックアップする話や繋げ方にやや物足りなさを感じたのでスコア3。
古参
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.4

切なく暖かいロマンス映画だった。

生きているうちに伝えたいことは伝えておいたほうがいいし、会いたい人には会いに行ったほうがいいと思わせる作品だった。

勧善懲悪の要素もあって話もわかりやすかった。
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

可愛くて面白かったです。
遠藤先生監修とは言え、どこかアニオリ感があったので原作推しの私は物足りず3.4。
大人も子供も楽しめる作品だと思いました。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.2

空港の中でお金を稼ぎ、言語を学び、人間関係を築き、脱出ゲームをしている気分になれた。

空港のその性質上どの国にも属さない不思議な空間であるという面白さを存分に生かした作品だった。

最後やや見るのに
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.7

日々の生活がいかに尊くて美しいか、噛み締めることができた作品だった。

忙しく不安な毎日の中でどうしても世界はくすんで見えてしまうけど、気付こうとしていないだけで小さな幸せは溢れているし、自分の行動で
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.3

続編。前編の終わり方やサムネからバトル要素が強くなるのかと思ったがそうでもなく、兄弟の勇気や親たちの責任にフォーカスを当てた人間くさい話になっていた。

前編で語られなかった人外侵略初日の話や登場人物
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

音を出したら“何か”に殺される話。やや説明不足なところや詰めの甘いところはあるものの、スリル感は申し分なく手で顔を覆い、できるだけ物音を立てずに鑑賞するくらい臨場感溢れる作品だった。

私はホラーがあ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

近未来で起こりそうで起こらなそうなインターネットの世界「U」での話。ネットの社会と現実社会のつながりを暖かく描いた作品だと思う。

同時に多感な思春期の子供の成長も描かれていて、心の底ではわかっている
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バブル(2022年製作の映画)

3.0

現代版人魚姫。新海誠監督味のある彩り鮮やかな背景と現代風でスタイリッシュなキャラクターデザインが素敵なSF作品だった。

ストーリは映画で語りたい柱、軸のようなものが何本かあって、伏線を張り回収するの
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

友情、より深いが家族とはまた違う、2人の絆を描いた物語だった。

盲目のフランクは、口が悪いだけでものすごく優しい人だから、彼の上部しか見ていない人は彼を軽蔑し離れていくが、彼の中身まで見る人は彼を慕
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

いかなるネタバレも防ぎたいのでレビューはまた今度。宮崎駿ワールドだったので一人考察タイムです。小学生の時ハウルを初めて見た時の感覚に近い。もういい大人だし、人生経験も感性も人並みに積み重ねてきたはずな>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.6

ラブコメディでふふと笑いながら鑑賞できる楽しい作品。現実世界なら結構な修羅場だが最後はなんやかんやハッピーエンドになるので後味も悪くない。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

生物的な生殖欲求に反しても一人の人間として相手を愛せるってピュアそのものだよねと言っていたBL好きの友達がいたがわかった気がする。

言葉が少ない分、二人の間の絶妙な距離感、駆け引き、部屋の状況や行動
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オールド(2021年製作の映画)

4.4

死を目前にした人間の弱さや醜さ
クライマックスで示される個人の利<大勢の利の構図
答えのない問題について考えさせられる映画だった。

リゾートでの休日、豪華なホテル、透き通る海、豊かな自然とロケーショ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.7

独特の世界観を持つ作品だった。現実と記憶とが錯綜して混乱するが、記憶を消去する過程を追体験できるという点で面白い演出だと思う。

誰しも自分の記憶から抹消した人は一人や二人いるだろう。しかし自分の頭の
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.0

何も予定のない土曜日の夜に半額のお惣菜とレモンサワー飲みながら観るのにちょうどいい映画だった。

特に仕事が楽しいアラサー女子には共感しかない映画だと思う。

登場人物はやや極端な性格の人が多くそんな
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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

3.8

昔のイギリスを舞台にした映画。アランリックマン、ヒューグランド、ケイトウィンスレットなど名俳優が出演する映画である。

物語はイギリスの片田舎で暮らしているようにゆっくりと進んでいくため、少し退屈さを
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.8

ギャグ路線が強く流し観するのにちょうどよかった。
アメリカから見た日本ってこんな感じなのかなと思いながら観るのが楽しかった。
ミステリー映画ではなくアクションやコメディとして捉えると楽しめると思う。

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.0

舞台は20世紀初頭のイギリス
映画は1964年公開

田舎の貧乏娘が王宮のパーティーに出るなんてサクセスストーリーは、経済成長真っ只中のイギリス国民に響いただろうし、登場する女性たちは、自分の意思をも
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.9

今期は恒例の展開とはちょっと変わった展開・内容で楽しかった。

本作で有名なエピソードに触れていたり、有名なワンシーンがでてきたりするので原作を読み込んでいる人や、古参フリークは興奮すること間違いなし
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

新感覚のホラームービーだった。

所々に散りばめられた違和感が徐々に増えて大きくなり、鑑賞者に真実を予想させる。

ホラーやミステリー系初心者でも比較的みやすい作品であるし、退屈させないストーリー展開
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.8

さすがバズったエッセイ。名言ありすぎて刺さりまくり。

ちひろさんって強そうでこんな人になりたいなと思ってたけど、本当はすごく弱くて、繊細で、満たされることに恐怖を抱いていて、そういうのを隠すために「
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

あの名作を大スクリーンで観れたこと、そして言うまでもなく物語の良さで終始大号泣だった。
私如きがレビューをすることさえおこがましいが書かずにはいられない。

タイタニックが沈没した1912年の身分や人
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.5

「誰だって何にでもなれる」というメッセージがシンプルに伝えられており、私も頑張ろうと思える作品だった。

肉食動物だから凶暴、草食動物だから貧弱なわけでもないし、キツネが嘘つきでウサギがか弱いわけでも
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

4.2

哀ちゃんファンは悶えるから絶対に見たほうがいい。
ミステリートレイン編を大スクリーンで見れるのはお金を積む価値がある。
次郎吉おじさんもまだ永井さんだし、色々貴重すぎる。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

「実ほど頭を垂れる稲穂かな」
ベンは経験も知識も実績も人望もあるが決して驕りたかぶる事をしない。
まさにベンはこの格言を表象したような人だった。

ベンがインターンとして会社にきてから周りの人がいい意
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.0

全然違うコミュニティで生きていると思われる数名の男女がニューイアーズイブというイベントを中心に交わっていく小説を読んでいるような映画だった。

登場人物1人1人のバックグラウンドの描写はほぼなく深みは
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.8

ラブストーリーはあまり得意ではなかったけど、楽しく前向きになれる素敵な作品だった。

新しい環境に身を置き、新しい出会いがあることで、自分の固執した考えを手放すことができ
本当に大切なことは何か、本当
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

4.5

子供たちが漂流生活の中で心の成長をしていく素晴らしい作品だった。アニメ×SFはあまり観ないが本作は自分の興味の範囲外の人にも是非観ていただきたい。

登場人物のキャラクター設定が丁寧にされているところ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

バラード曲を聴いているような作品だった。90年代の映画はなぜこんなにも清らかでロマンチックなのだろうか。

街角のさえない書店の店主と大物女優が恋に落ちるなんて現実世界では到底有り得ないが、それを可能
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