隣人さんの映画レビュー・感想・評価

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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

お金があるに越したことはない。
他人になにかを与えることで、自分が救われる、軽減される罪悪感がある。
なんの憂いもなく、不安もなく、円満に幸せになることなんて不可能。
自分の幸せを実現するために他人に
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

私が勝手に期待しすぎた…
映画にじっくり入り込めばもっと楽しめるんだと思うけど、流し見てしまったので全体的に助長に感じてしまった。
セリフ、行動のリアルさが実生活と重なって身に染みる人も多いんだろうな
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ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

3.5

メチャクチャなようで全くの荒唐無稽なわけでもなく。
視点の仕組みについて前もって知っていたのでああこれか…と楽しめた。
私はラース・フォン・トリアー作品が好きなので、なんでも許すタイプの人間です。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.7

ヴィゴ・モーテンセンのアラゴルンとケイト・ブランシェットのガラドリエルを拝みたくて、原作を読破してから映画に挑んだ。映画を見てあらすじを知っていなかったら置いてけぼりをくらっていたと思う。
レゴラスが
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

将軍が晩餐会に参加してくれてよかった。
料理人として蘇ったバベットが最高だった。
村や宗教に不穏さを感じてしまったが、きっと何も変わらず彼らは置いていくんだろうな。
一生に一度でいいからバベットの振る
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ある男(2022年製作の映画)

3.6

安定感のある映画だった。
原作を知らなければところどころ話に追いつけなかったかも。
他人に対して無神経になっちゃいけない。

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.6

全体的にめっちゃいい映画ではないんだけど、作品のモチーフ、動機が流石すぎて文句を言えず最初から最後までじっくり見てしまった。
ラース・フォン・トリアーを好む人には勧められるけど、ラース・フォン・トリア
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スマイル(2022年製作の映画)

2.6

個人的に、ホラーはアジア系のじっとり系のほうが怖く感じるので、あまり楽しめなかった。
こういうのはホラーといってもモンスターっぽいというか。

ひろしま(1953年製作の映画)

3.7

重たかった。全ての人間はこの重みを知るべきなのではないか。
生きていただけなのに、ある日突然地獄に落とされる理不尽。
現実は映画よりもっと酷い。それが起こったという事実を知らないことも罪だ。
言いたい
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

テンポが良く、おとぎ話感がある。
主演俳優のビジュアル、ストーリー、全体的に好みの映画だった。
もっとじっとり薄暗い話かと思っていたけど、そこまでではない。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.4

スリラー&アクションかな?
テンポが早いのは正解だった。
正体が明らかになった今、エスターの不気味さがないのでなかなか見せ場が作りづらいのか。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

初めはそうでもなかったのに、見終わった時にはキャシー好き〜!! ってなってた。
終盤の男同士のクソな友情にはムカついた。あのお前は悪くないって慰めるシーンでマッチョな腕を見せつけてくるのは狙ってのこと
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

まあまあかな〜。なんとか収まりをつけたほではないか。うまく引っかかってうまくひび割れたご都合感はあるが。
展開めちゃ速なはずだけど、ぎりぎり見られる時間配分だった。老化スピードの設定が良かったというこ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

伏線が〜とか細かい設定が〜とか考えず、気楽に見ても十分楽しめると思う。
大筋が至ってシンプルな、涙あり笑いありアクションありのエンターテイメント映画なので。
細かく盛りだくさんなので、終始退屈しない映
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

3.4

終わらない青も、子宮に沈めるも、どうしてこんなに誰も助からないんだろうってもどかしく思うけど、実際救われるってことの方が奇跡ってことか。
その後の日常の経過も含めて、現実を提示しつづけることによる問題
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体温(2011年製作の映画)

2.3

これまでに扱ってきたテーマが重すぎて、今回のような軽め(?)のテーマで勝負するならもっと面白いストーリーにしなければ箸にも棒にもかからないのでは。
そんな簡単にはうまくいかないよね。

終わらない青(2009年製作の映画)

3.5

みんなが知らないふりをする、暗くて汚い現実を映像化した話。
誰かあの男を殺してくれ。
楓を助けられないなら、せめて楽に死なせてやってくれ。

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.0

私もマッツ・ミケルセンに調理した魚を食べさせられたい。
全体的にはそんなに楽しくなかった。
俳優ありきの映画が嫌いなわけじゃないけど、それを差し引いても私は入りこめなかった。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんなにも息子を大切にするのは、母親だから、だけではなく、昔殺しかけた負い目があるから?
ジンテはもっと何か痛い目を見るのかと思いきや、物語を前に前に進めるという役割を担っていた。
母親の行動を見てい
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山の焚火(1985年製作の映画)

3.5

嫌いじゃないけど好きにもなれない話だった。
いつまで坊や扱いするのか、そのままでいいのか。姉も、親にとって都合よく子供扱いされたり労働力と見做されたり坊やの面倒をみさせられたり。その後産むのかどう育て
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.6

ストレンジラブ博士の名前とクセの強さとか、爆弾に跨り落下するコング少佐とか。
ストーリーとか。
ほんとに唯一無二だな。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

時代とか新しいとか古いとか、関係ないんだな。
どういう感覚があればああいう表現にたどりつけるんだろう。
想像する能力。想像を形にする能力。
他の作品も独自性たっぷりだけど、この作品の完成度が今のところ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

何度かでてくる「どうして私ばっかり」みたいなセリフが辛い。
人生の立ち位置が決まっていて、そこが自分の場所なのに、そこで生きていくことには常に苦難が伴う。
分かり合えなくてもいいから、せめて傷つけない
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.4

メリル・ストリープの魅力が印象的。
料理系の読み物や映画が好きなので見た。
ジュリーとジュリーアの関係、その落とし所の付け方が映画らしかった。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.4

誰も好きになれない〜。
終始不快感はあったけど、見終わった後には面白かったからまあいいかという感じ。
みんな仲良くしなきゃいけないけど、他人より幸せになっちゃいけない現代日本。

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.7

誰も幸せになれないかと思ってたけどみんな幸せになるパターンのやつだった〜!
美術ってもはや本当になんでもありで、問題になろうがその問題になったことによって価値がついたりするよな。
そういう世界もあれば
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

そんなに怖くない。
グロもあるけどさほどではない。
ドキュメンタリー形式に感じがちな、ちょっと長いなと思ってしまう部分がありつつも、まあ全体的には楽しく飽きない展開、映像表現だった。
カルマの集大成を
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.6

叶姉妹がおすすめしていたので鑑賞。
濃くって重たい短編×3話。
みんな自分の望みを優先していたらああなった、というか。
あの激しさはお国柄なのか?

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.6

インタビュー後のダンスシーンが好きなので、これからの人生で何回か見返すかもしれない。
でも毎回最後まで見ることはないと思う。

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.0

若い女性俳優が細すぎてそこばっかり気になった。
ラスト何分かがとても画面を見つめていられなかったんだけど、あれを何分続けるかってどうやって決めるんだろう。
自分にはチカチカシーンが長すぎた。

星の消えた空に(2021年製作の映画)

3.5

アマンダ・セイフライドが見たくて。
理屈じゃなくて、自分でもどうしてこんなに不安になるのかわからないくらい全部が不安になる。
全ての悪いことが起こってしまう気がする。
自分がそこから消えることで初めて
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

シルビア可愛すぎんか?
理想ばっかり語って、自己中な妄想ばかり膨らませて、無駄な行動力はあって、自分をコントロールできないことによって他人に迷惑をかける。
世の中にはこういう存在が実在するから、どうか
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.3

宇宙飛行士と初老の女性の交流が1番ありえないのに、1番心穏やかな気持ちになった。
おじさんがエレベーターを使用していることがバレて糾弾されるのではないかと終始気にかかって無駄に疲れた。
女優と少年は、
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

2.5

特に怖い、不気味といった感じもなく。
テーマ、ストーリー、絵面など、全体的に中途半端な印象。ホラーなの?
現実として、老いて衰えるよっておかしくなっていくことのほうがホラー。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

ラストは上がるのか落ちるのかちょっとハラハラしながら見た。
少しアルコール入ったほうが適度に緊張がほぐれて適当になれて、人間関係円滑に築けたりするのわかる…。
人間関係の描き方が大雑把なようだけど、全
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

3.6

加速し始めてからの勢いの良さが好き。
行動力のある厄介なカップル。
自分の認識によって世界はできている。
他人によって変わることもあれば変わらないこともある。なんにせよ彼女たちは出会っちゃったんだなあ
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