このレビューはネタバレを含みます
この世のものとこの世ならざるものが自然と隣り合っている雰囲気が好き。あと死神の妙な軽さも。
黄泉の国はその人々によって見え方が異なるというけれど、他の人にはどう見えていたのだろうというのが気になると>>続きを読む
元々ドラマか何かで、その総集編という位置付けなのではないかと錯覚する。話が圧縮されている。
話自体が面白いのは大前提として、舞台美術と衣装がとにかく良い。特にイスタンブールの駅ホームが好き。
ポワロが犯人当てをする画が最後の晩餐を彷彿とさせた。
「この列車には、名優たちが必要だった」とい>>続きを読む
羅生門という名の藪の中。
元々『藪の中』が好きだったのだけれど、原作にはない4人目の証言が付け足されたことで、なぜ3人が異なるの証言をしたのかという謎について、あらたな解釈をすることができた。
独特>>続きを読む
ひたすら痛そう…と呟きながら見ていた。現地にある物品を使ってあれやこれや(察し)していくのが割と好き。
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前作の雨の降りしきる混沌とした世界とは打って変わって、作中後半の雪の降る静かな世界が印象的だった。
作中も、そして現実の世界でも前作よりも技術は格段に進歩しているけれど、どこかデジタルではあるがアナロ>>続きを読む
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魂があるということは思考するということである。
この理論をもとに、屍者としてのフライデーが見聞きしたものを文として書き記していくうちに思考が生まれ、それは魂が生まれたと同意義である、という流れが良かっ>>続きを読む
人は何をもってその人であるのか、という話。
CGの癖や話の展開の速さなど気になるところも少々。
想像していたよりもずっと静かな映画だった。
中国と日本が混ざった雨の降りしきる都市や、ライト館を彷彿とさせる古びた神殿のようなタイレルの自宅やアパートなどの舞台美術とシンセの効いた音楽がとても好み。>>続きを読む
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開始数分、唐突に始まる銃撃戦でここが戦場であることを嫌でも再認識させられる。
そこから秒針を刻むようなBGMも相まって、観客である我々も次こそは無事に浜辺を出航し、故国へと辿り着けるように祈りながら、>>続きを読む
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途中で何となくオチは察したが、更にその上をいくオチだった。
女子特有のどろどろとした感情や人間関係が、ミッション系の厳格な女子校という舞台装置や、それぞれが小説にして朗読していくといった演出によって>>続きを読む
神話(伝承)の続きの物語であり、やがてモアナとマウイの旅も語り継がれ、伝承へと変わるのだろうと考えると胸が熱い
機内上映にて
RPGのような映画だった(特に仲間を7人集めるシーン)
午後のロードショーにて
ジャッカルとフランス警察の淡々とした攻防戦が良かった