とさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

ラストカット1秒の衝撃。ずっと主観で進んでたのに最後の最後で客観的視点入れる演出天才すぎる。超残酷だけどそれが良い。まぁ正直ラスト以外はホラーと言えるほど怖いシーンもなくて退屈だったけど。宗教で狂って>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

4.5

さすが今泉脚本、笑いの散りばめられた会話劇と登場人物たちの関係性で楽しませてくれた。不倫ものだけどコメディ色強めなおかげかドロドロはあまり感じさせずライトで見やすい印象を受けた。個人的に不倫ものは結構>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

4.5

キャスト目当てで中身はあまり期待してなかったけどちゃんとおもしろかった。キャサリンは誰か?とかミステリー要素もありつつ、丁寧に伏線を回収して辻褄が合っていく感覚が味わえる脚本が秀逸。
田中圭さんはもち
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プレイタイム(1967年製作の映画)

1.5

全然おもんなかった!!やりたいこと見せたい画はわかるけど単純に好みではなかったしストーリーもあってないようなものだからひたすら退屈な2時間だった。冒頭10分経っても20分経っても心を掴まれるシーンが一>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

冒頭が1917そっくりで入るスクリーン間違えたかと思った。中盤で一瞬寝ちゃったけど大事なシーンは見逃してないはず、たぶん。エマ・マッキーさんめちゃくちゃ良かった。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.5

まぁまぁ性描写多くて中学生の話なの忘れてた。苦手なタイプの作品だったから登場人物たちの気持ちに寄り添う気にもなれず、観てて疲れた。青木柚くんがとても良かった。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

めっちゃ泣いた!!こういうアニメーションならではの表現を存分に活かしてる作品大好き。ワクワクする演出と爽快なストーリーだけでも胸が熱くなる。良いシーンが撮れたときとか製作者なりの"正解"を見つけたとき>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オチを知らなかったので素直に楽しめた。別の作品でネタバレくらってたみたいだけど忘れててよかったね。
正直登場人物の顔と名前全然覚えられなくて、とりあえず全員動機があるっぽい?くらいの理解しかなかったけ
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトル通りばしゃ馬のように脚本家を目指す馬淵さんと、ろくに書いたこともないのに他人の批評ばかりして大口を叩いてる天童の話。
映画の中では2人とも脚本家の夢を叶えることなく話は終わってしまうのだけど、
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

三浦透子さんの佇まいが素晴らしかった…。あと雪景色の中を走るシーンでミュートする演出を劇場で体感できたのも良かった。韓国手話の「褒めて」のシーンも好き。
村上春樹読んだことないのにぽさを感じたし文学作
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

音楽×アクション×ラブストーリー、いいね。特に音楽はずっと流れてたしそれを活かした演出もたくさんあって新手のミュージカルみたいだった。こんなに起承転結がしっかりしてる作品久しぶりに観たけどオープニング>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

物語の始まりから終わりまでをリアルタイム進行で描き切ってて映像も司令室の中のみって構成がすごい。ずっと緊迫感があったし電話の内容から現場のシーンを想像するのが小説を読んでるみたいな楽しさがあった。事件>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

主人公のタクシードライバーが終始気持ち悪くて、映画デートに誘ってからの展開が特にやばいし全く感情移入できなかった。ベッツィーにフラれてからはさらに理解不能で頭の中ずっと「?」だった。先の読めない展開っ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

タクシー運転手と乗客って関係性だからこそ出せる空気感が心地良い。一番好きなのはロサンゼルス編でおもしろさでいくならニューヨーク編かな。パリ編は構成が上手いしヘルシンキ編は味わい深かった。ローマ編はひた>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

3.5

ちょっぴり切ない系のホラー。オチを知ってから観るとおもしろさ半減するやつ。でも伏線は弱いから謎が解けたときのカタルシスはあまりなかった。ホラーとしてもちょっと弱いけど舞台がお屋敷というのもあって雰囲気>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

なんてかわいい映画なんだ…いや正確には愛おしいかな。でもやっぱりかわいいんだよな…。あとそっと背中を押してくれるようなやさしさを感じる作品でもあった。
池松さん伊藤さんの自然体な演技が心地よくて好きな
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これはとても良い映画…序盤はおもしろさに気づいてなかったけど観賞後の余韻がすごい。現在と過去を交互に描きながらラストに幸と不幸のピークを持ってくる構成が天才すぎる。エンドロールも容赦なく心を抉ってきて>>続きを読む

あんた(2022年製作の映画)

4.0

お互いを"あんた"と呼び合うふたりの会話劇。前半の仲睦まじい様子には思わずニヤニヤ。そこがしっかり描けてるからこそ後半の展開にグッと引き込まれる。1つの事柄に対して相反する2つの感情を抱いてしまうのす>>続きを読む

物語(2022年製作の映画)

3.0

設定はおもしろいけどあのテンションで一方的に喋り倒すの聞いてるのちょっとしんどかった。部屋のデザイン好みだったから内見行ってみたい。

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.5

ダイアナ・シルヴァーズさん目当てで視聴。
冒頭で盗聴してる姿が拙くてかわいかったけどその後はほとんど出番なくて残念。中盤久しぶりに出てきたときあっさりやられてて雑魚キャラの伏線回収できたときはホッとし
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.5

音声分析官のマチューが飛行機墜落事故の真相を解明していくサスペンススリラー。航空業界関係者たちの思惑が絡み合って二転三転していく展開から目が離せなくて2時間飽きずに観られた。外に出て捜査する場面が多か>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

誰から見ても優等生のルースが、ある課題の提出をきっかけに先生から危険思想の持ち主なのではと疑惑の目を向けられるところから始まるストーリー。その後もいくつか事件が起きて、結局ルースが本当に危険な人物かど>>続きを読む

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.5

食人植物×ラブコメ×イカれ歯医者×ミュージカル。この流れでミュージカル始まるんだとかやっぱ植物も歌うよねとか真面目にバカなことやってる感じがおもしろい。それもこれも歌い手がみんなちゃんと上手いから成立>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

とにもかくにも映像美。構図、カメラワーク、モノクロとカラーのコントラスト、静と動のメリハリ、どれをとっても洗練されてて映像作品としては大満足。アニメパートもコミカルで思わず笑っちゃったしめっちゃ好き。>>続きを読む

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.0

オーストラリアに住む少女メアリーとアメリカに住むアスペルガー症候群の中年男性マックスの文通の日々を綴ったお話。
ふたりとも置かれてる環境に難があって基本ひとりぼっちだし暗めの話ではあるけど、クレイアニ
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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.5

弁護士の姉・ローズが破天荒な妹・マギーと絶縁するまでを描いた前半と、環境が変わって互いに自分たちの人生を見つめ直していく様子を描いた後半。2時間超えだけど脚本が良くて飽きずに観られた。
特に後半、マイ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

3つの短編で構成されたオムニバス映画。とにかく引き込まれる会話劇に耳が釘付け。と思ってたら急に差し込まれる違和感しかないズーム演出にハッとさせられて視覚的にも楽しかった。台詞回しも棒読み寄りなところが>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

マジシャン2人のドロドロな争いにSFを絡めたダークなミステリー。ノーラン作品にしてわかりやすい内容だけど時系列が入り組んだ構成は"らしさ"を感じるし、繰り返し観たくなるのが彼の作品の魅力だなと思う。>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

ある組織に襲われて全身麻痺になるけどAIチップを埋め込んだら超強くなったから復讐しちゃうぞ〜みたいなやつ。テンポ良く進むしアクションシーンはAIの全能感と独特のカメラワークで見応えあった。ハッピーとバ>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

普通に楽しめちゃったな〜子供心を忘れていないので。出てくるキャラクターがみんな魅力的だしミュージカルは歌詞とステップの踏み方がツボで観てて飽きなかった。魔女が死んだかちゃんと確認したくなる気持ちめちゃ>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5

めっちゃ好き。パリの街並みが美しすぎるし劇伴もおしゃれでこんな街なら一生迷子の散歩してられそうだなって思った。タイムスリップの仕方も毎晩0時に特定の方法でっていうのが良いよね。その先で有名な作家や画家>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

女子高生と殺人鬼が入れ替わっちゃうやつ。コメディ色強めだけど殺人シーンは結構グロかった。入れ替わったあとのおじさんミリーが普通にかわいかったわね…。「11日の水曜日」から始まる演出もツボ。

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.5

90分のコント映画。"最強殺し屋伝説"がまさかフリだとは思ってなかったけど初っ端からツッコミどころ満載だったからついていけた。みんなキャラが立ってたしオフビートな会話劇に終始ニヤニヤ。食べながら喋ると>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好き。厳しい世界で闘ってる登場人物たちみんなかっこいい。何回か泣きポイントあるけどやっぱり最後のアンディとミランダの邂逅シーンがいちばん泣ける。

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.5

両親から詐欺師として育てられた主人公がある女性との出会いをきっかけに変わっていくシスターフッド的なストーリー。オフビートでとにかくへんてこな空気感なんだけど音楽や演出はおしゃれで色使いも良くて不思議な>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.5

真っ先に出てきた感想が「隣の芝生は青い」と「餅は餅屋」だった。ストーリーはシンプルな分少し物足りなさを感じたかも。ミュージカルパートは良い曲ばっかりで結構楽しかった。What's This?が特に好き>>続きを読む