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真の良きパートナーを得ることはなかなか難しい。アン・ハサウェイとマリサ・トメイの顔ぶれからロマンスの匂いが強そうな予感がしたが、いい意味で裏切られピーター・ディンクレイジ演じるオペラ作曲家スティーブ>>続きを読む
「SISU シス 不死身の男」「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・へランダー監督作品。「レア・エクスポーツ」とは「希少輸出品」の意。(“Rare Exports” From the L>>続きを読む
江口のりこが演じる主人公・優子は、よくある“痛い”中年女性のイメージとはまたちょっと違った、頗る頭が良くて優秀である一方、効率優先で愛想がない故に周囲から疎まれるキャラクター。どう見られようが周りの>>続きを読む
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PVや予告では「陰陽師などという仕事には全く興味が持てないんです…」と偉そうに宣っていた安倍晴明。果たしてどんな体験を経て陰陽師になる決意を抱くようになったのか見せてくれるフィクションとして期待して>>続きを読む
山田太一の原作小説は未読。あくまで先に見ていた映画「異人たちとの夏」(大林宣彦,1988)との比較だが、ゲイの男性2人に置き換えられたことで人間ドラマとして優れた翻案になっている。「異人たちとの夏」>>続きを読む
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山田太一の原作小説は未読。家族との和やかな関係が記憶に残る者にとっては死んだ肉親に会いたい気持ちに至極共感。特に自分が社会に出てからは、急死してしまった親に人生の先輩として聞きたい話は尽きないと思う>>続きを読む
ダミアンの出生の秘密は「オーメン(1976)」でも仄めかされていたので、大体どんな物語になるかは想像できる。それでも驚くような展開を見せて楽しませてくれた。ただ、ショッキングな映像の数々は「オーメン>>続きを読む
やはりあのショッキングな場面と音楽だけはしっかりと記憶に残っている往年の名作ホラー(あとは殆ど忘れた)。オーメン(omen)の意味が「予兆」だと知ったのはずっと後だった。前日譚にあたる新作の公開に合>>続きを読む
フィンランド発〜3人の女性たちを描いた青春映画。眉を剃ったミンミはムラ気で衝動的で危うい。唯々早く男性経験を積みたくてしかたないロンッコ。ヨーロッパ選手権出場を掛けた大会前でストレスの溜まったエマ。>>続きを読む
原作はフーダニット・ミステリーだからか、それっぽく次から次へと怪しい人物たちが登場し、刑事のトニ・セルヴィッロが一人また一人と追及していく。なのに拍子抜けするほど解決の件りが呆気ない。事件の取り調べ>>続きを読む
劇場公開となった「ソウルフル・ワールド」と同時併映された短編。穴を掘って土の中で暮らす動物がこんなに沢山種類がいたとは…。ホント? ホリネズミが日本の昔のアニメのガンバに似ていたな。ちょっとキャラク>>続きを読む
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当時24歳の世界的大スターと一ファンでしかない14歳女子学生から始まった恋愛は、案の定、対等というには程遠い歪な関係だった。見ていて気持ちの良いものではない。
エルヴィスがこれほどプリシラをコント>>続きを読む
果たして自称“친구“なるこの貴公子の正体は?台詞と映像の両方で仕掛けるミスリードの巧さ。良い人のように見えて悪い奴、悪い奴のように見えて良い人が何人も次々と入り乱れ、とっても悩ましい(笑)。ゴアなカ>>続きを読む
[4K復元版]ドル3部作劇場上映。件の三角決闘で代わる代わるアップになる3人のマスクがとても美しい…4K復元映像の威力を実感。
どこまでも続くブロンディとトゥーコの腐れ縁が愉快。笑いを取る箇所ご>>続きを読む
[4K復元版]ドル3部作劇場上映。子供の頃に何度かTV放映版を見ていたがしっかり劇場スクリーンで見たのは初めて。
前半は少しかったるく感じられたけれどエルパソ銀行の襲撃辺りから俄然面白くなっていっ>>続きを読む
[4K復元版]ドル3部作劇場上映。12年前に午前十時の映画祭で見て以来。このときは確かフィルム上映だったと思う。今回の4K復元版はとても美しくて本当に驚いた。特にイーストウッドはじめ、劇場スクリー>>続きを読む
セルジオ・レオーネの「荒野の用心棒」を4K版で劇場鑑賞できる機会があったので比較するためにオリジナル版の今作も見た。今回が初見。台詞の所々に聞き取り辛い箇所があったものの、会話の内容までほぼ推測でき>>続きを読む
罪をつぐなうためのクローン作成とその処刑のはずが、本来の目的から逸脱していく狂気の世界。クローンだから幾らでも作れる…何度でも繰り返される…悪夢の無限ループ。それを半ば中毒症のように自分から求める主>>続きを読む
どこか既視感のある設定と展開、着地も今一つ冴えなかったが、宿主と寄生者が同じ身体の中で対決する山場の映像表現は悩ましくて見どころだった。ヴァスが“憑依”殺人の締めくくりをプロトコール通りに出来なくな>>続きを読む
同級生たちからは幼稚で執拗な虐めを受け、母親からは抑圧され父親や弟にも蔑ろにされている少女サラ。そんな彼女の生き地獄のような日々を影からそっと見守っていた不審な男。
この男を主人公にして描けば充分>>続きを読む
権力側の放言が発端で多くの命が犠牲にされた日本の悍ましい歴史とその背景を深く知ることができた。架空の登場人物や虚構のエピソードも多いのだろうけれど、実際に起こった事件の異様さをよく表し問題の核心を射>>続きを読む
元サッカー選手の青年ヴィニーは車上生活に陥り自分を見失い孤立している。そんな彼をストリート・サッカーのコーチであるマルはイタリアで開催されるホームレス・ワールド・カップへイングランド代表選手として出>>続きを読む
恐ろしいドラゴンの棲む洞窟の底へ落とされた王女の奮闘を描いたファンタジー。自分の着ている婚姻ドレスの端々を破りながら、次々と生き延びる道具にしていくのがクール…次第に逞しい姿へと変容していく王女エロ>>続きを読む
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子どもたち全員を自分の自己実現のために圧倒的な支配力と狡猾で巧みな言葉で蹂躙していく父親。次々と起こる子供たち兄弟の不幸は全てこの親父のせいだと見えてくる。三男デヴィッドの病死さえも遠因は親父の教育>>続きを読む
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物語にも2人の人物像にも全く魅力が感じられない、モヤモヤとイライラの募る鑑賞時間だった。心揺さぶるようなラブ・ストーリーを期待して臨んだだけに残念。
ヘソンは余りに幼少期の思いに引き摺られている>>続きを読む
キャラクターたちがみんな表情豊か。造形も結構好みで特にジュリアが生き生きとしていて魅力に感じた。声当てした福島香々の声質が合っていたのもあると思う。背景はイタリアの港町の感じが窺われ趣があった。ちょ>>続きを読む
劇場公開となった「あの夏のルカ」と同時併映された短編。昔 iTunes Storeで購入もした大好きな短編。まさか、また劇場で見られるとは思ってもみなかった。僅か3分の極めて短い短編だがちょっとした>>続きを読む
「〜アフターライフ」の続編。うーん…前3分の2が非常にテンポ悪くて退屈した。ココもう30分短くていい。あるいは物語の細部を肉付けしたり演出を工夫したりすればもっと生き生きした充実作品になるのでは?フ>>続きを読む
イギリス系アメリカ人監督がアメリカの潤沢な資金を使ってオッペンハイマーの名誉回復のため出来るだけアメリカ人の気持ちに沿うように作ったアメリカ映画。自分はこの映画でアメリカが原爆製造や原爆投下を反省す>>続きを読む
原爆の実現を示唆する原理を導いたことではなく、ドイツ・ナチスへの警戒から米大統領へ進言したことこそアインシュタインが責任を感じる処であった。ヒトラーのユダヤ人虐殺を恐れるアインシュタインの心情に寄り>>続きを読む
ウクライナ出身のマリナ・エル・ゴルバチ監督は、2014年のロシアの一方的なクリミア併合発表と親ロシア派分離主義の武装集団によるドンバス地方州庁舎占拠を受けてこの映画製作を決意し、2016年に構想着手>>続きを読む
みゆきと悟の会話はデートを重ねてもなお慎ましい。ケータイだろうが糸電話だろうがツールは何だっていい。何ならそのツールだって無くてもよい。もっと言ってしまえば言葉さえ無くても構わないのかも。大切なのは>>続きを読む
有りがちなサスペンス・スリラーの展開だったけれどハラハラさせられ、最後までしっかり引き込まれた。
狡猾で凶悪なスカイの心にもほんの一寸だけ違う感情が宿っていたことと、それには彼女の出自が影響を及ぼ>>続きを読む
オリジナル版は未見。高額報酬でカフェバーの雇われ用心棒となった元プロ・ファイターが次第に島の地域の悪漢グループから深い反感を買いバイオレンスの嵐に足を踏み入れていく。
南国マリン・リゾート風フロ>>続きを読む
旧作「ヴィデオドローム」を彷彿させるような肉体系だけれどホラーとは少し違うかな。無痛なのは未だしも身体を切り開く方も切り開かれる方もエクスタシーを感じているのは何故?ぶっ飛んだ設定が多いのにそれらに>>続きを読む
悪戯好きなアイルランドの守護聖人=聖ブリジッドに願い事をするとどうなるか?ファンタジックな演出と首尾良すぎる展開も、よくあるマリッジ・ブルーが下地に織り込まれているようで物語の流れが自然に感じられた>>続きを読む