寝ろ君さんの映画レビュー・感想・評価

寝ろ君

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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.8

アクションベースで結構良かった。
コナン映画はお祭りであり、ハレの日のイベントのようなものなので整合性などはそんなに気にせずダラーっとみるのがいいのかな

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

核分裂の眩い光が世界を照らし切った後で衝撃と音が私たちを追いかけるように、戦禍の栄光が形を変えた罪となって人々を追いかける。
外野から語る前に観てから考えることが大事な作品かなと

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

ポリコレが侵食する現代アメリカのIF物くらいに思って観たら、主人公の家族らを取り巻くリアルなドラマがあり、簡単には飲み込めない仕上がりになっている。
ラストまで皮肉に包む形はちょっと消化不良。

音楽
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.1

罪を犯す前に一種のエスパーによって予知して逮捕するというSF。
ディックの原作は未読だけど、日々、「清潔さ」に近づいていく現代を予想するかのような筋書き。

予知が行われると被害者と被疑者が木製のピカ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

”男性嫌悪”がトラウマ的表層を見せた作品なのかな
死体から芽吹くタンポポや落ちては腐る庭木のリンゴは暴力的で無責任な種づけの暗喩だろうか

しかしすべての男たちが無遠慮で同じ顔にしか見えないというのは
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.9

俺はやっとB級映画がどういうものか理解できたかもしれない

タランティーノが監督かと思ったら出てるだけだった

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

色々わからなすぎてチタンが埋め込まれた側頭部がずっと“?”に見えたよ

クラム(1994年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーでもその異質さを隠さないコミックメーカー・ロバート・クラムの伝記的映画。
マッチョな親父と精神的な弱さを持つ家族達との関係性で、逃げ場として持ったイラストの仕事で食っていける、アメリカ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

演出的に動きの少ないシーンが多く物足りなさを覚えたけど、ラストは泣けた…

紙の月(2014年製作の映画)

3.8

銀行の描写が大変リアルでよろしかったです。
梨花と光太の縺れた関係の始まりが俺にはかなり突拍子もないものに感じたが、これこそが理解不能なキャラの存在を際立たせているのかもしれない。

LOFTで家財を
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.2

痛みを伴う愛について時間をかけて描いたドラマかなと思います。
オジサンなので女性同士の関係性を軸にした作品にどれくらい入り込めるか分かりませんでしたが、演出の巧みさで飽きずに鑑賞できました。リメイク元
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

Fan’sVoiceさんの試写会に当選し、一足早く鑑賞してきました。

自分があまり触れてきたことのない作品かもしれないと思い、感想もなかなか書けないというか、迂闊に言葉にしてしまうと勿体無い気がして
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.6

配慮のない身内に、犯罪野郎どもに、ままならない日々の仕事にどれだけ打ちのめされても、たった一人自分を愛してくれる人がいればマットに落ちる前にこの世に一発アッパー決めて死ねる

デーヴ(1993年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品なので年末地上波放送がとっても嬉しい。レンタルすらまだ自由にできなかった子供の頃に深夜放送で映画を観ていた記憶が蘇った。

人の善性を信じ切る余地のあった、牧歌的なアメリカ映画。少
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.8

自分の心境などタイミングも合ってのことと思うが、刺さったな〜

ただのファンタジーではなく、映画的マジックが効いてる、ロケーションや美術や音楽も極上。名作。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

観よう観ようと思って積んでいたシリーズ。予想をすこしすれるような筋書きだったけれど、着地はまあまあよかった。
今日をのみ生きるというのがどれだけ大切かというお話でもある。そして明日なき刹那的な生き方が
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.3

久しぶりに鑑賞。二転三転するストーリーに惹き込まれる、大変な傑作だと思います。

ハード・フィーリング!(2023年製作の映画)

3.8

シモに寄った話だが、今時の青春ストーリーでグッとくるものがあった。

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

4.1

年初から悲しいニュースが続く中、羽田での事故についての流言蜚語も飛び交うため航空機の乗組員や管制官、整備士などの働きを伺い知ることができる作品かと思い選びました。
軽いコメディタッチで、忙しないここ数
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.2

ロビン・ウィリアムズもだがフィリップ・シーモア・ホフマンも自殺だったかな…と調べながら観てたら後者も出演していて驚いた。

先日、M-1の大吉先生評を聴いたところ「ネタの良さに加えて、その人たちでなけ
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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.8

話が若干とっ散らかってラストにご都合的に纏まるところや、安っぽさのある映像はやや減点だけど、総合的には悪くない出来栄えのコメディに思えた。
ギャグの質感はかなり好み!

メリッサ・マッカーシーはやす子
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シックス・デイ(2000年製作の映画)

4.1

このくらいの少しだけ近未来な世界観が好きだねえ。

生まれ直した後で、死んだ自分のクローンからピアスを取って耳にするシーンとか、細かい描写が美しいぜ。

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.6

キーボードにガンガン頭を打ち付けられてチャットにランダムな文字列が入っていくのはもうギャグやろ

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

マンネリ方向にベタ化してないかシャマランやい。まあ嫌いじゃないがよ。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

どこかで聞いたことあるようなセリフしか喋らない朝ドラ的ドラマはダルいなと思いつつ(神木&浜辺のらんまんペアだけに)、VFXでの大迫力ゴジラは十二分に楽しめた。
そんなにたくさん観てもいないけど,今まで
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドラマレベルの質感が残る映像を長くしてダルくしている。NHKに映画は無理だろ。ルーブルに行った制作費の元を撮ろうとしてるような無駄尺を感じた。
地下のCGシーンはなかなか良かった。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

天馬行空。ちょっと肩に力を入れてみてしまったが、マスク的VFXとリックアンドモーティ的ノリSFの掛け合わせだと気づいてから楽に楽しめた。
最後はBIG LOVE…

お引越し(1993年製作の映画)

4.5

ええ作品や。
時代もあってか、ポスターの雰囲気から感じていた印象より重たくズシンとくるようなテーマだった

家庭の変化によって少女が抱く心象風景、夢かうつつの狭間でちょっとだけ大人になって戻ってくる。
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.8

観たことあったな笑

ますます低浮上気味ですが、日曜昼下がりの自由な時間くらいのんびり映画を観たいものです。

刑務所の空気を感じる映画にハズレなし、そこは人生の縮図。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.6

いい映画なのはわかるんだけど、映画館という逃げ場のない密室で観るべきだった

連れ合いが化け物になっていくのは衝撃がでかいな…特に一人目がまるきり人間じゃ無い叫びを上げるシーンは辛いものがあった
VF
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テトリス(2023年製作の映画)

4.7

良作。
誰もが知っているパズルゲーム、テトリスがいかにして世界に羽ばたいたかを描く。
先日鑑賞した「AIR」のようなリアルビジネスを原作に持つが、大きく異なる点は帝国主義的国家ロシアの存在だろう。派手
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.5

テレビで2度目の鑑賞かな
冒頭のテンポは良いなと思うけど全体的に締まりが無い印象を受ける。カールの目的はさっさと果たされてしまうからか、その後の話でもキャラの動機が弱く感じる

ピクサーとそもそもそん
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.5

原作はSF小説の名手ハインライン。
いわゆるタイム・パラドクスものの筆頭に挙がるような作品のようです。何かでチェックしていたのをやっと鑑賞。
映像演出がグッとくる感じ、特に時空を移動する時の肉体的な負
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

期せずして、「君たち〜」の後に観てよかった。
ジブリファンタジーとはガラリと違うようなダークさ、救いの無さ。よくない予想は的中し、全体的に悲しい話。しかしファンタジーに道理はなく、作劇をどうするかは監
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

何度目だ鉄雄
今回は音楽と大まかな流れに注目しながら観てみた。

有名な「さんを付けろよ」シーンでの、金田の「おめーもボスになったんだろ、この瓦礫の山でよォ」という台詞が最も印象に残る。
我欲にまみれ
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