「最高の離婚」や「大豆田とわ子」といった過去作のモチーフを昇華させつつ、ここまでストレートに愛の肯定を描いた力強さにやられた。坂元裕二作には外せない手紙の下りは泣くしかないでしょ。
主演2人の掛け合>>続きを読む
キャラクターの整合性が取れていない気がするし、なぜこんな行動を取るのかという疑問が浮かぶ。やりたいことは分かるし面白くなくはないけど、俳優の迫力も全体的に物足りない。リアリティとか考え出してしまったり>>続きを読む
「アジョシ」ばりのナイフ格闘を披露するキム・ムヨルの格好良さが光る。お約束ありきのプログラムピクチャー化しているからこそ、悪役の輝きが大事。ちゃんと残酷で怖いのもいい。無理にいい話風にまとめるのは蛇足>>続きを読む
日本での撮影は難しいからなのか、残念ながら日本には来ず。ヤクザ出すなら日本の場面も見たかった。全く三つ巴を活かせておらず、互いの行動原理が分かりにくくて普通に見づらい。このシリーズは全体的に脚本が甘い>>続きを読む
皮肉が効きまくっていて面白すぎる。ベティ・ギルピンのキャラクター造形がマジで最高。映画史に残る格好良さ。
捻りもあるし悪くないが、自己憐憫が強すぎる。「ドライブ・マイ・カー」に乗り切れなかったことを思い出した。
過去の模倣でありながらも、しっかりフレッシュなアイデアが詰まっていて楽しい。「ライ・レーン」のデヴィッド・ジョンソンは相変わらずチャーミングで魅力的。
最初のシーンがピークで、それ以上の驚きはない。100分以下にスッキリまとめればもっと面白くなったような。
3回転半くらいのツイストが効きまくってて、興味は持続する。ただ演技的な緊張感はビル・スカルスガルドが出ている部分が最大。後半はコメディとして見れば笑えるし、最後の切ない着地は意外。
「The Substance」で一気に注目を集めたコラリー・ファルジャの前作。男性性に対するまっすぐな嫌悪感、暴力描写の突き抜け方など共通する部分は多い。この監督は部屋の間取りの見せ方と活かし方が異様>>続きを読む
削ぎ落とされた無駄のない撮影と編集、練られた脚本、与えられた役を完璧にこなす役者陣。前作「クライ・マッチョ」には正直ガッカリしたけど、これは紛れもない傑作。アメリカ映画が幾度も描いてきた伝統の法廷劇を>>続きを読む
元々テレビシリーズ用に制作された作品と知って納得。映画の脚本としてはあまりにも精細を欠き、続編を作る意味がそもそも見出せない。1の素晴らしさが際立つ。