捻りもあるし悪くないが、自己憐憫が強すぎる。「ドライブ・マイ・カー」に乗り切れなかったことを思い出した。
過去の模倣でありながらも、しっかりフレッシュなアイデアが詰まっていて楽しい。「ライ・レーン」のデヴィッド・ジョンソンは相変わらずチャーミングで魅力的。
最初のシーンがピークで、それ以上の驚きはない。100分以下にスッキリまとめればもっと面白くなったような。
3回転半くらいのツイストが効きまくってて、興味は持続する。ただ演技的な緊張感はビル・スカルスガルドが出ている部分が最大。後半はコメディとして見れば笑えるし、最後の切ない着地は意外。
「The Substance」で一気に注目を集めたコラリー・ファルジャの前作。男性性に対するまっすぐな嫌悪感、暴力描写の突き抜け方など共通する部分は多い。この監督は部屋の間取りの見せ方と活かし方が異様>>続きを読む
削ぎ落とされた無駄のない撮影と編集、練られた脚本、与えられた役を完璧にこなす役者陣。前作「クライ・マッチョ」には正直ガッカリしたけど、これは紛れもない傑作。アメリカ映画が幾度も描いてきた伝統の法廷劇を>>続きを読む
元々テレビシリーズ用に制作された作品と知って納得。映画の脚本としてはあまりにも精細を欠き、続編を作る意味がそもそも見出せない。1の素晴らしさが際立つ。