kyosukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.4

名作すぎる。
強い自意識と”ここではないどこか”への憧憬。金、権力、ヒエラルキーに縛られる人々。そういうものから逃れるためには、巨大な象を目指すしかない。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.4

演技もとてつもないし、逃げることなく徹底的に描いているのもすごい。観る側まで傷が襲ってくる。圧倒的な飢餓感、生存本能、痛み。そこに教訓はない。あるのは生々しいまでの傷と、そこから生まれる奇妙な温かさだ>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.5

新3部作。映像が綺麗になって不満を漏らしたのがファンの論調としてあるそうだけど、帝国が支配する前の豊かな感じが描かれていて良いと思う。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.5

明日からはエピソード1にもどり。エピソード4で急激に話が始まるのにそれを引き込んでいく面白さがあるのもすごいし、エピソード6でひと段落してそれ以前の話を知りたくさせるのもすごい。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.2

イーサン・ホークはかっこいいが、チェット・ベイカーの歌声には負ける。全体のストーリーとラストは好きだ。

グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

4.3

よい…!!!!ちょっと長い&ツッコミどころはあったりするけれど、最後が本当に良い。リュックベッソンの描く男女関係の中での男の生き方がすごく好きで、それはnikitaでも同じなのだけど、本作も好きだ。本>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

勉強すること。身体が健康であること。人間として正常であるために、必要なものを集めた家族はどう生きるべきなのだろうか。結局社会の外/周縁に出てしまうと中に戻れなくなってしまうわけで(山月記にもある通りだ>>続きを読む

ロジャー&ミー(1989年製作の映画)

3.3

こういうの見るとトヨタってすごいなと思う。一方で、スキルもなく何かに守られるように雇用されるのはどうなのだろう。GM社も失業者も何かが欠落している気がする。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.1

タイ語に字幕が振られないことで主人公視点から見る異質な感じを伝えようとしてるのかもしれんが、その割に描写がそこまで強烈でもない気がする。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.6

面白かった。ポリコレとか無視しまくったジョークってとても好き。

スモーク(1995年製作の映画)

3.7

とても良質な物語でしんみりとなるが、俺は今のところ、こういう映画に深く感動を覚えないし、ハードボイルド顔して心の底からわかるみたいなことは、今は言いたいと思わない。
だが一方、これは俺がまだ人生の酸い
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

『南瓜とマヨネーズ』といい、こういう映画が好き説はある。にしても、そこまでグッとこなかったのは、どこか表面的に感じてしまったからなのだと思う。ストーリー自体まあ先は読めるし、没頭してる感じもなく。でも>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

こんな時代を生きていたらどうなっていただろうか?いや、時代のせいではなくて、いつも原始は人間の中にあるのだ。この時代を生きたおじさんは最近の若者について批判するが、今の若者もダイナマイトスキャンダルを>>続きを読む