indieさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

悲惨としか言いようの無い観念的な不幸に彩られているこの作品はカルトに取り込まれてしまう以前に既にやり直しの効かない絶望の縁に立たされている人物の描写しかしていないのは確信的にどのような選択をしても結局>>続きを読む

ワイルド・ブレイブ(2018年製作の映画)

2.5

認知症を患った人を放置しておくとたいへんな事になるよと妙に現実的な認知症の人物描写が脚本家の実体験なのでは?と思わずにはいられない平凡な家族を襲う不幸作品。

大脱走(1963年製作の映画)

5.0

現在鑑賞してみると有名俳優勢揃いながらも死と隣り合わせの第二次世界大戦モノでありつついくつかのバディにゲイっぽさを感じてしまう最初から最後まで男だらけの厶っとする熱気に満ち溢れた白人オンリー映画の最後>>続きを読む

アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.0

観たら死ぬ作品としてフィルムに巧妙に仕掛けられた様々なギミックに感嘆するお化け屋敷体験的な感じる映画としては若干動きの鈍さを考慮しても機能は果たしているのではないかと。

ブラックフット クマ地獄(2014年製作の映画)

4.0

人間誰しも好きな人の前では格好をつけたがるのは仕方無いだろうがちょっとスリルを味合わせて一緒に成功体験を得て精神的距離を縮めたがる奴には気をつけろよという啓蒙作品として機能しつつも出演する男のしょうも>>続きを読む

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

5.0

この作品には二つの問いかけがあるのだが一つは他所者が自分の国や住処を荒らしている問題でありもう一つは老人に矯正する機会はあるのかという問題であるというのも日常的に嘘をつく人間は見破り難く人の良心につけ>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

カメラがひたすら画面をシームレスに動き回る事で無理矢理興奮させられるサバイバルスリラー作品だがこの作品の最も素晴らしいアイデアは時間の経過を卓越した技術とトリック的要素で見せてくれる所である事は間違い>>続きを読む

HARAJUKU(2018年製作の映画)

3.0

隣の芝生は青く見えるとまでは行かないが自分の置かれている環境に絶望し他所の素晴らしい自分に合っているであろう場所を夢想するのは学生の内はあったりするものだが日本人の一部が憧れている北欧幻想をぶち壊し原>>続きを読む

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

3.0

ポスターの印象から勝手にコメディ作品と思い込み鑑賞したら思い上がったアメリカ白人の傲慢さとメキシコ人の荒々しさから来る荒れた風景とどんな最悪な事態になったとしても何とかなるでしょという雑なメキシコ魂を>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.0

頑固である事を美徳であるというのは間違いであるが殆どの老いを感じ始めたヒーロー達は頑なに今まで通りの事を悪びれもせずに行うがそれを望んでいる観客はいるのか?と考えてしまうもそもそもこの作品はお金のかか>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

5.0

大富豪の遺産相続ほどスリルとサスペンスに伴う物は無いと断言出来るがこの作品は使い古されたシチュエーションながらも堅実丁寧に物語を紡ぎつつ誠実に生きている人は報われるべきであるという人生の信仰的本質を描>>続きを読む

沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

3.0

この作品の主人公は妙にドライな性格で敵を残酷に殺す。

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

3.5

何をしたいのか解らない棺桶を引きずる男ジャンゴの悲哀なのか改心なのか大きな心変わりを中心に描く物語はいきあたりばったりというか半ばヤケクソ感いわゆる死にたがりの暴力男達の末路である死を大量に描くもそれ>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.5

明らかに不条理な道筋を提示する物語の流れからミステリーとして謎の提示に犯人を発見してからのされるべき感情の発露と更には示唆に富む言葉の使い方は一々胸に刺さり前向きな気分で劇場を後にする事が出来る物書き>>続きを読む

シライサン(2020年製作の映画)

3.5

原作者が脚本と監督を兼ねるという表現や描写したいものを100%映像化出来る環境においての作品だが不条理なもらい事故的状況に陥った場合は和製ホラーのパイオニア「リング」のように最大限界まで生き延びる努力>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.0

しょーもない底辺にいる人間だっていやだからこそ金持って偉そうにしている奴等を打ち負かし説教したいんだよ!という負の感情に任せた大声張り上げ作品だがそういう奴等も仲間よりも自分だけは金が欲しいと欲望に忠>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

-

これ程の珍作を2020年初頭に観賞出来る事を感謝しなければならないがこの作品の最大の問題点はビジュアル表現が非常に汚いという所は間違いないなく人面猫というアッと驚く「ドクターモローの島」のオマージュか>>続きを読む

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.5

バンド活動の楽しさを啓蒙している作品だが人生で音楽しか無いと考えている人達の救いとしては機能しているような荒唐無稽上等でステージに立つ事は成功体験そのものであると作品は訴えかける。

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.0

恋愛は相手の考え方を受け入れる事によりお互いの頑なな信条や思考的枷が外れてより豊かな人生を送れるでしょうという成人して仕事に集中し過ぎている現代人に贈る提案案件作だがこの作品はアメリカ人特有の問題が多>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.0

お化け屋敷スラッシャー作品だが色々と凝った作りのお化け屋敷とマスクの怪人達の気になる素顔に終わりまで引っ張ってくれるので特にストレス無く観れる正しいホラー映画。
https://radiotalk.j
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

過去の美化改ざんされた記憶も現在のうまく行かなかった日々も全て肯定すべきでそれらを含めて前を見て生きていくしかないし行き詰まった時には或いは時折思い出した時には過去の輝いて眩しかった時間をゆっくり思い>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

小学生位の子供に重要なのは教育という名の思想洗脳よりも友人との遊びや好きな子と踊る事だろう?かけがえの無い時間を自分の歓びの為に使うべきであり責任や勤勉な思考はある程度の年齢から学べば良いでしょうとい>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

言いがかりや難癖をつけてくるのが得意な特殊警察とギャアギャアとヒステリックに喚き立てるマスメディアがタッグを組んで一般市民を虐めるとこうなるというお手本的な作品であるが一番言いたい事は市井で普通に生き>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.5

改宗についての物語としか言いようが無いのだがキリスト教や現代思考の無宗教よりも古代のアニミズム的な考え方のほうが世界の不思議や超越的な願いに対して寛容なんじゃねーの?という問いかけも含まれておりそれは>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

レースシーンは手に汗握りすこぶる大興奮なのだが結局の所アメリカ人と企業のやり方はいつだっていやらしいビジネス最優先であり夢や希望を持つ奴等は使い捨てられるのだとフェラーリはフェアなレースをしていたのに>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

寄生虫が宿主を追い出したら外国人に居場所を取られてしまうという悲劇だが貧乏人は貧乏人らしく身の丈に合った生活をするしかないのだという諦めと決して叶うことの無い希望をぼんやりと描ききる韓国の一般的状況の>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

5.0

変態性欲者で殺人狂という明らかな異常者を主人公にしたコメディだが関わる連中が皆寛容でありなんというか「裸のガンを持つ男」シリーズを思い出してしまうのはここまでシモネタが物語に常に付きまとうタイプの作品>>続きを読む

Headless(原題)(2015年製作の映画)

4.0

頭のオカシイ家庭で育つとこんななっちまうんだよ!という怨嗟に彩られた作品。

ファウンド(2012年製作の映画)

5.0

教育を誤るとこんな目に遭うんだよ!という怒りに満ち満ちた怨嗟作品。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

血族の話なのだが突然意思を継ぐ努力をする者こそが名前を継げるというたゆまぬ努力に意味があるというが血統ってそういうものだっけ?という現代の差別特権階級に対しての言い訳を聞かされた気分。

ジュマンジ(1995年製作の映画)

5.0

皆でやるボードゲームの手軽な楽しさ共通体験や成功体験の疑似体験に勝るものは無いと言う事を存分に教えてくれる誰も悪くなく物事には必ず理由がありそれさえ理解すれば解決出来ないものは無いという善意の塊のよう>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.5

アフガニスタンの人々を虐殺するロシア人許せん成敗してやるとのアメリカ人の思想によりランボーが軍事介入してロシアを懲らしめるという作品であるが異常にマッチョな身体になったランボーの殺戮無双っぷりには後の>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

4.0

公開年当時のオカルティックな都市伝説的MIA(ミッシング・イン・アクション)ベトナム戦争中に捕虜として捕まったアメリカ兵が今もベトナムでイジメられているという
アメリカ人の一方的な世界観の下アメリカの
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

5.0

ランボーはいつだってアメリカ白人がその時に不安に思っている事の暴力的解決を担ってきていた事は間違い無いだろう一作目の心を病んだベトナム帰還兵を冷遇する田舎者二作目のMIAことベトナムで捕らえられたアメ>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

異世界での共通体験と成功体験を通しての友情と愛情を確認するシリーズ2作目である本作は死を間近に控えた老人と若者達の物語だがやがて来る死が解っているのであるならば現実に戻る必要は無いのでは?という問いか>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

小説を誠実に映像化しているのだなあと出演者の口ぶりや表情の作りがそれを顕著に表しているものの新本格推理小説特有のトリック謎解きメイン物語でテーマ性は全く感じなかったが異常としか言いようの無い状況設定に>>続きを読む