insomniaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.7

時間軸がバラバラで、今映っている人が誰で何の話か理解するに時間がかかってしまった。
理解してからはゾワっと身震いする様な感覚になり、全てが繋がる。台詞も少なく、ただただ美しい画と、人々の触れ合い、自然
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.7

ジメジメとしていて、小さな村の世界。
釣り上げられた魚や貝の匂いまでしてきそうだ。
この村では、そこに暮らす男達がイヤに連帯していて偉そうにし、故に女性の立場は弱く、呆けてしまった義父にさえ逆らえない
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フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

3.3

色んな意味で不快感マックスな作品。
全ての決定権は我ら男にあるのだ、と言わんばかり。
この手の作品を観るとローズマリーの赤ちゃんを必ず思い出すが、違いとすればラストの復讐劇。いいぞ!やれ!と思わず応援
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チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.3

センスをバシバシ感じるのだけど、いまひとつ面白くなりそうでならない。デビュー作だから面白い方か。
舞台のような言い回しだったり、役者さんの微妙な間だったりも気になるけど。

無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

3.8

プロレスを見た事は一度もない人間ですが、
何かに熱くなれるって格好良い。
押し付けることなく、優しい眼差しで仲間を想っていた人。
周りの発言一つ一つに反応していて、いつもニコニコされていた。自分が一番
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.5

映画だからこそほのぼの見れているけど、実際にこの状況で離婚を切り出されてそれをきっかけに仲が深まる、だなんて殆どないだろうな。どうして相手にそう思わせたのか、何故気持ちに気付かないのか。常に思いやりを>>続きを読む

スライス(2018年製作の映画)

3.1

完全にB級を意識して作られている、と序盤から感じる雑ホラーコメディー。
こういうのって全部笑っちゃえば楽しいんだけど、絶妙に面白くなくて、逆に真剣に笑いの部分を探してしまった、、。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

衣装も何もかもが美しい芸術作品。
奇天烈な設定も、万人が楽しめる工夫が。
ベラの成長過程で、ヤダヤダ期が長過ぎ大分心が疲れたが、己を実験台に世の中を知っていく様は見応えがあり良かった。
ヨルゴスランテ
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.6

皆んなクレイジーで、自分のことばっかりで、でも、何か良い。
無我夢中で、夢を追いかけている主人公はまだ10代。
狂った人も、尊敬故に輝いて見えちゃうお年頃。
最後は皆んな最悪な事態になるのだけど、ロバ
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.6

連んでいるだけと、友情や絆はまた別物なんだな。
アランは仲間を庇ったのに裏切られて。
片目を瞑ると狙いを定めやすい、アドバイスが悲しい伏線回収。
色んな意味が含まれたタイトルが良い。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.3

ティルダスウィントンの一人二役と、愛犬ルイがとても良い。
映像美も拍手、だからこそストーリーのイマイチ度が随分際立つ。
踠いても、永遠に縛られ続けるであろうに。

アース・ママ(2023年製作の映画)

3.6

身籠ったなら産まなければいけない、育てるのが努めだ、と責め立てられる若い母親。
女だから、妊婦だから、母親だから、と言葉と皆の視線が冷酷。
彼女の選択が正しいかは誰にも分からないが、選択出来る今で良か
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.7

久しぶりに集まる家族たちが、本音を漏らすとこうなるよ、な話。正直にぶつかれるのがまず素晴らしい家族だと思う。
私には良い家族、としか見えなかった。
結局助け合って、皆が皆を想ってるじゃないか。
めちゃ
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

3.4

会話が少ない中の緊張感。
結局、何者でもない、何者にもなれない愚かな3人。
惹きつける何かはあったけど、具体的なものを探せなかった。

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.4

人の幸せは誰かが不幸になり犠牲になっている、という設定。
不気味という意味では成功していると思う。
所々笑っちゃうシーンがあってケラケラ笑っていたけど、笑いどころじゃなかったかも。
辻褄が合わない部分
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

酒に溺れ、気が狂って、でも生きて。
お前にはそれしかないんだよ。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.6

お話が単純で、登場人物たちも少なめなので、頭空っぽで楽しめるアクション。
お墓で5個質問しなければいけないくだりがアホで好き。
映画館でポップコーン片手に続編観たいな。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

ラストは二転三転あり、騙されたーなわけだけど、演出がダサい。最後までダサい。
気になっていたあの子も、捜査官も、何故突然、そこまで彼の味方になったのか不明過ぎる。

正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.6

登場する4人の男女のバランスがとても良い。
日常の中で、本人たちだけに分かる、ちょっとだけ冒険して、楽しかった瞬間が切り取られている。
会話の内容が本当に日常。
大きな事は起こらないのに、癒しをくれた
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

全然怖くなかった!
ハラハラ感は充分にあったので楽しく観終わりました。
ケイディを守るためだったはずが、最後は自分を守るため、に変換されていてちょっと残念だった。
続編楽しみだな〜

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

こんな時代に生きているのが不思議な優しい二人。
いつの間にやら共に暮らし始め、お互いと生きていく事を約束無しに悟った。
クッキーは静かだが、語りかける時いつもお喋りで、温かい。
動物や赤ん坊に好かれる
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6


クー!と鳴く?ので可愛いと思いきや、意外にも冷たい奴ら。
用がないと分かると飛行船から落とされる。
マッチに目がない異星人たち、階級格差もあれば盗みも裏切りもある。どの世界も同じなんだなあ。
人間界
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

イラン豚のお陰で夫婦仲も良くなり、幸せいっぱい。
冷静に観るととんでもないお話だが、何故かこの夫婦を応援してしまう不思議。負けるな!ガンバレ!
笑いに振り切りまくりで大爆笑必須ムービー。

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

3.3

山田洋次監督かと思ったら違いました。
夫婦の考え方の違いがデカ過ぎて最初は笑って観ていたけど、これが毎日となると、、熟年離婚もよく聞くし笑ってられないな。
夫婦仲良く元気に暮らせますように。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

とても感動するお話だとは思うのだけど、一部の方の演技のクサさや最後の手紙のシーンの演出があまりにも気にかかって涙は出なかった。
何処までが真実かは分からないが。

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.2

意外と面白いの俳優さんのお力か?
出演陣のビジュアルが良いので楽しい。
続編を匂わせる終わり方だけど、あまりヒットしなかったみたいだから無いのかな。

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.4

キャストが豪華な意外と伏線しっかりコメディー。
さくっと観れて、幸せな人を見ていると幸せだよね、な映画。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

まだまだ映画館で観たいので、
感想をつらつら書くのはやめよう。
兎に角、近年で最も美しい作品だった。
パンフレットを買ったのは10年以上振り。
DVDやBlu-rayが販売されたら、すぐに購入して、家
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まわり道(1974年製作の映画)

3.5

都会のアリスが大好きだけど、これはロードムービーでも大分違うんだね。面白い部分はあれど、退屈というか。
独特な登場人物たちは見ていて不快ですらある(主人公が少女の頬を叩くなど)。ただ我が儘な奴等の理由
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.4

自然と笑顔になる美味しい映画。
可能性は常にある、ということを優しく教えてくれる。
バゲットのパリっとした音を聞くと幸せになれるんだな〜パンは偉大。

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.7

静か過ぎる映画なのに、心は終始ザワザワしている。
男女の違いはここにあるのだ、という事が分かる作品。
言葉はわからないのに、歌は伝わるのだ、という新しい発見も。
希望があるのか無いの分からないまま、分
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

面白くない訳ではないのだけど、体感4時間くらいにどっと疲れた。淡々と語り、ミスばかりする主人公の人間らしさも、笑って良いのか分からないままエンディング。
映像は、というかオープニングが特にフィンチャー
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.7

食べる事も作ることも大好きな私には魅力的過ぎる映画だった。フランスのレストランでお昼から友達とぺちゃくちゃしながら飲むワイン、、最高。
料理の幸せポイントを改めて感じる。

こんなに好きだった料理も、
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