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パートナーの認知症よりも老老介護よりも、年齢的に"親に対して親みたいに振る舞わないといけない"日が来ることに実感が湧いて凹んだ
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栗の森の棺型の穴、輝く落葉の吹雪、半生を垣間見るように回想に次ぐ回想で得られる人物のディティール。ささやかで幸せに満ちた結婚式のあの顔から棺を作るために妻の体に定規を当てる表情が忘られない。
過疎の進>>続きを読む
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男女関係や垣間見える不穏な猥雑さがモロッコの気候や異国的情緒、ライティングの美しさのおかげなのか生々しさが少なくて鑑賞後に妙な充足感がある。
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女の強さと痛々しさの対比、同じ化粧と衣装にも関わらず圧倒的な美しさ。阿片抜くところの金魚越しのカット、長尺だからこそのラスト。
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初めこそ養蜂場のお家だからハニカム窓ガラスなのかわいいて思ってたけど目に入りつづける故に本当に巣の中にいるように見えたり、それぞれ別の役割を持たされてるような家族だったり等暗喩というには分かりやすい。>>続きを読む
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きっと百年前とは映画の見方とか時間感覚が違うのだろうけど、おもしろいと思うストーリーの感覚はあんまり変わらないのかなと思いながら観た。セットの気持ち悪さがわざとなの完成度高くてまんまと気分悪くなった
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ストップモーションちゃんと怖い。絶妙に尺ある岩通過のとこすきすぎ、おじじの脇の下くぐるの知らないパターンだよそれは🪨🧜🏼♂️🪨
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観た後すぐは1930年の余韻のあるラスト含めて比較してしまったけれど、当事国の制作だと思うと、淡々とした描写に納得した。軍服リサイクルされてたの知らなかった、示唆的でつらい
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顛末を話そうとすると救いがない気がするけれど、ラストの一瞬を観た人には決してそうではないことが示され序文に落ちる。
画面の美しさは下手に語るのやめとこてなる、裁かるゝジャンヌ思い出した
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不条理なことが淡々と起き流れてく中、映画が静かに大きく動く、よくわからないままにおかしな事が受け入れられて進む話好き。
大衆音楽ぽいものから土着的な民族音楽みたいなものがラジオだったり家の外からだった>>続きを読む
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砂漠や駱駝のポテンシャル、圧倒的映像美と音楽の迫力で座ってるだけで嬉しい◎
不安定な民族と国家同士の思惑に伴う精神状態や全てを乾かす砂漠の価値観にやるせない気持ちになったりもした。
空を跨いで対象の距>>続きを読む
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オルフェを現代でやるという神話を下敷きにしたとはいえ浮世離れしたストーリーを楽しみつつ、現代物のせいで神話なら許せる理不尽さに冷めたりもした。バッカスの人たちがああいう風なのも理解はできるんだけど。心>>続きを読む
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カラーのためのモノクロ。質感が優しくて障子の影や雪、背の高くて柔らかい草がよりテーマを引き立てる感じ。
ストーリーは期待しすぎたせいで物足りなさもある。章立てなのも気になった。でも俳優さんみんなすご>>続きを読む
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ずっと指舐めて本捲るの汚いなって思ってたら付きすぎでわらった、割と笑わせてくるのにそれが動機に関わるから余計にずるい
かつての出来事は自分だけの記憶となり、やがては花の名前が残ることに寂しい尊さがある>>続きを読む
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魚と牛、水面で揺れる森が限りなく抽象的な絵で同じ水でもタルコフスキーともまた違う。あの国時代の価値観や感受性はは根本的には理解できないけれど、2人の表情が大きな手かがりかついつまでも心に残る