自分語りさせてもらうけど、僕も夢遊病でかつ目閉じた時に見えるモヤモヤが怖くて眠れない子でしたね。
なのでまあまあ刺さりました。
極右と極左は実は類似しているとする「蹄鉄理論」という政治学の理論があるけど、〈極虚構〉と〈極現実〉も同じように馬蹄の先端にあって類似しているのかもしれない。
色々なことを「観客に委ねる」タイプの映>>続きを読む
夢そのものが主題の映画というよりは筒井康隆「おれに関する噂」を思わせるようなSNS社会風刺。
夢(とくに後半に出てくる悪夢)のシーンがもっとユニークで面白ければ……と感じてしまったのが残念。
"悪夢>>続きを読む
圧倒的に強い悪役ってもうその"強さ"だけで応援したくなる。
巨大兵器がヤバいくらいカッコよくて、人間がヤバいくらい頭悪い。
監督の長所と短所がモロに出てる。
ショーンベイカー映画ってホント毎回"それっぽい人"をキャスティングしてるところが上手いよね。
普通の映画だと何でもないようなシーンでも、サイレントだとなんか涙腺にくるものがある。
そして(在りし日の)ニューヨーク観光映画として優秀すぎる。
このレビューはネタバレを含みます
年末のディザスター欲。
序盤の緊迫感はいいのに(コロナ禍を経験したことが活きてる感)、後半に進むにつれて妙に楽観的なムードになっていき、そして取ってつけたようなラスト。
絶対終わらせ方間違えてる。
前向きなメッセージがランティモス監督の作風と噛み合わない印象。
ランティモス映画はランティモス脚本のやつがいいなやっぱり。
美術と撮影と音楽は最高。最高。
結論: 映画館で観てよかった。
はじめから運命は閉じられていて、登場人物は決まった残酷な結末に向かってただ流されるしかないランティモスイズム全開の短編集。
一生分の不協和音を聞いた気がする。