これは傑作。
冒頭のあり得ないアクション・シーンから、息をつかせない展開とどんでん返しの連想が凄い。最後のベニスのシーンもどんなロケをしたんだか、想像もつかない。
しかし、ダニエル・クレイグの惚れ惚れ>>続きを読む
ロバート・デニーロとジャン・レノを揃えて、撮る映画にしては大味過ぎるだろ!というのが、率直な感想。
そりゃ緊迫感もあるし、ニースやアルル、パリでのカーチェイスは息を呑む迫力だし、良く撮影許可が出たなと>>続きを読む
控え目に言って、最高だよね。ロックの歴史を彩る伝説のバンドが次から次へと登場する。クイーン、ストーン・ローゼス、オアシス、コールド・プレイ…数え出したら、本当にキリがない。
僕はこの映画を観るまではロ>>続きを読む
ロックンロールの歴史の名脇役、ミック・ロンソン。昔だったら、こんなドキュメンタリーを作られることもなく、歴史の中に埋もれていっただろう人が、取り上げられ、その半生を知ることが出来るのは嬉しい限りだ。>>続きを読む
とにかく絵になる男、アントニオ猪木。この映画に映るどの写真もどの動画も人間が真剣に生きる、何事も蔑ろにしない時にだけ現れる強い表情をしている。こんな人が自分の周囲に入れば、ある意味暑苦しくてしょうがな>>続きを読む
ジャニスに興味のある人って、今の日本にどんだけいるんだろう。僕だって、かなりの洋楽好きだと自負しているのだけど、初めて聴いたのはたぶん30過ぎてからだと思うのだ。
でもジャニスを初めて聴いた時はぶっ飛>>続きを読む
まあ、教訓のない映画だからこそ、面白いと思う人には面白いのかな。
個人的には、音楽にもっとこだわって欲しかったな。アリ曲使うのもそりゃ悪くないけど、あまり知られていない曲なら分かるけど、テイク・オン・>>続きを読む
ここまで変態を全面に押し出されると、変態ってなんなの?って気になるんだよな。
もっと密やかな、人に見せられない趣味なんじゃないと困るんだよな。というか興奮しない。
ここまで来ると、一般教養としての変態>>続きを読む
57年の眠りについた人が起きて、昔に免許を取った技術がそのまま通用するんかよ!などとツッコミどころは数々あるんだけど、凄い映画だよね。
まずエイリアンの造形が色褪せないし、ひとが中には入れない物体とし>>続きを読む
そんな複雑なストーリーじゃないけど、役者たちの迫真の演技に引き込まれる。死にかけの人間のセリフや顔色、ギャングたちのメンタリティも含めて、なんか全てがリアルに感じる。
他のギャング映画の人が死ぬ場面っ>>続きを読む
村上春樹や山下達郎のようなガチなビーチボーイズファンには感慨深い記録映画なんだろうなと思う。
だけど、ゴッド・オンリー・ノウズはデビィド・ボウイのカバーで初めて聴いたというような僕のような人間にとって>>続きを読む
良くこんな危険な場所でのロケが成立したんだな、ということも含めて感嘆する。
それにしても凄い緊張感。こういう映画を観ると、日本が平和でありがたいなぁという気持ちと、我々は平和ボケなんだろうなという気持>>続きを読む
いや、パロディ映画というか、オマージュ映画というかにしてはお金かかってるよね。
でも、中身はやっぱり二流映画。下らなさ全開で、笑いどころはいっぱいあるのだけど、僕はそれほど笑わなかったな。
そんな映画>>続きを読む
いや、面白いんだけどね。
基本的な構図は一作目と同じ。無表情に情熱的な演奏をするレニングラード・カウボーイズがただそれだけで面白いのだけど、それにどれほどおバカな話を付け足せるかという構造なのだ。
し>>続きを読む
デニーロが出てくる場面はさすがの緊張感だ。しかし、全体的に少しテンポが緩いとは感じる。これが実話だというのが信じられないけど、実話というふれこみで観ているからこそ、許せるという感じでもある。
それにし>>続きを読む
映画のどのシーンも一枚の絵画のように美しい。映画のストーリーよりも全てのショットを美しく決めることに心血を注いでいるのではないかと感じるくらいに。
しかし、ストーリーも俳優たちの演技も素晴らしい。映画>>続きを読む
映像がただただ美しい。それだけでも一見の価値はあると思う。
僕はこの映画を貧しさの物語なんだろうなと思っていたんだけど、違った。どちらかと言えば豊かさの向こう側の物語なのだ。
レ・ミゼラブルじゃないが>>続きを読む
映画のタイトルは「白い暴動」だし、映画は「ロンドン・コーリング」から始まるし、クラッシュの映画かと思ったら、違う。これはRAR(Rock Against Racizm)という団体に関する映画だ。基本的>>続きを読む
心温まる映画だよね。
しかし、このホントにボケているくらいの歳の俳優たちが見せてくれるボケ老人役の演技も含めて素晴らしい。人間いつかはこうなる。しかし、そんな時は永遠に来ないかのような気しかしていない>>続きを読む
ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、トミー・リー・ジョーンズを使って、こんな三流映画作るんじゃない!ってツッコミたくなる部分も含めて、面白い。
超ご都合主義のストーリーだし、このシナリオを二流>>続きを読む
ロックンロール好きには無条件で笑える映画じゃないかな。レニングラード・カウボーイズというネーミングや、登場人物のウラジミールといった名前などから、一瞬、本物のロシア(ソ連)のバンドかと思ったけど、調べ>>続きを読む
絵コンテは良かったんだろな。でも、ドラマ自体は草笛光子の演技も含めて、なんだか舞台がかってて、イマイチのめり込めない。次元のカッコいいシーンを撮りたいだけなんだろうから、それならカッコいい音楽をガンガ>>続きを読む
ここは誰もが書くところだが、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演が贅沢すぎる。
作品もキャストに負けない面白さで、スティーブ・マックィーンだのブルース・リーなんかが実名で登場するのが>>続きを読む
今更ながらのワム!
この映画を観ると、ジョージ・マイケルがいかに我々の観ていたジョージ・マイケルとなっていったかのストーリーがわかる。ジョージは大人しく、アンドリューに憧れ、コンプレックスだらけの冴え>>続きを読む
地球が滅びるなどということを言っても、実際問題誰も信じないだろうし、この映画の出来ごとをサラ・コナーの妄想と考えることも出来る。
そんなことはさておき、前半からクライマックス並みのアクションシーンがあ>>続きを読む
これ面白いんかな?見たことのない映像や内幕めいたところを知ることが出来るという意味では面白いとは思う。しかし、全体としては我々が知っているストーリーからはみ出る部分は基本的にないし、インタビューも大谷>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
歴史的名作ですからね。今更何も付け加えることもないのだろうけど。
個人的な視点で気になるのは、経済活動を優先して、事実を歪曲してしまう市長と渋々ではあるがそれを受け入れてしまう警察署長。いつの時代も「>>続きを読む
登場人物二人の超低予算映画。でも、それなりに楽しめる。人間、こんな感じに間合いを詰められると、ついつい引き込まれてしまうんだよね、という良い線を突いてる。
僕たちの生活にはグレーゾーンがいっぱいあって>>続きを読む
デビッド・バーン、カッコ良すぎでしょ。スーツも、ステージの照明も、裸足で全員がステージに立つということも、舞台のしつらえも、何もかもがカッコ良いのだ。
だから、途中まではこのセンスの良さ、知的なメッセ>>続きを読む
見事な短編映画。黒人たちの復讐方式が普通と違うところが、この映画を観る人により深く人種差別について考えさせる強烈なインパクトを残している。
銃を小学校に行く前くらいの年齢の子供さえも普通に使えてしまう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
簡単に言えば、平凡な(と思われていた)男がとんでもない正体を現して、悪人どもをやっつけまくる、という話。深いメッセージなんて何もない、ただアクションを楽しむだけのヒーローものだ。だったらバットマンくら>>続きを読む
アメリカの闇というか、人間の闇を描く映画。映画としては、あまりにストーリーが順調に行き過ぎて、もう一捻り欲しいなとは感じるけど、実話ベースというのであれば、それはそれで仕方ないのかも。
若い時のブラッ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
世界は僕たちの知り得ない艱難辛苦の上に成り立っているのだということを改めて思い知る。
ストーリーとしては、実話ゆえ、それほどドラマティックな場面はないのだけど、緊張感だけでグイグイ引っ張られる。
観る>>続きを読む
山王戦をマンガほぼそのままに再現するという、そこの部分だけとると、映画としてのオリジナリティは全くない。しかし、マンガの実写映画を観てるような感覚で楽しめるのは、アニメのクオリティが井上雄彦の超絶技巧>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
悪くはないんだけどね。怖いもの見たさで鑑賞している側からしてみると、善人の主役たちは死なないという法則が徹底しているので、安心して観れてしまう、というのが難点。
やっぱり、ある程度感情移入した人が死ん>>続きを読む
名もない人たちにスポットを当てるドキュメントは嫌いじゃない。インドにおける象と人間の関係もなんとなく理解出来たし、美しい自然の映像を楽しむだけでも損はないと思うよ。
人と人との争いのないただただ日々を>>続きを読む