ジョニマ

白い暴動のジョニマのレビュー・感想・評価

白い暴動(2019年製作の映画)
3.8
映画のタイトルは「白い暴動」だし、映画は「ロンドン・コーリング」から始まるし、クラッシュの映画かと思ったら、違う。これはRAR(Rock Against Racizm)という団体に関する映画だ。基本的には脇役扱い。それはさておき。
人種差別が今よりも激しい不幸な時代。見方を変えると、反抗する対象がハッキリしていたという意味では、ロックンロールにとっては、パンクロックにとっては、もっとも輝いていた時代だとも言える。
もちろん、この時代に政治的なメッセージを発するのは生命の危機にもなりかねない危険な行為だったと思う。そう考えるとトム・ロビンソンやスティール・パルスやクラッシュは本当に偉大だ。
こんなに音楽が意味がある時代はもう来ないのかもしれない。
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