Izumiumiさんの映画レビュー・感想・評価

Izumiumi

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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.2

『リード・マイ・リップス』『君と歩く世界』のように、不遇な女性がチンピラとの出会いで人生が一変し開花すると考えると、弁護士はオーディアール的主人公だと思う。

‪しかしいままでの主人公ならばクライマッ
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

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映画の勉強。1940年代のスクリューボールコメディとハワード・ホークス型の典型的な女性。

ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

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Amazon primeでもうすぐ終了してしまう欄から発見して観た。シネマート新宿のUNDERDOCSで『デソレーション・センター』を観たとき見逃してた。
ライブ以外の映像も残っている!! レゲエとダ
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骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

4.2

1900年の洲崎遊郭に売られた田舎娘を描く1966年作。楼主に難癖をつけられていつまでも減らない借金。主人公は廃娼運動のビラから必死に知恵をつけてゆく。

なぜ娼妓を描くのか、どうやって描くのか?
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

2.0

昔の日本のマンガのようなノリだった…
合わなかった…

偶然に出会うふたり、クライマックスの間に合う間に合わないのくだり、ダメ押しに猫…

日本においては『オッペンハイマー』と『フライ・ミー・トゥ・ザ
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(2025年製作の映画)

2.8

筒井康隆原作、吉田大八『敵』を観た。孤独な老人が執着する食と性は対比されているだろうか。外国の観客は『孤独のグルメ』を連想するかもしれない

一般に「夢に色がついているか」という問いがあるがこの作品は
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.4

私は黒沢清に苦手意識あるので観るのを先送りしてた。だが観たら爆笑してしまった

途中は韓国映画のカリカチュアか何かかと思った。「機械仕掛けの」アシスタントはメフィストフェレスみたいだった。衣装も照明も
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

1.5

マニックピクシーマジックガールを主人公にして男が撮った映画。

『Fleabag』『GIRLS』『LOVE』『フランシスハ』などとはまるで違う。

恋人(アクセル)の華々しいパーティーの日に、恋人の成
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ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

3.9

こんなに抽象的かつ市井の人間視点の戦争映画が1966年にすでに作られていたのか。

内戦状態の国。楽団を辞めて島で農家として静かに暮らす元音楽家の夫婦。だが島にも戦争が迫ってくる。

逞ましく利他的な
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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遅ればせながらDisney+で観た。音響やスピードが素晴らしかった。映画館で観ればよかった。

ストーリーや描かれる感情はシンプル。だが調べるといろいろな点が史実であることが凄い。

そしてクリスチャ
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モンスーリ公園(2024年製作の映画)

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良かった。フィルム撮影。黒田硫黄『茄子』や濱口竜介『偶然と想像』のような味わいか

砂の器(1974年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ハンセン病差別に関心があるので観た。
しかし苦手な作品だった。
大衆的で大仰で苦手すぎる。
 
1961年の小説発表当時よりも、映画は製作当時の70年代の刑事ものらしさが加わっているのではないか。丹羽
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秋津温泉(1962年製作の映画)

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17歳から34歳までを演じる岡田茉莉子。くるくると変わりゆく着物に結い上げた髪。

衣装と構図の美しさ。クラシカルで抒情的な岡田茉莉子のテーマ曲。

長回し気味で遠景で全身をおさめる。心中未遂のシーン
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