Izumiumiさんの映画レビュー・感想・評価

Izumiumi

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骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

4.2

1900年の洲崎遊郭に売られた田舎娘を描く1966年作。楼主に難癖をつけられていつまでも減らない借金。主人公は廃娼運動のビラから必死に知恵をつけてゆく。

なぜ娼妓を描くのか、どうやって描くのか?
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

2.0

昔の日本のマンガのようなノリだった…
合わなかった…

偶然に出会うふたり、クライマックスの間に合う間に合わないのくだり、ダメ押しに猫…

日本においては『オッペンハイマー』と『フライ・ミー・トゥ・ザ
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(2025年製作の映画)

2.8

筒井康隆原作、吉田大八『敵』を観た。孤独な老人が執着する食と性は対比されているだろうか。外国の観客は『孤独のグルメ』を連想するかもしれない

一般に「夢に色がついているか」という問いがあるがこの作品は
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.4

私は黒沢清に苦手意識あるので観るのを先送りしてた。だが観たら爆笑してしまった

途中は韓国映画のカリカチュアか何かかと思った。「機械仕掛けの」アシスタントはメフィストフェレスみたいだった。衣装も照明も
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

1.5

マニックピクシーマジックガールを主人公にして男が撮った映画。

『Fleabag』『GIRLS』『LOVE』『フランシスハ』などとはまるで違う。

恋人(アクセル)の華々しいパーティーの日に、恋人の成
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ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

3.9

こんなに抽象的かつ市井の人間視点の戦争映画が1966年にすでに作られていたのか。

内戦状態の国。楽団を辞めて島で農家として静かに暮らす元音楽家の夫婦。だが島にも戦争が迫ってくる。

逞ましく利他的な
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

-

遅ればせながらDisney+で観た。音響やスピードが素晴らしかった。映画館で観ればよかった。

ストーリーや描かれる感情はシンプル。だが調べるといろいろな点が史実であることが凄い。

そしてクリスチャ
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モンスーリ公園(2024年製作の映画)

-

良かった。フィルム撮影。黒田硫黄『茄子』や濱口竜介『偶然と想像』のような味わいか

砂の器(1974年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ハンセン病差別に関心があるので観た。
しかし苦手な作品だった。
大衆的で大仰で苦手すぎる。
 
1961年の小説発表当時よりも、映画は製作当時の70年代の刑事ものらしさが加わっているのではないか。丹羽
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秋津温泉(1962年製作の映画)

-

17歳から34歳までを演じる岡田茉莉子。くるくると変わりゆく着物に結い上げた髪。

衣装と構図の美しさ。クラシカルで抒情的な岡田茉莉子のテーマ曲。

長回し気味で遠景で全身をおさめる。心中未遂のシーン
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夏時間(2019年製作の映画)

1.0

『はちどり』と並べて宣伝されていたが、作品の完成度は雲泥の差。

リコーダーのテスト(2011年製作の映画)

3.8

「私、かわいい?」

ウニは9歳にしてもう女性のジェンダー規範に巻き込まれている。母に命令されて、兄の食事を準備する。イライラした兄の勉強机にトロフィーが並んでいる。彼にも勉強の競争のプレッシャーが。
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あんのこと(2023年製作の映画)

1.0

私は虐待被害者で、長年にわたって実際の虐待被害者の裁判の判例や症例を読んだり、手記や映画も大量に見てきているが、この程度の話かという感想しか持てなかった。たとえばNetflix『メイドの手帖』の方が見>>続きを読む