こらは片手間に見てはダメなタイプだった。主人公のマリーナが多くを語らない分、細部の描写、言葉を語らないものが持つ意味が読み解けないと全然ついていけなかった。
ヘイトに生きる青年の話し。
まるでラブコメのようなエンディングが、妙にリアルで不気味。
この監督は人間の執着や憎しみからくる奇行を描くのが上手い。
なんとも贅沢なアート作品だった。
その美しい絵の中で繰り広げられるドラマは、理想的で複雑で醜くて哀れ。
善と悪の判断が追いつかないままどんどんと展開されるストーリー。心がいろんなふうに掻き乱されるなか>>続きを読む
1番好きなロードトリップ映画。
私もテルマとルイーズみたい生きたい。
2024年、1本目。
生きるのが下手くそな双子の兄妹。不器用だけど変わらない、変えられない家族愛が彼らの人生を進ませる。
このレビューはネタバレを含みます
最初はなんの展開もないただのポルノかと思ったが、芸術文化に造詣の深い方たちはあれを「純度が高い」と評価するらしい。
性愛とは所有欲であり狂気。
人間がどれほど愛情深い動物なのか、余計な装飾なしにた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
私が主人公の女の子の言動に、いちいちざわついたのは、
結局私も彼女と同じように仕事とか、暮らしとか、恋愛とか、誰かの決めた「正解/ゴール」のプレッシャーはどこかで感じてるからこそで、そこから外れること>>続きを読む
SFとヒューマンドラマのベストな塩梅。論理的に考えたらあり得ないんだけど、そうなのかもしれないな、そうあってほしいな、と思わせてくれる。
Don’t ever be someone’s slogan, cos you are poetry.
人生は小さな愛の連続で暗闇が見えないようになっている。映画のように。