文豪を描きたかったって言うよりは
太宰治っていう一人のダメ男を描きたかったっていう印象を受けました。
関係を持った女がそれぞれ赤ちゃんを欲しがるところは、時代なんでしょうけどウヘェって思いました。
嘘をついてても、上辺だけでも、懸命に生きようとするそれぞれの姿が素敵で謎に涙が出てきた。
みんな幸せになってほしいなあ…。
終始、『夢ってこんな感じだよな』って思ってました。細かい描き込みと内容、さらには平沢進氏の音楽が相まって、カオスだけど何故かそれで調和してしまう、奇跡のような映画だと思います。
実際にあった心理実験を元にした映画です。地位を与えられることによって暴虐になっていく刑務官役は醜く感じましたが、誰しもがああなる可能性があると思います。
前半の、何がなんだかわからない恐怖、歩いて近づいてくるものすべてを恐れてしまう感覚、すばらしかったです。
だからこそ後半がちょっと設定ガバガバになっちゃったのもったいないなって思いました。
ラストの『こうなるだろうな』からの『やっぱりー!!!やだーー!!もうーーー!!!』感。むしろ好き。
小さい頃に観ました。
何回観てもストーリーがわからないのでもうこれはこういうものだと理解しました。
誉められる点があるとしたなら、シレーヌの美しさとボブ・サップです。
ほろびろ!でーもん!
このレビューはネタバレを含みます
はりぼて王国の女王のインパクトがすごかった。
汚ならしさのなかに愛嬌があって、それでもって変態。
レズの女の子が男性器を恋人のために外科手術で付けてきたのに、それを恋人に罵られて泣いてるところが可哀想>>続きを読む