ゲオジさんの映画レビュー・感想・評価

ゲオジ

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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.9

後半の緊迫感は目が離せない。
時系列をずらして描く手法がオシャレ。70年前とは思えない。
これがハリウッドデビュー作とは恐ろしい。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.7

暴力!レイプ!倫理観0過ぎてびっくり。
エキセントリックな衣装やオブジェが独特の世界観を演出していておもしろい。
「本人に選ぶ能力がないじゃないか」というセリフが印象に残った。
何人も自由意志は尊重さ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

ミュージカルシーンの迫力と華やかさに目を奪われる。
個人的には、ミシェルウィリアムズの不幸度が少し足りないですね。もっと家庭を崩壊させて、より魅力的に映る彼女を見たい。
昔のサーカスは見世物小屋だ。個
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.3

アイディアが面白い。
ワンカット風のカメラワークも特徴的。
設定上仕方ない部分もあるけど、動きが少ない中で同じセリフを2回聞かされるのは少し苦痛。
最後はなんかほっこりした気持ちになった。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

ドタバタコメディの中にキレイな伏線回収が気持ち良い。
俳優陣がみんな若くてキラキラしてて眩しかった。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

タイムループものって、くど過ぎず、でも繰り返している感を出す塩梅が難しいと思うけど、飽きない展開で、かつ抜け出せない閉塞感もあって良く出来てると思った。
基本コメディだけど、後半の展開は胸に迫るものが
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.4

鑑賞後だから言えるけど、これは観る勇気と覚悟のいる映画。
作り手のメッセージが突き刺さる。
どんな結果になろうとチャンスをものにした人間は幸せなんだろうか。
クリントイーストウッドの他の作品も観てみた
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

2.8

メインのヒュージャックマンとラッセルクロウの顔が濃いので、エディレッドメインの愛らしい爽やかさに癒される。
サマンサバークスの歌だけレベルが違ってビビった。歌手なのね。
若者達が存在感を示すほど、メイ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.0

ベトナム戦争然り、アフガニスタン紛争然り、なぜかアメリカが負けた戦争関連の映画は見応えがある。
勝てば官軍、負ければ賊軍ということで、勝った側は正義であり、勝利こそが戦いの価値だけど、負けた側は自分達
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.0

ラジー賞は酷評され過ぎ。いい映画だった。
監督が広げた風呂敷を自分で畳んだだけ。
ジョーカーはいない。生き辛さを抱える君の代弁者で、気持ちよく暴れ回るダークヒーローは妄想だ。と受け取った。
前作の焼き
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

衣装や風景など映像が綺麗。中でも一番画面に釘付けになったのは、リリーの美しさ。均整の取れた華やかな顔立ちの中に可愛らしさもあって見惚れてしまった。
ただ、アイナーの優しく包み込む雰囲気が消えて、女性の
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

無垢な残忍さが一番怖い。
だんだんと壊れていくのかと思ったら、結構最初から危険人物。話が進むにつれてドス黒い感情に歯止めをかけられなくなった感じ。
「もう欲しがることはやめたの。持っているものを大切に
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

相手の属性によらず付き合える関係性って最強だと思った。
ユーモアたっぷりで描かれているからすごく観やすい。
ブラックな笑いもあるけど、それはIntouchablesだから成り立つんだね。
そんな関係は
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目撃者なし(2023年製作の映画)

3.0

あらすじを観て絶対笑えると思った。
警察のオッサンがいい味出してた。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

この没入感は映画館で味わいたかった。
緊迫感が途切れない。
事前に準備し尽くされていて、カットの切り替えがなく主人公と一体化して観れる。
ワンカット風だから、途中の暗転シーンがすごく効果的。
個人的に
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ダウン・トゥ・アース(2020年製作の映画)

3.0

双眼鏡を覗きながら振り返ったら好きな女の子がいるシチュエーションたまらんね。
友達のエディのおバカ加減が良い。
全体的にワクワクできる作品。
飛行物体が落ちた場所での展開だけ、え?ってなった。

ストール(2022年製作の映画)

2.8

良作感はあるし、エンディングもかっこいい。
清掃員のオッサンに話しかけられた所で、この話の本題は自分を省みることだと思ったが、タイムトラベルやタイムパラドックスの要素が複雑になり過ぎて結局何がしたいの
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イレイサーズ(2023年製作の映画)

4.0

観ているだけで爽やかな風を感じられるような映画。
風景も綺麗だけど、音楽も気持ちを弾ませるような軽快さ。
そして仕事の相棒とその恋人がチャーミング。愛情を表現するって大切。

ザ・バン(2019年製作の映画)

4.1

15分とは思えないほど丁寧に人物描写し始めたので、大丈夫か?と思ったら、そんなに時間は経ってない。技法は分からないけど作り方が上手い。
欧州最貧国のアルバニアを舞台に、父と街を出るため破滅的にもがく息
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ロスト・スコット(2020年製作の映画)

3.8

ドタバタが面白かった。
笑わそうとしている人は誰もいなくて、でも本気で右往左往する姿にクスッとしてしまう。
ラストにかけて登場人物の迫力を感じた。好きなやつ。

マクロコズム(2020年製作の映画)

2.0

事前情報なしで見た。
この雰囲気からは想像もしてなかった展開。
期待してた方向性とは540°くらい違った。勝手な期待だけど…

アイ・アム・ノーマル(2020年製作の映画)

3.4

終始気味の悪さが漂っている。
元の実験を知らないため、どう捉えていいのか分からない箇所があったので調べてみたい。

イブ(2017年製作の映画)

3.5

ターミネーター的な世界観は好きだから焼き回しに見えても楽しめた。

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.5

爆発、事件の匂い、刑事役のデンゼルワシントン。最初に出された要素に騙された。
サスペンスの皮を被ったSF。
そう分かった瞬間に引き込まれた。

ジミー・ボーデン(2023年製作の映画)

3.5

微笑みデブみたいな人が虚ろな目をしてる。
それを測定してたのね!笑
って感じ。雰囲気が好き。

ディシプリン:子供達のしつけ/親のしつけ(2014年製作の映画)

3.3

よくこんな口論できるなと思った。
こんな事になりたくないから、マナーとか常識って本当に大事だと思った。
とは言いつつ、女の子の最後の冷静な顔は殴りたくなった。

ヒコットランドマーチ(2023年製作の映画)

3.8

展開が見ていて飽きない。
周りに無責任に振り回されても無感情(諦め?)に近い一方、裏切られても助けられても感情を爆発させて走る主人公が面白い。
舞台となった島の良い景色が切り取られていて素敵な映画だと
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.9

子供から大人になる過程の繊細で脆くて、些細なことで大きくバランスを崩してしまう危うさが丁寧に描かれていた。
色鮮やかな花の季節を2人で駆けていく様子と、花の無くなった畑の中をレオ1人で走る様子の対比が
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ナイト・オブ・フォーチューン(2023年製作の映画)

3.7

こんな心の通わせ方があるのか。
常識的に考えるととんでもない事してるし、めちゃめちゃ気まずい場面もある。
大切な人の死に向き合えない主人公と、正面から向き合いたいと願った男の話。