冒頭、画面が酷い、動きが酷い、色々酷い。突飛なことをして安易に芸術を気取るゴミ。死んでしまえと思った。
撃たれて瞬時に死体となり崖から滑り落ちていくリズムが素晴らしい。3回ほど場面を観たのでこれが撮りたかったのだろう。
最後にあれだけサスペンスを引っ張って引っ張ってカタルシスで締めずにあそこで終わる>>続きを読む
斜めに手前奥と2、3人人物を配置した構図が多い。スタンダードサイズだと二つほど大きく顔を映しても収まりが良い。
大いなる死に触れ、死は死でしかないと知ったのだ。単純な勇敢な戦士讃歌だと思って観たが>>続きを読む
大した映画ではないと思うんです。メタファーとしての機能や意味を言葉で説明してしまっているに加えてやや安直で直接的すぎるとも感じる。ただポスターに落ちる影や画面外のバットや対峙する二人の周りを駆け抜け>>続きを読む
突然のミュージカルは気が触れたのかと思った。そもそもあれをミュージカルと言っていいのかも怪しい。ゴダールよりも唐突なミュージカルの挿入。
この映画の画面にあまり乗れなかった。光が駄目だと終始映画内で叫ばれているがこの映画の光もよくわからないところが点々とあり、おそらく意識的ではあるのだろうと思うのだが何とも乗れないのであった。
ヴィルヌーヴの映画に興奮したことはないのですが嫌いでもなく結構好きです。今作はこれまでのヴィルヌーヴ作品にはなかった要素が沢山ありつつしかしながら芯は変わらないといったかなり興味深い映画でした。序盤>>続きを読む
柔らかな自然光に包まれながらも微細な緊張感が画面を覆っている不思議な素晴らしい映画。常に苛烈さを画面に出してきたゴダールの円熟を感じる。しかしながらゴダール、女好きだな笑と強く思った。
再見。今となってはこの映画もウェスにしては緩いなと感じる。結果的に2人はめでたしめでたしな訳だが少女の退屈そうな顔とあまり長続きしなさそうな感じが不思議だ。
印象的な横移動が多い。微妙な差異をつけた反復の演出も目立つ。
最近初期ゴダールと自分との相性の悪さを考えていたがこの時期のゴダールは自分にとって格別なのだなと再確認。
車の映画であるのに走行シーンが撮れていないのは致命的。撮影のルックはやや光が一面的だが悪く無い。
今作を鑑賞する前、ゴダール作品の中で最も商業的な作品というふれこみの言葉の意味がよくわからなかったが鑑賞して良くわかった。人の撮り方なんかゴダールの映画とは思えないくらいオーセンティック。普段のゴダ>>続きを読む
トゥルーディテクティブS2にてかなり大々的な引用をされていたので鑑賞。
親から子への呪縛についての物語でもあるが親もまた親の子だったのだという開けた視点も提示され安易な一面的な展開にはならない。し>>続きを読む
この時期のゴダールにしては見やすい。鏡に映る女性をあんな素朴に綺麗に撮れるのは何なんだろうか。
半分聞き流してぼーっと映像の編集を見ているだけでも楽しい。確かにこの映画は字幕を消した方がいい。フランス語ネイティブだとより素晴しく感じるのかもしれない。
この映画3時間あるのかーという気持ちがずっとのっかり鬱々としてきたので途中で断念。またいつか見直す。編集自体にはさほどグルーヴはないが割とスコンスコンと切られていくので不思議。
何故だかわからないがあまりこの映画は好きではないなといった余韻だけが残る。特に不満といったものは無いはずなのに。2人のロマンスにのれなかったからなのかもしれない。ぼやけた画面で恍惚とした表情をバスト>>続きを読む
映画も勿論楽しんだが何よりもセットの豊かさを一番に楽しんだ。大きな瞳を持つ役者はホラーで映えるなとしみじみ感じる。
カラックス目当てで見てカラックスが一つ抜けてたかなといった感想。他の二作も面白い。ポンジュノのゆるい映画は新鮮だな。
ヌーヴェルヴァーグが描くのはどちらかというと若い男女の方じゃなかろうか。無論ゴダールなんかの映画にはあんな繊細な若者は出てこないだろうが。
実はあのシーンはカメラには映ってないがこうなっていたんだという種明かしは映像表現として昇華出来ていない言い訳めいて見える。
再見。鑑賞者に有無を言わせない映画だ。
凄まじい映像の暴力。観終わった後にどっと疲れる。汚れた血の方が断然好みではあるがこちらの方が凄い映画なのかもしれない。
何となく見てこなかったグザヴィエドランの映画。正直拍子抜けというかこんなに下手なのかといった感想。なぜあんなに顔の寄りの画が多いのだろう。この映画だけなのかグザヴィエドランの作風なのか。
この作品>>続きを読む
特に何か物語において重要な役割を果たすわけではない市井の市民を丁寧に撮ってきたゲームオブスローンズ のドキュメンタリーとして素晴らしかった。ある人はセットに積もる雪の監修、ある人は撮影所近くの売店の>>続きを読む
バイト終わり寝不足の頭でクラクラしながら見た。クラクラした。
心も身体も破壊しながら破滅に向かって早足で歩いていくこの映画には親近感を覚えてしまう。自分とは似ても似つかないが親近感を覚える。あまり映画を見て監督のパーソナリティがどうこうと言うのはよすべきだがカ>>続きを読む
今画面に拒絶されているなと感じる瞬間が好きなのだがカラックスの映画はその瞬間の連続だ。
もう少し余韻を寝かせたいので感想を言葉で固めるのはよしておこう。
ナンセンスなギャグの応酬の狭間に優しさと誠実さの起伏が見える。緩急の入れ方が絶妙でやられてしまう。あそこでビリーアイリッシュをかけるのはずるい。バービーが涙を流すたびに自分も泣いていた。