このレビューはネタバレを含みます
日本人としてこの映画を政治と切り離して見ることはできなかった。
伝記映画とはいえ、核爆発を何か神秘的で美しいものかのように映しているシーンや、核実験が成功して人々の喝采を浴びるシーンは、実際にそうであ>>続きを読む
気づいたら3時間集中して映画を見ていた。
ラストの余韻が心地良く、鑑賞後はその他の一切の情報をシャットアウトしたい気持ちだった。
カメラワークが抑制されているからか、動物が出てくると一気に画面が豊か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アルバートが一方的に悪者として描かれすぎているせいで、アルバートがセリーを経済的に養っている立場でもある(その為、アルバートはセリーに対して支配的であり得た・セリーはアルバートが憎くても耐え忍ばなくて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ステージが未完成(バンドメンバーも1人)の状態から始まり、ライブが進むにつれてステージが完成されていく(バンドメンバーも増えていく)という構成なのだけれど、ステージをセッティングするスタッフを隠さず見>>続きを読む
おとぎ話のような世界観はすごく好きだったのだけれど、エロシーン・グロシーンが必要以上に多い気がした。(ポルノ映画やスプラッター映画のように、エロ・グロそれ自体を目的とした映画ではないはずなので。)
途>>続きを読む
前時代的なモチーフが多く、もはや時代設定を現代にする必然性が無い気がするけれど、どうしても"ロシア・ウクライナ戦争"と関連付けてフィンランドの下層社会を描きたかったのかな。
ラストで「ああ、いい映画>>続きを読む
西部劇を再定義した作品と言えるかもしれない。従来の西部劇のいわゆるマッチョな主人公よりも、本作の主人公の方が弱々しいながらも愛着が湧きました。
逢瀬を重ねた結果、飼い主よりも牛に懐かれちゃってるのは>>続きを読む
感情の擬人化というアイデアが面白い。現実世界でも自分や他者の感情をメタ視点で見られるようになったら良いですね。
子ども向け映画のトーン&マナーだけれど、子どもを持つ(子どもと接する機会が多い)大人向>>続きを読む
主人公にとっては、変化の無い日々こそが至上の幸福なんだろうなあと。(主人公以外の人生は変化するので、その幸せは長続きはしないけれど。)
色恋沙汰でちゃんと傷つくおじさんがかわいい。
マジョリティにもマイノリティにもなれない結果、自分以外の全てを否定することでしか自我を保てないイーニドが痛々しく切ない。シーモアは所属するコミュニティがある分、幸せなのかもしれない。
イーニドのファ>>続きを読む