壁ノ語さんの映画レビュー・感想・評価

壁ノ語

壁ノ語

  • List view
  • Grid view

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

1.0

選択を誤り続ける人々の友情物語。とくに悪魔に魂を売ったジュリオが最悪だった。

ベルリンの壁崩壊や911の映像が出てくるけど、登場人物たち(最初の場面を除けば)別に時代に翻弄されてないよね?あの映像は
>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

移民の子どもたち一人一人の写真が丁寧に飾られている廊下。額縁のプレートに「国外退去」の文字。
移民問題が如何に難しいかを突き付けられる。けしてハッピーエンドで終わることのない映画。

「見習い」の文字
>>続きを読む

おもかげ(2019年製作の映画)

3.2

この年頃の男子の性への好奇心を利用してしまった感は否めないが、一方で愛する息子を悲惨な形で亡くしてしまった母親のトラウマの深さや激しさも辛いものがある。
評価が両極に触れてしまいそうなストーリーで何と
>>続きを読む

猫が行方不明(1996年製作の映画)

3.5

再開発が忍び寄るパリの下町が舞台。行方不明になった愛猫を通して主人公がご近所さんと顔見知りになっていくような話。

フランス人ってこうだよね的に登場人物がみんなそこはかとなく性格悪い。現代だとアウトな
>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.9

一見親孝行のようでいて実は……。



閉鎖的な保守思想が画面から滲み出るようなアメリカの田舎を舞台にした父息子のロードムービー。
親戚が集まる中、男女がきっちり別れるシーンなんかは特に象徴的だった。
>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

5.0

とびきりの皮肉が込もっている映画。

まず、この映画を観て一番に言いたくなるのは、政治に無関心すぎて愚民と揶揄される日本人が息子の立場を嘲笑えるだろうか、ということ…。

母親の偽善性からくる暴走も痛
>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラップランドといえばサンタクロース=冬のイメージの人は多いかもしれない。けど、この映画は夏のラップランドが舞台。サンタクロースも出てこない。代わりに美しすぎるラップランドの大自然が満喫できる。のんびり>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

メリーマイヤー・パティシリーズのベアが出演していてかなり可愛かった。

ぬいぐるみと一緒に暮らしているとあるあるなのだけど、ぬいぐるみって目を合わせてくるのだよね。ふと見るとこちらを見ている・・そうい
>>続きを読む