oisさんの映画レビュー・感想・評価

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オープン・ウォーター(2004年製作の映画)

3.5

集合時間守らない人はサメに食べられてもしょうがない
ホームビデオみたい画質は何を狙ってるかは不明だが逆に雰囲気あって結構好き
精魂尽き果ててるのに暗闇×雷雨×サメのコンボは心折れる
体力も気力も0にな
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.0

圧倒的な映像の美しさ
絵画のような強烈ショットが次々流れてくるが画面構成や色彩感覚が抜群
ただ残念なことに自分の理解力の乏しさのせいで話の流れはともかく台詞がなんだか頭に入ってこない
精神病院のシーン
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

3.7

ファーゴの冒頭の「実話に基づいている」というテロップを信じ込み、作中ブシェミが隠した大金の入ったブリーフケースを探しに現地へ行くというあらすじだけで満点あげたい作品
実際に日本人女性の凍死死体が現地で
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ミスター・ルーズベルト(2017年製作の映画)

3.5

主人公の気持ちも少しは理解はできるけどもう少しやり方あるよねの連続
そのずれ方が面白いんだけれども
周りの人間が優しすぎて根本的な成長を迎えないまま終わってしまって果たしてこれでいいのだろうかとは思う
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青い車(2004年製作の映画)

3.7

この時代の考えられる姉妹役で最も素晴らしい2人なんじゃないか
やたら評価低いけど見てよかった
けどその時の精神状態やタイミングによってはこういうオフビートものは入ってこないのも分かる
海と車と花束に曽
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墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

5.0

開始5分でこれは好きなやつと確信
見終えてみれば映像、脚本から音楽や映画美術(セット、ロケ地、衣装、小道具)に至るまで映画を構成する要素が好みど真ん中で今年ベスト更新
寓話的な雰囲気もありながら資本主
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.5

テンポよく話が進みあっという間にEDを迎えるのでコース料理の前菜とスープを頂いて空腹なまま店を出たような物足りなさで良い意味でも悪い意味でももう少し見させてくれよというのが素直な印象
最もイカれたワイ
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

ラスト15分心臓バックバク
ジャンルはスリラーです
怒りをコントロールできない熊さんも理性を働かせようとする努力や葛藤は垣間見えたし凶行に及ぶ前に何か他に道はなかったのかと無音のエンドロールで考える

ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

2.8

怪怪怪怪物との温度差ね
ギャグも下ネタも手数が半端ない
そこが合わなかったから苦痛
なんかマイボスマイヒーローを見直したくなりました

PORNOSTAR ポルノスター(1998年製作の映画)

3.4

ヤクザはいらんのや
スケボーでこけまくる千原ジュニアいいね
今とは随分顔つきが違うというかまじのジャックナイフだ
見どころもあるが消化不良もいくつかある

サンダーロード(2018年製作の映画)

3.9

あらすじ読んだだけでもう面白い
不器用な男がやらかしまくる話好き
笑いより気まずさが勝るあのしんどい空気を狙って撮るのも難しそう
作中は残念おじさんだが監督、脚本、編集、音楽、主演の1人5役をこなす天
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鬼畜(1978年製作の映画)

3.9

鬼畜の中の鬼畜
「父ちゃんなんかじゃない」はどう考えても救いじゃなくて拒絶の方だよな
子役たちが心配になるほどきつい事されてるから裏ではちゃんと配慮されてたのか調べてみたら役作りのためにお梅さんは裏で
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.4

ジャイホーナイトにて
「この宣誓を法と心得よ」はどんな状況か分からんけどいつか使いたい
ヤシの木カタパルトアタック考えた人天才にして奇才
弓無双シーンの矢が放たれた瞬間必中という運命から逃れられない感
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.2

ジャイホーナイトにて
久々に見たけど面白すぎた
アツい演出の大喜利合戦
カーラケーヤ軍の生粋の悪者感笑えるけど好き
滝、森、湖畔、砂漠に雪山とゲームのようにステージがあって距離感もようわからん

クレオの夏休み(2023年製作の映画)

3.9

クレオほぼ雪見だいふく
母と娘の多重性
ラストの切り方絶妙
昔のジブリみたいなED曲

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

3.1

説明も何も無く何より展開が笑えるくらい唐突なためストーリーとかほぼ無い
ゴシックな美術や衣装が好きな人には堪らないかも
冷戦下のチェコスロヴァキアという抑圧された環境で制作されたからこそこの不思議で自
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グラディエーター エクステンデッド・エディション(2000年製作の映画)

4.1

彼こそローマの兵士
映像の迫力と重厚感凄い
最期放置されるホアキン可哀想
あの嫉妬心と承認欲求は現代に生まれてたら怪物インフルエンサーになっていたかもしれない
どちらもハンス・ジマーとはいえパイレーツ
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フェーンチャン ぼくの恋人(2003年製作の映画)

4.1

ウェス・アンダーソンと久石譲を掛け合わせたような(序盤だけ微かに)タイ産傑作ムービー
ジャックが自分の通ってた小学校にも確かに存在してて懐かしくて泣きそう
もう少し音楽がインスト多めならもっと好きだっ
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.9

ギャング同士の派手な銃撃戦は無くても2人の演技合戦だけで見れてしまう
最近のクマみたいなラッセル・クロウも好きだけど昔の爽やかイケメン時代もいいね
麻薬捜査官4分の3が有罪はやばい
取り分20%くだり
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

見終わってからじわじわと合間合間のシーンの解釈が進んでいき繋がっていく
写真みたいな美しいショットの連続
映写機を見せてもらった夜を思い出して微笑んでるシーンと馬の青年の強引な婚姻で親戚が集まってるカ
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暁闇(2018年製作の映画)

3.5

こんな中学生自分の周りにはいなかった
ホッチキスのシーンつらすぎる…からの地獄の相関図にはびっくり
建築映画のような側面もあってナイスショットがいくつかあった

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.6

クワイエットプレイスの外伝かと思えばロードオブザリングの外伝でもあった
劇中ほとんど「猫ちゃん偉いねぇ、良くできたねぇ」で脳内が埋め尽くされてた
アメリカンビッグピザ食べたい
全映画館にあの怪物配置し
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SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

4.0

個人的に大傑作という作品ではないけどこういうのでいいんだよという魅力に溢れていた
編集が可愛くて面白い
今後も小競り合いはあるだろうけど2人には幸せにやっていって欲しい

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.0

自傷ではなく他害を選択してしまう悲しい過程を見たとて同情は一切無かった
最後までオルガの正体が掴めないというか本人すらも分かってなさそうな印象
「サイコパスでも私には見識がある、いつか嘲笑と私の涙を償
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

誰かの不幸の上に誰かの幸せは成り立っている
幸せって他人との比較で実感しているという皆気付いているけど知らないフリしてる嫌なところを突いてくるテーマ
SNSで承認欲求を満たして自分の価値の尺度を図って
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依存魔(2019年製作の映画)

3.7

自分が統合失調症と分かっていない暴れん坊少女に恋してしまった少年の悲しきボーイミーツガール
森と川と光がまあ美しい
破滅へと向かっていく愛の逃避行なのは分かっているが目が離せません

破戒(2022年製作の映画)

3.4

日曜劇場のようなコテコテな善悪観にちょっと胃もたれは起こすが生徒達への最後の授業は流石に心打たれるものがある
竹中直人がド畜生

夜を越える旅(2021年製作の映画)

3.6

途中で展開を察してしまったけどそれでもなお面白かったしオチも良かった
祈祷師には期待しただけにがっかりした
焼きそばに玉ねぎって当たり前なの?

ルックバック(2024年製作の映画)

4.7

58分不要な描写のない結晶映画
漫画が傑作なんだからどうせ面白いだろという気持ちで臨んだらその上をいったというかいって下さった
創作物は次元をも越えるんですよね
京本登場からの雨の帰り道は至高の極みす
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.1

辛いけど同じ世界の現実の話
プライバシーを守るという以外にもアニメーションにしたことによる効果や意味がいくつもあった
なけなしの金をむしり取って難民を食い物にするロシアン警察達がほんとに酷すぎた
1番
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ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)

3.1

これが噂のトイストーリー5ですか
ベニーの動きが明らかに人の手によるものだと丸わかりなのが面白い
妬み嫉みはあっても打算などなくただ無邪気なのがベニーの良さなのかな
シンプルに嫌いなグロさだった

ライト・スリーパー(1991年製作の映画)

3.8

今のウィレム・デフォーも最高なんだけど若い時もかっこよ
やけに上裸シーンあるし
話が動くまでが長すぎたがタクシードライバーのトラヴィスのその後を見ているようだった

虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)

3.5

岩井俊二感強いのに市原隼人がラブコメ漫画主人公くらい鈍感野郎なのが笑えた
嘘まみれの相田翔子良かったな
家族ぐるみは怖すぎる

春画先生(2023年製作の映画)

3.5

これからも関わる事は無さそうな世界だけど色々と勉強になった
弓子さん役の人初めて見たけど可愛らしさと色気と品がバランスよくて魅力的だ
最近見てるこういう系に必ずといっていいほど柄本佑が出演されているが
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東京カウボーイ(2023年製作の映画)

4.1

会社に何の報告もせず東京カウボーイとして覚醒していく過程が面白い
休憩しないか(ビール)→まだ昼前だぜ→東京は夜だ→ならいいかのくだり好き
作中半分以上病院ベッドで寝てる國村隼と服屋のおじいちゃんが同
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

日本公開は夏となったが新たなクリスマスムービーの傑作が誕生した
学校パートも終始笑える上に終盤にかけてロードムービーとくればそりゃ好きですわ
時代設定が70年代というだけでなく当時の映画を今公開したよ
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