かめさんの映画レビュー・感想・評価

かめ

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Flow(2024年製作の映画)

4.0

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圧巻のアニメーション表現。
これを観てるとエサが取れなくてお腹が減るし、水中のシーンでは息が苦しくなる。
圧倒的没入感。臨場感。
物凄く出来の良いゲームを遊んだ後のような満足感があった。

結局増水の
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

3.9

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まさに決戦!という感じ。

九龍城砦を舞台としたド派手な殺陣は観ていてとても楽しいものだった。
また、4人の友情もアツい。
ジジイ達が強すぎる!ロン兄貴がかっこいい!

往年のカンフー映画のように、頭
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.8

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とにかくアリアナがハマり役すぎる!
グリンダが自信満々たる説得力がありすぎるし、最強に整った顔面で様子のおかしい言動を取るところが完全にツボだった。
歌も流石に、圧巻。

ミュージカル版をかなり昔に観
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

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菅原文太さんカッコいい〜…
序盤の少しすっとぼけた表情も、終盤の覚悟決まった表情も好き。

若杉の兄貴がケジメをつける為に神原を殺し、それをチクったのが山守というのもヘイトの向け方が上手いな〜と思った
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.7

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今まで見たタランティーノ作品の中で1番好きだったかも!
ジャンゴが最後までとにかくカッコいい。
どんな理不尽にも屈さず戦い抜く姿が最高だった。
西部劇(南部だが)の、バディものがやっぱり好きだなあと思
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

センスのいいラブコメってこんなに上品になるんだ…。
ちょっと変わった女の子アメリを中心に描かれる小さな町の登場人物達が個性豊かで面白い。

好きなもの・嫌いなものがキャラクターを作る上でいかに大事か分
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.0

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極音4kで鑑賞。

一見では全てを理解することはできないが、やはり押井守作品は「何か新しいものを見た」という感覚にさせてくれる。

中華と日本が混ざったようなアベコベ世界観がとても良かった。

sta
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Welcome Back(2024年製作の映画)

2.8

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前評判は高く期待して観に行ったが、正直に言うとあまり面白いとは思えなかった。


地面師のホスト役、吉村界人さんが主演で、超ハマり役。
頭が悪そうでチャラついており態度も横柄。
なのにどこか憎めないキ
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.1

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まず、「ナミビアの砂漠」とかいう疲れ切った日本に突如として流行った配信コンテンツを、ここまで主人公の虚無を表わす記号として使えるのすごいなと思った。

今っぽい要素やシーンの取り入れ方がとても自然でリ
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(2025年製作の映画)

4.0

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独居老人の丁寧ながらももの寂しい暮らしを追体験できる映画。

序盤は何気ない日常が描かれていくが、段々と夢と現実が混じり出し何が現実なのかよく分からなくなっていく。

個人的には自殺を結構した時に既に
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.2

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最高だった…。

初代ガンダムのSEから始まり、
開幕シャアが出て来てビックリしたのも束の間、ガンダムを盗み出し赤く染めて…

原作を最大限にリスペクトした上でifルートを自分なりに描いてしまおうとい
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室町無頼(2024年製作の映画)

3.7

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すごく真っ直ぐな時代劇を見た感。

落ち着いた役にも、ひとつまみユーモアを与えてくれる大泉洋の偉大さよ。

才蔵の強さはやや現実離れしているが、修行パートを長くやったお陰で納得はできるようになっている
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.0

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冗長的な割に展開が予想でき、驚くような事も起こらないので、映画としてはあまり面白くないように感じた。

扱うテーマが考えさせる内容ではあるが、
観客はタイトルとあらすじである程度自分の考えを作ってから
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(2023年製作の映画)

4.0

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武将の“首”を重要なモチーフとして描きながら、
最後の最後に首なんてどうでもいいんだよ!!で全部ひっくり返すのは、コント的で大変面白い。

ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

4.3

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凄く美しい映画だった。
静かで、大きく何かが起こるわけではないけれども、冗長的ではない。
ただ静かに過ぎていく時間と、ノルウェーの綺麗な風景を楽しめる映画。

社会への不信感とか、人生の単調さとか、ど
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ただただアニメーションの美麗さに感動。

原作を最小限の補完で完璧に再現した感じだった。
映画として泣けるかと言えばそうでもない。
京本への感情移入をする時間が短すぎるし、死も急すぎる。
でも短編映画
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.7

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予習不足だったけど、楽しかった!

ローガンの骨で相手を倒したり、
別世界線のグッドプールを何とも思わず盾にしたり、
そういう不謹慎でブラックな面白さとかっこいいアクション、メタ発言とデッドプールらし
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SALAAR/サラール(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハッタリ祭り。とにかく主人公が強い!
敵をバッタバッタ切り倒していく爽快感。
ただそれだけ。

部族混合の国、虐げられた一族、王の座を欲する友、正当な王位継承権、歪む友情、巻き込まれた娘の運命や如何に
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羅生門(1950年製作の映画)

3.8

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白黒の映像表現が凄い。
下手に色があるよりも鮮やかに見える。
そのせいか、不思議と古さを感じさせない。

話は自分のプライドを守るために少し話を盛ったり嘘をつくことってあるよね、の究極版。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後まもなく、特攻兵の生き残りを主人公に、ゴジラとの戦いを描く。

ちっぽけで臆病で、特別な力など何もない1人の人間が、飛行機に乗れるというだけで主人公に成る。
しかもそれは、恥知らずにも1人逃げて生
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

終始絵面がきつくてだめだった。
それが面白いのかもしれないが、肌に合わず。
キングスマンが好きなだけに残念。

主人公が小説家のおばさん、実は凄腕スパイ(記憶喪失)というのも感情移入しづらく……

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

まず、ほとんどの登場キャラクターが軍服で服装での違いがほぼ出せない中、「顔」だけで誰が誰だか分かるようになっているのが凄かった。
(特に尾形、二階堂、月島辺りは凄い)

軍服やアイヌ服も原作通りに再現
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

初め、ティム・バートンもどきのイロモノ映画かと思ったが、話が進むにつれどんどん惹き込まれてしまった。

身体は成人済み、心は幼児の女性・ベラが
その身体とのギャップに翻弄されながらも段々と精神性を確立
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

映像美よりも前に、まず子気味良いテンポが好き。
たぶん音を消しても成立するであろう、俳優の動きが織り成すリズムに、思わずクスッと笑ってしまう。

話もグランド・ブタベストという場所への郷愁に満ちていて
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

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タイムループ×ブラック広告代理店 という切り口が面白く、
ループを終わらせるためのシステムに“上申制度”を採用していたり、
上司にタイムループを指摘するのにプレゼン資料を作ったりなど、オフィスならでは
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.8

ワクワクさせてくれる映画。
憧れさせてくれる映画。
強い人間に認められるのは気持ちいい。

どんなに酷な目にあっても嫌味なく素直に居られるアンドレアの姿勢は見習いたいと思った。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マルチバースおばさんカンフーアクション映画。

パート1まではとにかくめちゃくちゃ面白かった!!

普通のおじさんがウェストポーチでカンフーアクションしだしたり、
「うんと変なことをすると強くなる」っ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

・セリフ回しが退屈。
レモンがトーマスの事しか喋らないせいでキャラが浅くなってしまっているし、引っ張りすぎて面白くない。

・キャラが多く出てきていちいち生い立ちを説明する割に、すぐ死んだりして全く話
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

良かった!
ナチを映画館で火炙りにするだけの映画。

ラムダ大佐が有能すぎて、敵キャラとしてこれ以上ない恐ろしさを醸し出している。

最終的にナチすらも裏切って巨万の富を手にするが、一生消えない“印”
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

サブプロットの穢れ神が龍の姿をしている事で、ハクの正体が川の神である事をしっかり裏付けていて良かった。
あれがあることで観客はハクが川であるなどというぶっ飛んだ設定を世界観として無理なく受け入れる事が
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