このレビューはネタバレを含みます
巧みなホラー演出が様々見られるなかでも、最も恐怖を感じるは『回路』も同様に「人の関節の異常」と「不自然な挙動」だということを認識した。本当にトラウマになる。
あえて言うと、これはジェンダー不平等が生み>>続きを読む
テイラー・スウィフトみたいに影響力あるアーティストのライブで、ライリーという少女が夢のようなファンサを受ける、そんな設定だけで、この物語自体がもうシャマランからシャマラーに向けた神ファンサなのか?とい>>続きを読む
昭和の幻影が残る伊東・熱海のリゾート特有の空気に満ちていて、いつか近い将来に現存の建物や雰囲気さえ失われてしまうのではないかと危惧する(勝手なお世話)令和においてはその1シーン1シーンが幸せな映画だっ>>続きを読む
スリラーとアクション、前後半でジャンル転換する両A面のような構成でどこに連れて行かれるか分からないぞくぞく感を味わいながらラスト、最近観た『ザ・ペンギン』のバットマンとの対峙を匂わせるラストと重なるD>>続きを読む
どなたかが『チャレンジャーズ』のレビューで言及されているのを見てそこから来ました(観ました)。
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アーサーは元からカリスマヴィランではなかった。
ジョーカーというアイコンの捉え方で前作に対して否定的とも取れるけれど、自分はジョーカーになれなかったジョーカー、または史上最も惨めなヴィランの話として真>>続きを読む
主人公が凍死体で見つかるというショッキングなシーンに始まり、その後死の数週前に遡り、その間交流があった数人の証言をもとにしながら彼女の足取りを辿る話。
序盤「彼女は海から来たようにも思える」と語りが>>続きを読む
何か起きそうな、に期待して未知の場所や接点を過信し過ぎたゆえの行き当たりばったりな言動は、二十代頃にはあった気がして分からなくもない。今思えば、ただ来た道を戻っただけで、実際本当に何も無かった。
何度か観ているはずの話の展開をパッと思い出せない、なのに断片的には強烈に脳裏へ焼きついている、そのトラウマシーンを海馬が忘れようと処理しているせいで記憶が欠けているのか、とさえ思っている。おかげで毎度>>続きを読む
実話を基にしたこの手のホラーはいくらでもある中で、意外にも真面目だった。見終わって読んだ記事によると事件内容、登場人物、犯人容姿などかなり忠実なようで、もはや二度目以降はエンタメとしては見られない
Vシネマ感も漂う前作と比べると小綺麗に収まってしまった印象の本作。ふらっと登場した西島秀俊がやけに存在感を放っていたのと、青木崇高はメインの役どころで黒沢清映画でぜひ観たい...と勝手に夢想。
この>>続きを読む
粗い、酷い。ファニーゲームと比較どころか並列にもできない。強いて言うなら石打ちのラストは笑った。親に対しての断罪なのかと察することもできなくはないけど、長すぎた前置きを振り返ってもスッキリしないどころ>>続きを読む
論理的整合性のない状況をだけをひたすらみせてくれた45分間というミニマルさが清い。社会という川が流れる底に沈んで溜まる澱みにフォーカスを充てて「恐怖」とは何かを考えさせられる。ホラーというよりノワール>>続きを読む