体をこするシーンがいい。垢や毛髪がヴィンセントの証。それを毎日毎日燃やす。体を生きてるのか心を生きてるのかわからなくなってくる。みんなどことなく謙虚でどことなく惨め。最後まで静か。
・もし現実に起きたらこの通りかもしれない。やっぱりライフゴーズオン。・マイケルの罵声のシーンが興味を引く。「思ってない」としたらどこから出てきたんだろう。「認識」は「いろんな人の声」でできているのかも>>続きを読む
原題はThe Counselorだけど、邦題が『悪の法則』で正直助かった部分が多い。状況説明のような会話やセリフはあんまりないけど、量は多いから、消化しきれない。英語で聞くとまた深いかもな。振り切れそ>>続きを読む
痛い(イタイ、ではない)愛し合い方。こういう風にしか愛せない、ていうのをぶつけ合うというか。マイケル・ダグラス、マット・デイモンの演技はものすごく気持ちいい。ロブ・ロウはかなりヤバイ。
⚫︎思考は何ものにも制限されない。例えば牢獄の中にいても自由だと感じられる人は考える術を磨いていて、その無限の広がりを体感できる人だろう。⚫︎考えることとは、事実をすくい上げ、考察し、自らの教養をもと>>続きを読む
登場人物全員が揃いも揃ってまったくどうしようもない、けど愛すべき人たちで、この映画を好きな人は変人(失礼)かもしれないが、きっと悪い人ではない。
庵野さんも煙草のシーンも気にならない、というかよかった。シベリアはやっぱり妙なものなのだな。
行け!走れ!泣け!そして、とことんこじらせたら…最終的に、おっどれ〜!! (森山未來LOVE)
最後に、歩き出してしばらくしてアルビーがふと真顔に戻る。その瞬間を想像するだけでハートが10倍ズキンとする。
予想以上の華美さにクラクラする。あの「神の目」ですらギャツビーを見ていなかった。ニックだけが、きちんと見ていた。
一瞬でいいからボンドとQの間に座らせて下さい。ダニエル・クレイグボンドに何も言うことはありません。
海のブルーとキアヌが眩しい。中学生の私を確実に捕らえた。以降下敷き(表)はキアヌが独占。(ちなみに裏はアンディ・ガルシア)
よくわからない何かに深く胃をえぐられる。逆にストーリーや映像に囚われると何かはついに見逃すことになる。最後まで耐えるんだ。その覚悟さえあれば、観る前に冷麺を食べてもよい。
記憶が5分間しか持たないという設定がエドゥアルド・ノリエガのエロさを二割減くらいにしていて、逆にそれにすごく好感を持った。しかし、エロいことには変わりない。欲求不満がメラメラと燃えることになる。この映>>続きを読む
この日、見たこともない世界に突入し、それからは毎日歌い踊って今に至る。
「ロマの生き方って何かね、好きなのよ」観終わった帰り道大叔母は言った。 例えば、「帰るべき土地を持たない」とは一体どういうことなんだろう。持つ者が経験しない(苦難の)歴史があったのち、それが彼らの喜>>続きを読む
ティム・バートンがどちらかというと好みじゃない理由をしばらく考えているのだけど。うまく答えが出せない。たぶんこれで泣いたからかな。
「彼といると自分が無敵に思えた」。恋の最大の魅力はこれだ。だから、転んでもケガしても病んでも悪さしても牢屋に入っても、やめることができないのであります。
サマーにイラつき、トムに同情しっぱなしである。でも、3回くらい観ると、2人がかわいくって仕方なくなる。ある日突然季節は変わる。夏が過ぎれば秋ですよ。 しかし、「ケイオス」 は君だったよ、サマー!
消えない傷や痣に愛着をもつのは、それらが記憶と同じで、知らぬ間に自分の一部になってしまったから。「私はこの人生を生きる」は「私はこの肌を生きる」とほぼ同じかもしれない。もし、私がこの肌を生きられなくな>>続きを読む
「『愛しています』にはニュアンスなどない。それは説明も、修正も、程度の差も、ためらいも一切を抹消する。この語は常に真実である。この語はその発語行為以外にいかなる指示対象も持っていない。「遂行文」的なの>>続きを読む