カリメロさんの映画レビュー・感想・評価

カリメロ

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

期待爆上げで観てしまったので、そこまででもなく。

荒唐無稽(コインランドリーのオーナーを務める草臥れた中国系中年女性が世界を救う)を大真面目にやる、みたいなとこと、ちょっと既視感。

主役のお二人も
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

実在する人物(アン王女はもちほんだけど)、史実に基づいた話なんですね、こんな争いが本当にあったかどうかはわからないけど、、この3人の女優の三角関係は見応えあったわー。
オリヴィア・コールマン(初めて観
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

アメリカでだって、“壁”を簡単に突破できた訳ではないんだな。

me too以前と以後で世の中は変わっていったし、たぶん、今までの考え方(こう思ってた、とか、普通こうでしょ、とか、、今もぐちゃぐちゃ言
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

イノベーションで起こり得るリスクを個人に負わせる、起こったことの責任を個人に負わせる、、今でもそれほど変わらない。あらためて反吐が出るな。

エンディングの金子さんのインタビューにはグッとくるよ。
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

才能ある女性が権力を持って、奢って、落ちて、、ちょっと嫌な終わり方するよくあるやつ?と思ったけど、、
解説読んでみて思い返すと、リディアや他の役含めて人物像の作り方もとか、それを持っての行動とか、、ラ
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

4.1

2024年になって、この映画を初めて観るとは、、

正体が見えず気配や音で煽る恐怖とか、何かの共通するビジョンの引き寄せとか、宇宙人との交信の仕方とか、、最近のSFものまで、この映画の影響受けまくりな
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

フランシス・マクドーマンドがこういうの演じると完璧すぎるんだよねー。

題材もストーリーもエンディングも完璧で想像通りで、美しささえ感じて、、現実は(現実の高齢労働者の人たちは)もう少しきれいじゃない
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

主人公の俳優は、個人的に喋り声が苦手だから、今回の話は結構すっと入ってきて良かった。目の力もいいし、こういう役は合ってる。

あと、三浦友和と仙道敦子の夫婦は完璧やね。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.9

サリンジャーについては多くを知らなかったから、観て良かった。

「僕がホールデンだ、どうして僕のすべてを知ってるのか。」

読者にそう思わせる小説があるんだっていうことは、サリンジャーとその影響を多く
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.7

ミーガンダンスが見たくて観た。
ミーガンダンス以外はなにもなかったな。
以上。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

これがいつものウェス・アンダーソン映画。

どうでもいいようなクリストフ・ヴァルツお喋りのシーンが何気にいちばん好きかも。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

『バグダッド・カフェ』と『マーズ・アタック』の要素が入ってるように思えて、、いつものウェス・アンダーソン映画のようで、なんか、そうではなかったな。

レア・セドゥ的な要素がなかったからかな。
(なんの
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.7

アキ・カウリスマキはなぜ、あの歳のころから、中年の男女の恋愛を、しかもコメディで描こうとしたんだろう。
初めてこの監督の映画を観た30年近く前もたぶん同じように不思議な気持ちで観ていたな。

それにし
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

原作が映像を思い浮かばせる作品だから、少し、大事と思う部分が違うなー、と。

あみ子役の子はすごい良くてある意味「あみ子」そのままだったけど、原作のあみ子は、それぞれ読み手にとってのあみ子を作るから、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

客観的ではない映画(作品)は、苦手な部類のものが多くて、、

感想は、せーの、
「なんやよーわからんかったな!」

別れる決心(2022年製作の映画)

4.6

刑事と被疑者の恋愛、断崖絶壁、荒れ狂う海、これは、まさに、高級版火サス!

凝ったやりすぎなカットも、今回のストーリーにはピッタリ、めちゃくちゃ面白いー!

(「オールド・ボーイ」のB級感は苦手だけど
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

勝手にジュリアの気持ちで観ました。

(トムとはやむを得ず離れ離れ、
トムは世界を守るために戦ってるってな妄想)

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

イルサのキャラがめちゃくちゃ好きなので、その点では残念なんだけど、、

敵も味方もすべての女性キャラに(女性だけでなく男性もだな)紳士なイーサンが、、トム・クルーズそのままだよ

怪物(2023年製作の映画)

4.3

感想書きにくいね。
噛み砕こうと思って上手くいかない。

坂本裕二の脚本のイメージは、演じる人にだいたいすべてを語らせる。

是枝監督の映画は、すべてを語らせずに大事なことだけ、この人に、と決めて語ら
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

「息抜きにならないんだよ…頭入らないんだよ…パズドラしかやる気しないの…」

これさ、今さ、この車両に乗ってる疲れたサラリーマン全員振り向くよね、って台詞。

それまで、全然遠い世界のこと描いてたのに
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.4

機内で観た記録。

主人公の成長って話はいいのに、なんで美女と野獣とあんな風に絡めるんだろう…

犬王(2021年製作の映画)

2.7

ストーリーは凄く良くて、キャラクターも良くて、女王蜂の歌も良くて、、

なのに、映画はあまり良くなかった。

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.2

MTVアワードのBest Kiss賞でのライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスのキスシーンを先に何度も見てて、本編はどんなもんやと思ってようやく観た。

欧米の一夏の…的なものは本当に絵になる
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.7

長澤まさみ含め、キャストめちゃくちゃ上手いし、名作だと思う。

けどな、救いがないんだよね。

「それでも母親が好き」と言う息子、血っていうものは、時折、とても哀しい。

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

primeでお勧めされて、ひさびさに観たシュヴァンクマイエル。
ただただカオスだっけ?って記憶で観たら、全然違った。

キャラクター設定もストーリーもそこら辺の映画よりよっぽどしっかりしてて、普通に(
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『別れる決心』観る前の予習として。

カットをいろいろ試してる感じだけど、あまり馴染めなかった。
当時ではなく、今観たからかな。

エディプス・コンプレックス(?エレクトラの方?)的な要素はただでさえ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.1

左右対称の画角とか、ロケーションとか、映像がとにかく美しい。

話的には、不穏な空気しかないし、ハッピーエンドにはなり得ないだろうとは思ってたけど…

アダが”何か”を観た後に、自分の姿を鏡で見る表情
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

双葉の、強く愛おしく、母性溢れるキャラクターとさ、宮沢りえの演技がドンピシャ。
ここまで合ってるのはなかなかない、ってくらい。オダギリジョーとか他の出演者もピッタリ。
ロードムービー的な要素もすごいい
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怒り(2016年製作の映画)

3.7

なかなか信じることが出来ないけど、失敗しながらも、本当に人を信じることを見つけるか、
もしくは、
容易く信じて、裏切られるか。

そういう、人を信じることの難しさを対比しながら描いてたのかな。

どう
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RRR(2022年製作の映画)

3.6

主人公2人が、橋上の列車事故でスーパーアクロバティックに手を繋ぐシーンと、ナートゥのダンスシーンがクライマックス。

後はいろいろむちゃくやすぎる!

ナートゥ、ナットゥナットゥ…♪

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.7

やっと観れた。

236分、集中するのは映画館でないと難しいね。
時代背景や風俗習慣とか、、の知識が乏しいものに、なんとか食らい付きながら、でも、思春期の切なさやもどかしさはどの時代のどの場所でも共通
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

信頼と実績のトム・クルーズ
この世でいちばん裏切らない人。
観たいものを(観たいトムを)すべて観せてくれる映画。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

濱口監督は好きなんだけど、村上春樹からは"遠く離れて"きて、どちらかというと苦手になったので、ものすごく素晴らしいところと、受け入れられないものと同居した作品でした。

具体的には高槻の車でのシーン。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

妙齢の女とゲイのための映画こと、ダニエル版『007』がついに終わってしまった。。

しかし、、
キャリーフクナガ魅せ方足りんよ!
エロピッタリスーツもっと着せて!
親父の顔のボンドなんて要らんよ!

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

久々に堪能できる骨太映画。
ですが、評価が分かれてるのをチラチラ見ます。

原田眞人監督の批評が批判されてたり…
個人的には原田監督の批評に1票。
(あくまでも演出に対しての批評ですから…)
理由は、
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