重厚なサスペンスの雰囲気のわりに、見終わってみればあれ?なんか大したことなかったような?
役者がいいだけに勿体無い。
果たし合いまでの時間経過が感じられない。もうちょっと鍛錬積むもんじゃないの??
武士の一分って言葉が何回か出てくるせいで、あんまり重みがなくなってる。
2人の距離感、刀を振るうことがなくなった侍の思い、主君への忠義、全ての機微を表現する役者の力がすばらしかった。
ラストの2人の死闘も圧巻。
分かりやすく泣かせてくる。でも泣いちゃったよ、ちくしょう。
全員が難あり設定過ぎてズルい。うーん。
世界観や映像美は優れてるのに、ストーリーだけがパッとしない。
なんかどんでん返しありそうな雰囲気なのに、そのままフラットに終わっちゃって予想通りすぎて。
世界観がしっかりしてるような、ボヤッとしてるようなフワフワしてるような、真っ暗なような、でもクセになる。
物凄くファンタジーなのに、描き込まれた世界がミスマッチなのがそうさせるんだろうなぁ。