KatsutoshiHondaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KatsutoshiHonda

KatsutoshiHonda

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山の焚火(1985年製作の映画)

3.0

聾唖の青年の感情が変化するとき、必ず近くに振動という現象がある、例えば理由もなく姉のラジオを破壊し、思うように動かない芝刈機を崖から落とし、雷に恐怖する、

歌を歌う姉の喉に触れるシーンは、観客に、青
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

3.0

日本配給のHPは「もつれた糸」やその糸が「ほどける」イメージが多用されている。人々の「もつれ」と「ほどけ」をどのように絵で表現したかを見ていくと、おもしろい映画になる。

登場人物たちが空間でしきりに
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サラブレッド(2017年製作の映画)

4.0

感情を持つ人々は別の世界へ行き、現実の世界は、馬が走り回っている。彼女は馬に近い。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

1.0

主人公に共振しさえすれば、または彼女のファンであれば、肯定的に評価されることが予想される。

わたしにとっては1800円払って観る娯楽ではなかった。

感想を問われたらば、オーケストラが響きわたる歌唱
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イメージの本(2018年製作の映画)

3.0

語りについて考える、語り手が見えてくることはない、

映像について考える、異なる映像を張り合わせ、わずかに連続性を保つ、意味による連続性、意味ではなく、余韻、左から右に並べられたイメージではなく(それ
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

映画を撮るfanに満ちていた。作品を製作した人々に敬意を表したい。

タイムリープがジャンルになりつつあることを感じた。しかし彼女は自転車にのるべきだし、防弾チョッキも身に付けるべきだ。

運び屋(2018年製作の映画)

3.0

おじいちゃんが主人公の映画、たくさんのじいさんに観てほしい。

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.0

誰の視点でもない物語は、私に、家族のプライバシーを侵しているように錯覚させた。

複数の人間が一家族の問題を鑑賞しているという「劇場」というシチュエーションが(フィクションであれ)相互監視的な社会の縮
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BAD FILM(2012年製作の映画)

3.0

1990年代、高円寺における地元民と中華圏移民との抗争の記録。抗争はしだいにナショナリズム的対立から、ノンケとホモ、レズ、バイらなどによるジェンダー抗争となる。愛の敗北が描かれているが、バッドエンドと>>続きを読む

ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.0

テレポーテーションの技術が一般的になったはるか未来の話。そのような環境のなか唯一、人類だけが、テレポーテーションを使わず、何十年もかけて郵便で他者に物を送り届けている。その郵便業務を行うロボット「スズ>>続きを読む

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.0

監督自ら園映画のB面と発言しているトーキョートライブはとにかく無意味な映画です。ラップのリリックで愛や平和や悪を語りますが、そのどれもが本当に心に響きません。トライブたちの抗争も全く意味がありません>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.0

TVCMで微妙に話題になっている(たぶん)と思われる『渇き。』を観賞してきました。中島なんとかさんの話題作『告白』では、大人と子供の関係が大きなテーマとして存在していました。というか私はその部分が特に>>続きを読む