KazuyaNaganumaさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

KazuyaNaganuma

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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.0

暑さと汗の匂い。愛嬌のある貪欲病のおじさん。ある時代のある場所で、人種を超えた不思議な出会いと別れ。
宇宙船がシリンダー状で、ロシア構成主義(=近代)の造形を彷彿とさせる。しかし、蓋を開けてみると伽藍
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

オープンエンド。共通点がないと愛せないということが、よくわからない。僕はそのために、アンダルシアの犬はできない。きっと、彼も。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.5

おじさんは、父にはなれないし、なってはいけないんだな。おじさんとしてこうありたいと思った。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.5

うだつがあがらない男がダメだなんて、誰が言ったんだろう。カッコいい。

THX-1138(1971年製作の映画)

4.0

ただただ消費する事が目的となる。手段が目的化するということ。番号で管理され、仕事を割り与えられ……。これは、枠の中での自由になるのだろうが、心は自由ではない。
して、人はどんな自由を求めるのだろう。

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.5

アーキグラムのような近未来的表現で、未来のディストピアを描く。007の汗(セクシー成分)で、人間は生を……性を取り戻す。この未来のモラルや社会風俗は、超面白い。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

冬から始まり、冬で終わる。春から夏、空は黄昏。秋になり、空はすでに暮れていて、真っ暗な空に。現実の問題が話の中心に。これは、とんだ黄昏映画じゃないか。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

彼女をつくるためにバンドを始める弟。
兄さんは弟をロンドンへ送り出し、車という狭い箱の中で、涙を浮かべている。兄さんは大人になってしまったのだろう。
今の僕は、兄さんに感情移入してしまった。