M9isaさんの映画レビュー・感想・評価

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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

3.5

【自分なんか捨ててしまえ】

あらすじの通り、東京から田舎へ越してきた若者と村人のお金と生き方をメインに展開する。

松田龍平のヌケ感は舟を編むの馬締役からすごく好きなのだが、これまたヌケ感にチャーミ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.5

貧困層の生活がすごく現実的な描写で、
このループにどうハマっていくのか
ここまで悪化する前にどうすれば家族全員の想いがもっとうまく生活に響くんだろうと考える。

最後、散歩してきなと言われた母が結局家
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イブラヒムおじさんとコーランの花たち(2003年製作の映画)

3.6

父親が突然蒸発して困った少年が、近所のおっさんと交流を深め…みたいなあらすじからは想像つかないほど考えさられる。

タイトルにコーランとある通り、コーランの引用がとても多い。
でも
引用なのに、引用じ
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DEAR WENDY ディア・ウェンディ(2005年製作の映画)

4.0

リトル・ダンサーのジェイミー・ベル主演。相変わらずの発音が映画のサブカル感を際立たせてる。

生活範囲は街のワンブロックで済んじゃうような世界で、メインストリートを歩けないような生きづらさを抱えた人た
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

驚くほどワンシーンずつ絵が綺麗。美術さんのドキュメンタリー欲しくなる。どんなプロセスを経てあの美術に辿り着いたのだろう。

ストーリーは、リリーの仕草が、目が、背中が、そこに抑えてた気持ちが少しずつ現
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.0

音がもの凄く綺麗、
主人公が天才的アドリブをするシーン、何度も観た。
離れ離れになった恋人、お互いを知らない親子が時を経て家族になる伏線も感動する。

1番は主人公の演奏シーン。
眼が真っ直ぐすぎて…
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バトル・オブ・シリコンバレー(1999年製作の映画)

3.5

1回目観た時は全然頭に入らなくて
つまらない映画だなーと思ったのに

2回目はおもろかった…なぜだ。

生活の一部になっている
MicrosoftとAppleの創始者を比較して同時に観れる。
リーダー
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雪に願うこと(2005年製作の映画)

3.0

伊勢谷友介がメインでどんな演技するのだろうと思い。

派手でも感動ストーリーでもないけど
確実に自分の惰性と向き合う展開が在った。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

5.0

もう15回くらい観た。
何度観ても冒頭が上手いの、天才。
何度でも観れる。

ザッカバークの目線と
全体的に色味が抑え目なのところが
もの凄く世界観捉えていて、はぁ大好き。

この夏にもう1回くらい、
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お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)

3.0

ビジネス誌の編集の人、
ジェーン・オースティンの読書会の人かなぁ違ったかなぁ。
なんかもう記憶にない。楽しかったよう

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.0

居残り教室で踊る黒人生徒のシーンが好き。
こういう昔のダンスって本当にカッコいい。

他者への先入観、
体型・人種・文化・コミュニティ内のヒエラルキー。
結構深刻な課題だけどポップに露出するのも
課題
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

人種、家族、個人の課題、
色んな「異質」は当たり前に存在してる。

主人公か抱えてるものが
誰かと違って取り分け異質なワケじゃない。
そう感じられる1本。

監督のコメントまで読むのがオススメ。
なぜ
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

2.8

ピンクとグレー
このタイトル上手いな、と思った。

全体的に鬱々とした要素がずっと途切れずあって、生々しさもあって、振り切れない感じはまさにピンクとグレー。

新宿スワン(2015年製作の映画)

3.5

縁の無い世界だから
リアリティがあるのか無いのか検討もつかないけれど、リアルだなぁと感じる。

それはきっと、
組織の政治に頭回す人間と
政治に使われるプレイヤーの構造が色濃かったから。

あとはなん
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明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

3.0

ただただ展開を楽しめば最後まで辿り着ける。
朝イチで観て、楽しめる映画だった。
落語の様な展開。

まだ観てない方は

ムロツヨシのA-studio観てから明烏を観る、
この流れでゆきましょう。
コメ
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.0

①吉田羊のキレ方が楽しい。

②なぜポイズンベリーだったんだろう。
そこ解りたい!

③真木よう子の社交辞令顏が秀逸
あれ出来るようになりたい…

④古川雄輝のシャツが常に左にヨレてるの
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トイレット(2010年製作の映画)

3.2

家族の形をナナメから教えてくれる

ドラマチックではなく
淡々とドマラがある。イイね好き。

母親の死で集まった3兄弟と祖母。
祖母は日本語しか話せず、兄弟は意思疎通に困る。
祖母と何とかやりとりを…
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

「コミュニケーションに難有り」

なのに営業職に就いている馬締くんが
辞書編集部に異動し凄まじい大仕事を成し遂げる。

話はもちろん面白くて
面白さの種類でいうと落語を観ているような。
知的で愛があっ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

高校生の青春映画と侮ってはいけない。

過去と、今の自分と、今の環境と、
どう向き合っていくのか。
向き合うよりも、付き合う、という方が
合ってるかもなぁ。

実際に課題を抱えた人生はこれくらいの温度
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チョコリエッタ(2014年製作の映画)

4.0

先輩なんか嫌い。

何回聴くだろう、このセリフ。

夏休み、旅をしながら映画を撮って
自分の内側に向き合ったり向き合わなかったりする話。

「◎◎なんか嫌い」
この言葉でまとめられる
ありとあらゆる感
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.5

百万円と苦虫女を彷彿とさせる。
久しぶりに見つけた、疲れた時にボーっと観たい1本。

店長としのちゃん。
どうしようもない2人の
どうしようもないトラブルと

しょーもない嘘とか
しょーもないケンカと
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.0

亡き息子の霊に
すがるような想いで語る母の姿が
人間らしくて切なかった。

日本語と所作が美しいなと思いました

風に立つライオン(2015年製作の映画)

4.0

とにかくアフリカの太陽の美しさに全てを持っていかれる。

紛争地域で治療にあたるも、
兵士たちは回復するとまた戦闘に出ると言う。

そこに、現実がある。
どんなに施設や制度があっても
望まれた育ち方が
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at Home アットホーム(2015年製作の映画)

3.5

俺たち、全部父さんが盗んでくれたんだろ。

的なセリフが印象的。
5人家族として暮らす登場人物は
それぞれに家族がいて
それぞれに生きづらく
それぞれが家族を捨てて、
新しい5人家族としてスタートを切
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

森川葵の映画を観たくて。

チョコリエッタのキャラクターと違いすぎてこの人ホント天才かと思った。

世界観も主題も、心得て観ると染まれる。

おんなのこきらい、
だけどおとこはずるい

月曜日にぴった
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イン・ディス・ワールド(2002年製作の映画)

4.0

これが現実か。
観るには体力が必要だ。

難民の過酷な亡命の旅をフィクションで。
フィクションではあるものの、
出演してる人物は役者じゃなくすべてが現実のその場にいる人。

難民キャンプで出会った2人
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アルフィー(2004年製作の映画)

3.5


『どんな美人にも彼女に飽きた男がいることを忘れるな。』


映画の構成が面白くて
街も綺麗。

家でぐうたらしながらではなく
お気に入りの飲み物とクッキー程度を用意して
ゆったりと観るほうが良い。
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

-

「誰かの、どこかの問題」 が
「隣の、わたしたちの話題」になってくる。

気付いたらトビーにもスタンリーにも愛着が。
性転換をした父と息子のストーリー。

これはなんだかいい映画だ。
よかった。よかっ
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扉をたたく人(2007年製作の映画)

4.0


難しくしているのはいつも大人だ。


大学教授と移民の青年。
音楽を通して立場やバックグラウンドが全く違う2人が心を通わせていく。
教授の変化。
ジャンベの演奏に加わる教授の勇気を振り絞る場面。
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.5

【全てからドロップアウトしたいときに。】

大自然の美しさと人間が生きる事の泥臭さと。

生きるために猟をしたが、
結局殺しただけになってしまったシーン。
強烈に何かを訴えてくる。

人間の存在の小さ
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16歳の合衆国(2002年製作の映画)

4.0

『愛はどこから生まれる?愛って何?
-愛は舌から生まれる。愛は言葉の事だ。』

この台詞が心底好きだ。
この言葉を言う主人公が心底好きだ。


広告や帯には「恋人の弟である知的障害をもつ少年を殺した少
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